高知県でお勧めの観光名所を厳選
2024年08月24日(土)/高知
周囲を海に囲まれ、様々な絶景スポットがある四国。高知県は四国の南側にあり、太平洋に面しています。そんな高知県を観光するときには一度は見たい絶景夜景スポット、景勝地、名勝、展望台等を厳選いたしました。日本最後の清流・四万十川、太平洋、四国カルストなどの川、海、山のダイナミックな絶景を是非皆様にお楽しみいたければ幸いです。
Contents
五台山公園(ごだいさんこうえん)
出典:じゃらんnet
最初にご紹介するのが、高知県を代表するデートスポット。夜景スポットとして人気を博しております。特に、公園の敷地内にある展望台では山から突き出したスリルある展望台として知られ、約180度の視界のパノラマ夜景を楽しめるでしょう。高知市内をはしる河、市街地、山々が織りなす風光明媚な30万人都市高知のパノラマ夜景の眺めは非常に美しく、楽しめること間違い無し。高知駅の南東3.5kmほどに位置するため、市街地から15分とアクセスも抜群。標高が146mしかないため、たかが146mの夜景と侮ってはなりません。
五台山公園の次にご紹介するのが、龍河洞スカイライン。五台山公園の展望台とは対照的に最も高い場所から夜景を楽しむことができる名所です。
龍河洞スカイライン
出典:アウトバックで行く日本の旅
龍河洞スカイラインは展望台はないものの、道路わきの停車スペースから南国市を中心とした夜景を観賞できます。龍河洞と高知方面の野市町を結ぶ無料のスカイラインを登っていくと、徐々に見れる南国市の夜景が見えてきます。停車スペースから見られない場合は、タイトなヘアピンカーブであるため、交通事故にはくれぐれも注意して走行してくださいね。
桂浜(かつらはま)
出典:高知県観光コンベンション協会
坂本龍馬の銅像がある場所としても知名度が高いのではないでしょうか。ここ桂浜は高知県高知市浦戸に位置し太平洋に臨む海岸で、龍頭岬と龍王岬の間に弓状に広がる砂浜のことを指します。言わずもがな高知を代表する景勝地です。「よさこい節」にも“月の名所は桂浜……”と言われているように、古来より月の名所としても有名です。
出典:Biglobe
また、高知県の象徴ともいえる坂本龍馬はこの桂浜の東端、龍頭岬に立ってます。是非行ってみてくださいね。
高知城
この高知市の起源は、戦国時代に関ヶ原の闘いの後、徳川家から所領として土佐藩を賜った山内一豊公が掛川藩から移住する際に、高知城を築城したことにあります。この高知城は戦災にも合わず、江戸時代の姿がそのままに残されており、重要文化財に指定されています。
高知城は江戸時代の姿をそのままに残しており、重要文化財に指定されています。その入り口は追手筋と呼ばれる通りに面した城門、追手門です。巨大な木造の門がそびえ、周囲の塀には攻め寄せた敵を迎え撃つための穴が設けられています。この穴、銃眼と呼んで差し支えない鉄砲用の丸いものと、弓矢で狙うための縦に長いものの2種類あるのが興味深いところです。
この門を抜けて、城の天守閣に向けて石段が続いていますが、この石段が絶妙に登りづらい。何故かというと、当時の人間工学に基づいて石段がヒトの歩幅に会わないように設計されており、故意に登りづらい階段にされているからです。
石段を登って、途中の踊り場のようなテラスに着くよそこは石垣に囲まれ、石垣の上にある塀には追手門にあったのと同じ、鉄砲用と弓矢用の穴が無数に設けられています。階段の踊り場は攻め寄せた敵を包囲してせん滅するための場所だったのですね。
天守閣に至るまでには、現在は失われた三の丸の跡もありますが、そこには桜が植えられ、現在はお花見の名所。高知地方気象台が桜の開花を宣言するソメイヨシノの標本木もこの三の丸にあり、石段を登り詰めると天守閣を目前にした広場に着きます。
出典:GoTrip!
ここでお勧めなのが、露天で売られている「アイスクリン」ソフトクリームのようなコーンで売られていますが、アイスクリームではなくシャーベットを思わせるさわやかな味です。階段」を登って汗ばんだ時に丁度良い味です。最後に城内の展示品を見ながら、身の危険を感じるような急な階段を登り詰めると、天守閣に到着。
かつて土佐24万石の藩主が見下ろしたのと同じ場所に立って、眼下の町を見下ろすことができます。市街地を眺めながら、戦国時代や江戸時代に思いを馳せるのはいかがですか。
ひろめ市場
出典:高知広告センタ
ひろめ市場は1998年に高知市の中心部、帯屋町2丁目に作られた飲食店街です。その形態は屋台村に近いと言っていいでしょう。出店しているテナントは割烹もあれば、ラーメン専門店、から揚げ屋さん、手羽先専門店やギョーザ専門店と盛りだくさんです。
飲食店だけでなく、青果店、鮮魚店、酒屋、お菓子屋さんと様々な業種があるのが特徴で、ここに来れば高知の名物を全部食べたような気分になることは請け合いです。現在では県外からの観光客がまず訪れる、外すことのできない観光スポットとなっており、正面入り口の招き猫をモチーフにした大きな看板が目印です。
カツオのたたきを提供しているお店はひろめ市場内に沢山ありますが、その日仕入れたかつお状態をわざわざ「ちょっと油の乗りが悪い」等壁に張り出し、生の鰹がなくて冷凍を使った場合は値段を下げるというおみせもあるそうです。
また、高知市では有名な、屋台がルーツの餃子店も出店しており、ここに来れば一日過ごせると言う人もいるほど。それぞれのテナントは店内で飲食できる席もありますが、中央部には共有スペースのお城下広場が設けられ、いろいろな店から持ち寄った食べ物を並べつつ、ジョッキを傾ける人たちでごった返しています。このひろめ市場、観光客のための施設かと思いきや、地元の高知市民のいこいの場ともなっており、昼間から飲食を楽しむ地元の人の姿を見られることからも、「食」の質の高さがうかがえると思います。
世界の路面電車が集結する電車通り
出典:PHOTOHITO
高知市の市街地の真ん中を東西に横切る通称「電車通り」と高知駅から高知港まで南北に貫く「桟橋通り」では、最近では珍しくなった路面電車を見ることができます。この路面電車は市内の均一料金区間は200円で乗ることができ、西に向かうと、いの町いの駅、東は南国市後免駅まで伸びています。とさでん交通の通常タイプの路面電車の乗ってみると、その床は古風なウッドデッキスタイル。車内のつり革や、後者を知らせるボタンの仕様等を見ても昭和レトロを思わせる作りです。
出典:とさでん交通株式会社
運行しているのは地元企業の「とさでん交通」。走っている電車の多くは昭和の時代から走り続けているレトロな電車で、味わいのあるフォルムをしています。このとさでん交通の通常タイプの路面電車に乗ると、その床は古風なウッドデッキスタイル。車内のつり革や、降車を知らせるボタンの仕様等を見ても昭和レトロを思わせる作りです。運行している「とさでん交通」は地元の企業です。走っている電車の多くは唱和の時代から走り続けているレトロな電車で、味わいのあるフォルムをしています。
出典:日本民営鉄道協会
この、とさでん交通は電車の維持管理に独自のノウハウを持っており、その技術力を生かして自社製の電車だけでなく、日本各地を走っていた路面電車や海外の都市を走っていた電車を改修して、同社の運動ダイヤに組み込んで走らせるというユニークな取り組みを行っています。
ノルウエーの首都オスロの市電や、ポルトガルの首都リスボンの市電、そしてオーストリアのグラーツ市の市電等のヨーロッパから運ばれてきた珍しい路面電車が高知の地で第2の人生を送っているわけです。
今では自動車と同じ路面を電車が走っているだけでも珍しい光景ですが、その中に多種多様な路面電車が入り乱れて運行しているというとさでん交通の路面電車は一見の価値があります。
大橋通商店街
大橋通商店街は高知の台所と呼ばれる商店街です。そこには、蒲鉾店やお餅屋さん、鮮魚店、塩干物点、青果店と言った古くから営業している店が立ち並び、地方色豊かな品物を買い求めることができます。
天ぷら
その一つが蒲鉾店で販売している「天ぷら」。一般の天ぷらというと、魚介類や野菜に衣をつけて揚げたものと思いますが、ここでいう「てんぷら」は魚のすり身を成型して揚げたものです。近海で取れたイワシなどを中心とするすり身を揚げたものですが、意外にやわらかくて食べ応えがあります。本筋の蒲鉾と共に買求めて損がない逸品です。
くじら製品
また、かつて伝統的な漁法で捕鯨を行っていた土地柄でもあり、クジラベーコンや、クジラのさえずり等のクジラ製品を買い求めることができます。
カツオのたたき
そして、鮮魚店の主役は何と言ってもカツオのたたき。調理済みの状態で販売しているカツオのたたきもお勧めです。また、最近増えているのがから揚げ店や焼き鳥店、専門業者の強みでおいしいから揚げや、焼き鳥を提供してくれます。土佐の特色豊かな食べ物がそろった大橋通商店街は、外せないスポットです。
土佐の日曜市
出典:www.m-ys.co.jp
高知市で日曜日に開催される日曜市は周辺の出店者が新鮮な野菜等を並べる露天市です。その歴史は300年を超えると言われます。日曜市は高知市の中心部にある追手筋という通りで、1kmにわたって出店されており、400以上の店が並ぶ規模の大きなものです。
日曜市の一日の集客数は1万5千人と言われ、陸奥龍雅多いだけに良い品物も集まる露天市です。南国特有の陽気な人たちが集う市は、どこか東南アジアのマーケットを思わせる賑わいがあります。
四国カルスト
出典:ぐるたび
山口県の秋吉台、福岡県の平尾台に並ぶ日本三大カルストのひとつである四国カルスト。愛媛県と高知県の間にあり、標高は約1,400m、東西の幅は約25kmです。大野ヶ原、姫鶴平(めづるだいら)、五段高原、天狗高原と約25kmに渡ってカルスト高原が連なり、その美しい光景は、たくさんの観光客を魅了します。姫鶴平(めづるだいら)は代表的な四国カルスト中央部の丘陵地であり牧草地。一方で、天狗高原あたりは、シラカバやアカマツの自然林が生い茂り、カルスト地形とは一変違った光景。ケヤキ平あたりは、齢約200年から600年のケヤキやトチノキの巨木を観察できる森林浴スポット。
四国カルスト
愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷
室戸岬
出典:じゃらんne
高知県には、室戸岬という場所があります。地図で見ると、右側にある逆三角形のような形になっているところの先端です。
日本の渚百選に数えられている、高知を代表する名勝で世界ジオパークにも認定されております。なぜ、世界ジオパークに認定されているのでしょうか。その答えとしては、人工物ではなく、自然にこの地形が形成されたことにあります。大地の隆起と海水準の変動により太平洋に鋭角に突出した海岸段丘と無数の奇岩,岩礁が形成されております。その独自の形成過程のせいか、断崖には亜熱帯植物も自生しており、是非一度は訪れてみたい名所といえるでしょう。
ここには灯台があったり、崖があったりするのですが、面白いことに七不思議というものも存在いたします。
地獄の穴
出典:ムシマルの
たとえば「地獄の穴」。これは地面に穴が開いていて、お金を入れられるようになっているのですが、何でも入れたお金は地獄へ通じており、お金を入れた分先祖の供養につながるのだとか。筆者も実際にお金を突っ込んで見ましたが、しばらく落ちていったあとに、お金はすぐに止まってしまいました。それほど深くなかったよう。賽銭箱みたいなもんだったのでしょうか?
大師の爪書き石
出典:土佐清水市
大師の爪書き石というのも。これは昔ここを訪れられたお坊様が、ここにあった大岩に「南無阿弥陀仏」と書いていかれたものだそうなのですが、何と爪で岩を掘って「南無阿弥陀仏」と書いたそうなのです。指の力半端内ですね・・・。で、筆者もそのお坊様の引っかきあとを見に行ったわけですが、これが困ったことにどこに書いてあるのか全く分からないのです。何せ何百年も昔の方が書いた引っかき後なので、雨風で削れていたり、岩にコケが生えていたりして全くあとがわからない状況です。これではどうしようもないですね。
笹も生えているのですが、ここの笹は「笹根」と呼ばれており、ひざ以上は高くなりはしないんだそう。何ででしょうね。呪いか何かでもあるのでしょうか。多分地盤の地下に岩盤があるんだろうと思いますが。
四万十川
出典:ウィキペディア
高知県の西部を流れる渡川水系の本川で、一級河川 。全長196kmで四国第一位の大河である四万十川。日本最後の清流として知られ、鮎、ボラ、チヌ、スズキ等が生息しているほか、火振り漁や柴づけ漁など現在でも伝統的な漁が行われおります。四万十川観光遊覧船や、カヌーなど美しい四万十川だからこそより楽しめるアクティビティーになり得るかもしれません。
モネの庭マルモッタン
出典:ぐるたび
最近流行のフォトジェニックな庭こそがここモネの庭モンモッタン。当然皆さんご存知のモネの半生を過ごした、フランス・ジヴェルニーの自宅の庭をモデルに造られたフラワーガーデン。様々な色彩の花の庭はもちろん素敵で、魅了されますが、驚くべき点としてはこの庭は環境問題を考慮して農薬に頼らず人の力で病虫害を駆除している点です。まさに理想の庭の典型例と言えるでしょう。
住所:高知県安芸郡北川村野友甲1100
電話番号:0887321233
足摺岬(あしずりみさき)
出典:ウィキペディア
灯台の下ではアオウミガメが泳ぐ姿が見られることも。その近くにある竜串海域公園は日本で初めて指定された海域公園で、サンゴの群落や奇岩群が見られます。
白山洞門
出典:www.attaka.or.jp
また、足摺岬にある海蝕洞こと白山洞門は足摺岬の西方にあり高知県の天然記念物に指定されている絶景スポットとして知られており、是非足を運んでもらいたい名所。白山洞門は荒波による浸食作用でできた高さ16m、幅17m、奥行き15mの洞門で花崗岩でできておりその規模は日本最大級といえます。特にこの洞門から見えるサンセットは格別。
白山洞門
高知県土佐清水市足摺岬1351
0880-82-3155
足摺岬
高知県土佐清水市足摺岬
0880-82-3155
闘犬センター
出典:旅のスナップ –
土佐犬の特徴としては、とても身体が大きく、気性も荒っぽい、まさしく戦うために生まれたような品種。大柄な体格のため、その気になればっこどもや老人くらいかみ殺してしまうかもしれません。この土佐闘犬センターでは、昔は頻繁に闘犬の戦いを見ることが出来たのですが、最近では動物保護法の影響もあってか、土日にしか闘犬をしなくなってしまいました。
大月町柏島
出典:大月町
高知県幡多郡大月町にある柏島は四国の太平洋側、東西に長い高知県の西の端に位置。羽田空港から高知県の「高知龍馬空港」まではおよそ1時間半のフライトですが、高知龍馬空港から大月町の柏島周辺までは自動車で移動して3時間以上を要します。
周辺で唯一の幹線道路である国道321号線から外れると交通量はぐっと減り、柏島近辺に至ると熱帯を思わせる植物が茂った山々が頭上に続き、道路から下を見下ろせば波打ち際まで花崗岩の崖が続く景観です。最近開通したと言うトンネルを抜けると、コバルトブルーの海の中に橋でつながった小さな島が見えます。それが柏島です。この柏島周辺の海には、種類も量も豊富な海の生き物が暮らしています。最後に、海の生き物とサンゴの楽園が素晴らしい大月町柏島の見どころを一挙ご紹介いたします。
ダイビングスポット
出典:DroneTimes
柏島は大月の海岸線が大きく西に突き出した先端にある小さな島。さらに沖合には沖ノ島という離島も存在します。柏島は陸地と橋でつながっており、陸に面した部分に集落と船溜まりがあります。この船溜まりからダイビングショップ等が船を出していますが、最も近いダイビングスポットは船溜まりから島を挟んで反対側の海岸からわずか数十メートルの場所にあります。シュノーケリングを楽しむ人たちは、船を使わずに民宿から歩いて5分ほどの島の反対側の海岸に行き、直径1mほどの丸石が無数に転がる海岸からエントリーします。
自力で泳いでテーブルサンゴが広がるダイビングスポットにたどり着けるのです。ダイビングスポットの海水は透明度が高く、テーブルサンゴやミドリイシ等の造礁サンゴが広がっています。そこではチョウチョウウオやルリスズメダイ、ツノダシ、ナンヨウハギ等の熱帯魚が群れを成して泳ぎ、サンゴの間に定着したイソギンチャクの周辺にはクマノミも見られます。もちろんダイビングスポットは他にも沢山あり、2泊3日程度の日程では沖ノ島の北側や柏島南北の海岸にそって点在するダイビングスポット全てをめぐるのは不可能です。それぞれのダイビングスポットは海底が砂地であったり、あるいは海底トンネルがあったりと特徴があり、いつかはコンプリートしたいと思わせるエリアです。
クマドリカエルアンコウ
出典:ズカンドットコム
「クマドリカエルアンコウ」とは聞きなれない名前かもしれませんが、柏島周辺を訪れるダイバーの間では人気者。クマドリカエルアンコウは名前の通りアンコウの一種で、胸鰭と腹鰭が足のように進化しており、泳ぐのは苦手です。
この「足」を使ってヨチヨチと海底の岩の上を歩く姿が人気の的。クマドリカエルアンコウの体色はベースカラーが白色でそこに鮮やかな赤色のラインが入ります。この模様が、歌舞伎役者の隈取りに似ているのが名前の由来。クマドリカエルアンコウはアンコウというだけあって、魚を捕まえるための釣り竿と疑似餌を持っています。この疑似餌を使って餌の魚をおびき寄せ、一気に捕食するのだそう。ダイビングスポットで見つけることができたら、その愛らしい姿を楽しみましょう。
民宿が提供する海の幸
出典:livedoor Blog
ダイビングを楽しむために柏島を訪れると、地元の民宿に宿泊することに。そこで楽しみなのが、海の幸をふんだんに使った食事です。
ある日のメニューを紹介すると、刺身が紋甲イカとカンパチそしてトコブシの三種盛りでした。
トコブシは地元ではナガレコと呼ぶそうで、磯の香りが豊かで歯ごたえのある食感が美味。そして新鮮なカンパチと紋甲イカの柔らかく甘い食味が絶品。
そして焼き物がイサギの塩焼き、加えてマンボウの肝煮という珍しい料理も登場しました。脂ののったイサギの塩焼きは絶品。マンボウは魚というよりも貝などに似た食感で、つぶした肝で味を着けた珍味。
最後に岩場についている海藻「フノリ」を使った野菜のかき揚げと、魚のあらで出汁を取った潮汁でご飯を頂きました。
サクッとした食感のかき揚げはフノリの海の香りが漂い海の幸を堪能できました。その時に取れた海の幸を現地で味わうのは最高です。
エビの模型でイカを釣る
エギングの魅力柏島で宿泊した夜、泊っている民宿の周辺を散歩すると、船溜まりや防波堤で竿を振る地元の方の姿が見られます。中にはほかの地区から自動車で来たと思われる方も。彼らが狙っているのは高級食材「アオリイカ」です。
イカ釣り専用に使われる、餌木と呼ばれる日本の伝統的なルアーを使ったエギングをしているのです。
釣り人達は、餌木を着けたラインを投げ込むとしばらくの間リールをフリーにしてカウントダウン。餌木が海底に着くのを待っているのです。餌木が海底に着くと、今度は竿を垂直まで振り上げ、竿先の動きでアクションを着けながらリールを巻きしばし待つ。この動きを繰り返して海底に潜むイカを探していくそうです。ルアーである餌木にイカが飛びつくと、ずしりとした手ごたえがあるそうで、針でイカの身が切れないようにゆっくりとリールを巻き上げて取り込みます。目の前で釣り上げた人がいたので獲物を見せてもらうと、スルメイカよりもがっしりとした雰囲気のアオリイカが墨を吐いて抵抗中。その体は透明な中に緑や黒の模様が混じった美しい色でした。アオリイカは刺身にして食べることが多いとのこと、その身は柔らかく甘みが強いと言います。差の船溜まりを歩いて、岸壁の上に黒いシミを見かけたらそれは釣り上げられたイカの墨の跡。誰かが美味しいイカの刺身をゲットした証拠です。
船釣り体験in黒潮実感センター
出典:orquesta.org
柏島にはNPO法人の黒潮実感センターがあります。
黒潮実感センターは海洋生物の宝庫である柏島の魅力をより多くの人に知ってもらい、共に育んでいくために設立されたとのこと。
海洋生物の調査研究や、研究成果をまとめたシンポジウムやセミナーを開催する傍らで様々な体験イベントを開催。その一つが底が透明なカヌーでサンゴ礁の海中観察を行ったり、磯の生き物を捕まえて料理して食べる企画を行ったりと、家族連れでも楽しめる企画。
中でもクルージングして船釣りを行い、釣った魚を料理して食べる企画などは釣りに詳しい人でないと不可能な内容を一般の参加者に体験させてくれる得難い企画です。魚が豊富な柏島周辺の海なので、素人でも50cmを超えるタイを釣り上げる感動を味わうことが可能です。子供と一緒に柏島の魅力を、満喫したいならぜひ活用したい施設です。
いかがだったでしょうか。高知県でお勧めの観光名所をご紹介させていただきました。是非足を運んでみてはいかがでしょうか。