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世界文化遺産・白川郷 観光で絶対訪れたいスポットを厳選!

2018年12月27日(木)/岐阜

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1995年12月に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界文化遺産に登録されたことで一躍有名になり、国内はもちろん海外からも連日多くの観光客が訪れる白川郷。

この地域ならではの合掌造りという建物や、その周囲に広がる田んぼや山々。桜の咲く春、山々の緑が美しい夏。赤く彩られた葉が集落に色を添える秋、辺り一面を深い雪で覆い銀世界に変わる冬。

そのどれもが見る人を惹きつけ、心を動かします。白川郷には多くの見どころがありますので、ぜひ訪れておきたいオススメのスポットをご紹介します。

白川郷ってどんなところ?

白川郷ってどんなところ?

出典:フォートラベル

白川郷のある白川村は、岐阜県内屈指の豪雪地帯。雪の重さで倒壊しないよう、建物の屋根は急勾配に造られているのが特徴です。それは、まるで手を合わせた合掌のように見えることから合掌造りと呼ばれます。

白川郷ってどんなところ?

出典:フォートラベル

その数は100以上にもなります。集落のそばを流れる川に沿って吹く風の抵抗を軽減するため、妻面を南北にして建てられています。展望台から見ると、合掌造りの建物は同じ方向を向いて建てられていることがわかります。

建物内は規模により3~5階建てになっていて、居室や寝室、養蚕や機織りなどの作業部屋としても利用されていました。使用人などを含め、数十人で生活するのも一般的であったようです。

白川郷ってどんなところ?

出典:経験知

その後ダムの建設により生活の拠点を移すなど、人が住まなくなることで多くの合掌造りは廃れていきました。

その後に移築や保全の動きが盛んとなり、1971年には「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」も発足。合掌造りと共に美しい自然や環境を保護する目的として、活動を続けています。また、1976年には国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

白川郷ってどんなところ?

出典:フォートラベル

次代へと継承するために、訪れる観光客もマナーを守る必要があります。火に弱い合掌造りなので火気厳禁なのは当然ですが、ゴミは持ち帰ることを徹底してください。

写真を撮ることに集中しすぎて、入ってはいけない場所へ立ち入ることも当然ですがNG。実際に生活をしている場所でもあるので、個人宅なども撮影しないよう注意しましょう。

白川郷ってどんなところ?

出典:usa-nekosando.pupu.jp

また気を付けたいのが、車での移動。集落内には、9:00~16:00に車両進入制限区間があります。車で訪れた際には『せせらぎ公園』の駐車場を利用し、であい橋を渡って集落まで徒歩での移動となります。

『せせらぎ公園』にはトイレも完備され、総合案内所もあります。観光客が多い連休などには臨時駐車場も設けられます。出かける前には事前に確認をしておきましょう。

白川郷ってどんなところ?

出典:食べログ

集落内には飲食店や、飛騨牛や朴葉味噌、岐阜のB級グルメ・鶏ちゃんに五平餅など気軽に味わえるグルメもたくさんありますよ。

白川郷観光協会

電話番号:05769-6-1013

白川郷の主な見どころは?

白川郷は、その街並み全てが見どころです。集落内をのんびり歩き、建物内もじっくりと観察。案内に耳を傾けながら、昔の人たちがどのように生活していたのか思いを馳せてみましょう。

白川郷の主な見どころは?

出典:フォートラベル

集落内を隅から隅まで楽しむには、3~4時間程度は必要かも。見ておきたいスポットをピックアップしましたので、時間に余裕がない方もぜひ参考にしてみてください。

まずは展望台へ!

合掌集落を高台から見下ろすような構図のポスターや、雑誌の写真を見たことがあるという方も多いと思います。有名な展望スポットは2ヶ所あります。

まずは展望台へ!

出典:KOSUBLOG

1つ目は食事処「天守閣」の展望台。眼下には点在する合掌造りの建物と、正面奥には白山連峰。昼食を兼ねて立ち寄るのがオススメ。駐車場がありますが、集落からシャトルバスが出ていて、片道約7分で¥200。1階ではお土産も販売しています。

まずは展望台へ!

出典:フォートラベル

そしてもう1つは荻町城跡展望台で、南北朝時代に南朝の公家達が隠れ住んだと伝えられる荻町城の跡。こちらからも集落が一望できます。合掌造りと、その周りに広がる田んぼや木々。訪れる季節や時間帯などでも異なる風景を見せてくれます。

白川郷に到着したら、まずはその全貌を確かめに展望台へとお出かけください。

明善寺

明善寺

出典:aumo

合掌集落のシンボル的存在で、1748年に創建された真宗大谷派のお寺。白川郷では、お寺さえも合掌造り。本堂だけでなく、庫裏や鐘楼門も。

明善寺

出典:livedoor Blog

他の地域では類を見ないもので、白川郷を訪れた際には必ず立ち寄りたい場所。白川村指定の文化財でもある本堂は1806年から20年あまりの歳月をかけて建てられ、日本画家の浜田泰介氏の障壁画も見ることが出来ます。

明善寺

出典:ホトカミ

江戸時代末期の1817頃に建てられた庫裏は郷土館になっていて、民具や資料などを展示しています。

明善寺

出典:鉄道でつなぐ旅

茅葺きの屋根と、1階部分に板庇を付けている珍しい造りの鐘楼門。延べ1425人を要して1801年に建てられ、庫裏と共に県の文化財に指定されています。梵鐘は第二次世界大戦中に供給されたため、現在のものは戦後に改めて造られました。

鐘楼門の横にあるイチイの木は本堂の建設にあたり記念樹として植えられ、県の天然記念物です。

白川八幡神社・どぶろく祭りの館

白川八幡神社・どぶろく祭りの館

出典:拍手(かしわで).net

創立は和銅年間(708~714)の頃とされ、ご祭神は応神天皇。社殿の周囲には大きな杉の木があり、白川村の天然記念物に指定されています。

白川八幡神社・どぶろく祭りの館

出典:Japan Hoppers

境内にある「どぶろく祭りの館」には、毎年秋に行われるどぶろく祭りの様子や歴史など模型を使って紹介しています。神社の宝物も拝観でき、入館者はどぶろくの試飲もできます。

白川八幡神社・どぶろく祭りの館

出典:livedoor Blog

豊作を願い、家内安全や里山の平和を祈願する白川郷最大のお祭り。当日は、その年に仕込んだどぶろくを白川八幡神社へと奉納し、奉芸殿では郷土民謡が披露されます。

長瀬家

長瀬家

出典:フォートラベル

1890年に完成した5階建ての合掌造り。約11mの柱が大きな屋根を支え、桂や欅・桧などの木材が使用されています。総床面積600坪と、合掌集落の中でもかなりの規模を誇ります。

長瀬家

出典:360@旅行ナビ

建物を建て、維持し生活してきたことは相当裕福な家であったことが窺えます。初代から3代までは医者を生業としていて、江戸時代に使われていた医療用具なども展示されています。

長瀬家

出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN

2001年に、80年ぶりとなる屋根の葺き替えが行われました。その際の様子を、映像で見ることが出来ます。この地域には「結」と呼ばれる相互扶助組織があり、屋根の蓑き替え作業などは皆が協力して行うそうです

和田家

和田家

出典:世界遺産 白川郷

荻町合掌集落の中では最も規模の大きな建物で、1996年に国の重要文化財に指定されています。和田家では、当主は与右衛門の名を継承するそうです。

和田家

出典:manakyu photo – はてなブログ

江戸時代には名主や番所の役人などを務め、煙硝や生糸の取引も行い大いに栄えたそうです。その堂々とした風格と佇まいは、白川郷の中でも特に存在感があります。

和田家

出典:MOON LIGHT ON THE WATER – So-net

内部には囲炉裏の間や仏間などがあり、実際に使用していた生活用具などを主に展示しています。現在も住居として住みながら、1階の一部と2階を一般に公開しています。混雑していなければ、丁寧な案内を聞きながら見学できます。

合掌造り民芸館神田家

合掌造り民芸館神田家

出典:Gooブログ

和田家の次男・和田佐治衛門が分家し、この地に産土八幡宮の神田(しんでん)が合ったことから名字を神田に改めて居を構えたことが神田家の始まり。

合掌造り民芸館神田家

出典:旅blog

江戸時代の後期に石川県の宮大工達によって建造された建物は、中2階を含むと5層になっています。1階には1年中絶えることなく火が入れられる囲炉裏や、実際に使われていた電話や時計などがあり歴史を感じさせてくれます。

合掌造り民芸館神田家

出典:フォートラベル

中2階は使用人などの寝室として使われ、囲炉裏の火を確認するための火見窓が付けられています。2・3階には酒造りや養蚕・機織りなどの道具や民具などを展示。

主な見どころや神田家の歴史など案内を聞きながら見学でき、鉄瓶を使って囲炉裏で沸かしたお湯で煎れた自家製の野草茶もいただけます。

田島家養蚕展示館

田島家養蚕展示館

出典:ウェブリブログ

かつて、多くの合掌造りでは安定的な現金収入を得るために養蚕を行っていました。しかし昭和40年代には衰退し、現在では全く行われていません。

田島家養蚕展示館

出典:白川郷観光協会

養蚕という産業を再生するため、村内唯一の養蚕をテーマとした展示館が造られました。養蚕に関することや、旧田島家の移築を記録した映像なども見ることが出来ます。ただし11月上旬から翌4月下旬は休館となっているので、ご注意ください。

田島家養蚕展示館

出典:Twitter

シルク製品に興味があるという方は、2018年1月に集落内にオープンしたシルク専門店・絹へぜひ立ち寄ってみてください。

白川村産のシルクを使用した「白川郷シルク石鹸」は、モチッとした弾力のある泡が特徴でお土産としても人気です。

野外博物館合掌造り民家園

野外博物館合掌造り民家園

出典:KOSUBLOG

昭和30年代頃から次々と移築されたり、住民が村を離れることによって廃れる運命にあった合掌造り。

歴史的価値の高い合掌造りを守ろうと、白川村が3戸の合掌造りを譲り受けて現在の小呂に移築したのが合掌造り民家園の第一歩でした。

野外博物館合掌造り民家園2

出典:あんきにしとるかの?

以降村内各地の合掌造りを移転し、現在は県の重要文化財指定の9棟を含む25棟の合掌造りがあります。

野外博物館合掌造り民家園

出典:Goo ブログ

池や小さな滝に小川、水車小屋やお寺の本堂などもあります。園内を歩けば、一昔前の暮らしを垣間見ることが出来ます。まさに日本の原風景が広がり、時間が止まったような感覚になります。

ここは、少し時間を掛けてのんびりと歩いてみたい場所です。

白川郷の湯

白川郷の湯

出典:Hi-ho

観光スポットではありませんが、白川郷を後にする前に温泉に入ってサッパリしていきませんか?集落内にあるため、外観は周囲の雰囲気に溶け込むように配慮して造られています。

内部にも桧材をふんだんに使い、温かみのある落ち着いた雰囲気に。和室と洋室の全11室の客室があるので、宿泊が可能。日帰り温泉や食事を楽しむことも出来ます。

白川郷の湯

出典:FM Gifu

天然温泉は、保温や肌をスベスベにする効果が期待できるナトリウム塩化物温泉。広々とした大浴場や、庄川の流れや白山連峰が望める露天風呂があります。

入口横には足湯もあるので、ぜひ気軽に立ち寄ってみて!

白川郷の主なイベントは?

ライトアップ

ライトアップ

出典:blog.livedoor.jp

白川郷のイベントで人気なのがライトアップ。合掌造り民家園では秋の紅葉の時期に行われますが、集落全体を柔らかい光で包む冬のライトアップが有名です。

ライトアップ

出典:blog.galamon.jp

2019年冬は、1月14・20・27日と2月3・11・17日の全6回。実は2019年度から事前予約制となり、予約していないとライトアップ時の駐車場・展望台の利用が出来なくなりました。

毎年楽しみに出かけていたという方も多いかもしれませんが、事前予約必須なのでご注意ください。詳しくは白川郷観光協会のHPでご確認ください。

放水訓練

放水訓練

出典:たくろふのつぶやき

秋季全国火災予防運動に合わせて、毎年秋に実施されています。合掌造りは火に弱いため、放水銃の点検を行います。

当日は、サイレンを合図に住民達が一斉に水を放ちます。集落内には59基の放水銃があり、30mもの水柱がアーチ状に水のカーテンを作ります。

放水訓練

出典:bosaijoho.jp

あくまで放水訓練なので、イベントというカテゴリーに入らないかもしれません。しかしながら紅葉の時期と重なるため、放水銃から放たれる水と紅葉、そして合掌造りを1枚に収めようとカメラを構える観光客が大勢訪れます。

旅行のタイミングが合えば、白川郷ならではの風景を眺めてみては?


早い時間から出かけて、昼食を挟みながらのんびり過ごすのが白川郷の上手な楽しみ方。時計とにらめっこしながら、早足で駆け抜けるのは似合いません。

いつもよりゆっくりと流れる時間の中で刻一刻と表情を変える白川郷の景色を、大切な人と眺めに行ってみませんか?

※各施設の見学可能な時間や休館日・料金などは、お出かけ前に必ずご確認ください。