夏だって牡蠣が食べたい! 鳥羽市が断然オススメ+αで観光も楽しもう
2024年12月02日(月)/三重県
伊勢志摩を代表する海の幸と言えば、牡蠣や伊勢海老などが挙げられます。しかし、どの季節でも食べられるという訳ではありません。
禁漁期間や旬でない時期には、食べたくても食べられない。特に牡蠣と言えば、冬が旬。しかし「夏の旅行を伊勢志摩で」と考えている人には、とっておきの情報!岩牡蠣なら夏が一番おいしい時期で、鳥羽市内でも食べられる飲食店がたくさんあります。
冬の牡蠣とは違う、ビッグサイズでクリーミーな岩牡蠣は夏に食べるべき伊勢志摩グルメです。そこで岩牡蠣を味わえるお店と、一緒に楽しみたい観光スポットをご紹介!ぜひ夏休みには、家族や仲間と一緒に鳥羽市へお出かけください。
鳥羽市に来たら絶対食すべし!岩牡蠣が食べられるオススメ店
鳥羽市の生浦湾や的矢湾では、カキの養殖が盛んに行われています。養殖場や水産会社が直営する飲食店も多く、カキが旬を迎える冬には多くのお店で食べ放題を開催。
6月~8月は、冬にシーズンを迎える真牡蠣とは種類が異なる岩牡蠣が美味しい時期。大ぶりで食べ応えがあり濃厚な味わいの岩牡蠣は、一度食べれば必ずクセになりますよ。
与吉(よきち)屋
こちらでは、隣町・石鏡の海女さんたちが獲ってくる天然ものの岩牡蠣が食べられます。旬を迎える6月中旬~8月中旬には、サザエやヒオウギ貝などの貝類も付く「岩かき定食」が¥2200(税込)でいただけます。ただし天然もののため数量限定なので、早い時間にお出かけを!
牡蠣料理以外も味わえる!
4月~10月までの期間限定で、定食・丼もののメニューがあります。日替わり・貝盛り・カキフライなどの定食類に、海鮮丼・穴子丼など。¥2000前後でボリューム満点の食事が楽しめます。
11月~3月には焼カキ食べ放題を開催。オリジナルのドラム缶を使った焼き場で焼いていきます。大人¥2600(税込)、子供は¥1300(税込)で60分間の食べ放題です。1名からでもOKで、ネットや電話で予約が可能。ぜひ、夏も冬もお出かけ下さい!
お問い合わせ 0599-32-5520
住所 三重県鳥羽市浦村町1414-15 与吉屋
営業時間
[月~金] 10:00~13:30(L.O)
[土・日・祝] 10:00~14:30(L.O)
かき食べ放題は11~3月頃まで 日曜営業
B.B.Q.センター モンキー
冬場の牡蠣食べ放題は、浦村エリアでは珍しくありません。しかし夏場に岩牡蠣を食べ放題で実施しているのは、恐らく「B.B.Q.センター モンキー」くらいでしょう。しかも90分間食べ放題ができます。
調味料やドリンク類は持ち込みOK!
ご飯や漬物・味噌汁が付き、大人¥3000(税込)・子供¥1500(税込)です。通常のBBQもあり、貝類・魚や干物類・アサリの味噌汁・たこ飯・漬物付きで90分大人¥2700(税込)・子供¥1300(税込)。
冬期は「焼きカキ食べ放題」または「ガンガン焼き」のどちらかが選べます。「ガンガン焼き」とは、自分で缶の中に牡蠣を詰めて蒸し焼きにするスタイル。詰めるのも焼くのも全てセルフサービス。好きな分をガンガン焼いて、ひたすら食べまくる!
どのコースも11:00または12:30からのスタートで、予約が必要。訪れる前には必ず予約と確認を!
お問い合わせ 0599-32-5912
住所 三重県鳥羽市浦村町1431
営業時間
[1月~3月・10月~12月] 11:00~14:00(L.O)
[4月~9月] 11:00~13:00(L.O)
定休日 不定休
浦村かき かき太郎
2012年にオープンした、浦村エリアの牡蠣小屋としては新しいお店。メニューの牡蠣は全て自社生産のものだけを使用し、獲れたてのものをその日のうちに仕込んでいます。そのため数に限りがあり、できるだけ早い時間に訪れるのがベスト。
自分のペースで牡蠣を好きなだけ食べられる!
6月から本格的に岩牡蠣のシーズンを迎え、こちらでは生と焼きどちらも味わえて1個¥500から。他店では定番のガンガン焼きや食べ放題といったシステムではなく、お店のスタッフの方が焼いて提供してくれます。
好きな個数を告げて購入するので、食べ放題ほど数は食べられないけどちょっとだけ味わいたい時に便利です。フライやグラタンなど牡蠣を使った一品メニューが豊富なので、いろんな牡蠣料理を試してみたいならオススメのお店。
お問い合わせ 090-7433-2219
住所 三重県鳥羽市浦村町大吉1569
営業時間 10:00~15:00 日曜営業
定休日 火曜日定休
スギムラ水産
浦村かきの直売と通販も行うスギムラ水産が運営する食事処で、独自の養殖方法で生産した牡蠣をその日獲れた分を提供してくれます。冬期の牡蠣食べ放題が人気で、焼きと蒸しどちらも楽しめるのが魅力。
牡蠣だけの食べ放題のほかフライや牡蠣飯などが付くプランがあるので、いろんな食べ方で味わいたい方にオススメ。こちらも4月~8月になると岩ガキがメニューに登場し、1個から注文できます。
牡蠣の美味しさを確認できたらお土産に買っていこう!
岩牡蠣以外の貝類も生食や焼いて食べることができるので、ほぼ1年を通して旬の貝を堪能できます。定食やグラタンなどの一品料理もあり、大人から子供までお腹いっぱい牡蠣を食べられます。
こちらでは販売も行っているので、味を確かめてみて納得できたらお土産としてぜひ購入を!さらにリピートしたければ公式HPからネットでも購入でき、ナイフや手袋も付いているので便利です。
お問い合わせ 0599-32-5866
住所 三重県鳥羽市浦村町1229-61
営業時間 11:00~15:00(変動あり)
定休日
夏季火曜日、8月12日~8月15日
冬季12月26日~1月5日(変動あり)
鳥磯部漁協直営お食事処 羽魚々味(ととみ)
漁協直営の食堂として、三重県内では初めて作られた食堂。海産物や水産加工品にお菓子など、お土産も充実している「潮騒の駅」という施設内にあります。
鳥羽磯部漁協所属の各港で毎日水揚げされる旬の海の幸を、できるだけお得に新鮮なうちに食べてほしいという願いが、料金とメニューに溢れています。
入口にいる海女さんの姿をしたマネキンが、その日のオススメの刺身と水揚げされた漁港を書いたホワイトボードを首にかけてお出迎え。
一番人気は店名から名前を取った『魚々味定食』で、たっぷりの刺身とかき揚げが付いてきます。
漁協直営だから牡蠣はもちろん全部が新鮮&美味しくて感動!
手こね寿司や天丼・にぎりや各種定食類が豊富ですが、旬を迎える7・8月には岩牡蠣も単品で提供。肉厚でジューシーな岩牡蠣を、生で味わえます。この時期はアワビも旬なので、奮発して両方味わってみてはいかがでしょうか。
鳥羽市の中心部から伊勢神宮へ向かう途中にあるので、参拝前のランチにぜひどうぞ!買い物予定なら、「潮騒の駅」HPにお土産コーナーで使える割引クーポンもあるので活用してください。
お問い合わせ 0599-21-1522
住所 三重県鳥羽市堅神町833 潮騒の駅内
営業時間 11:00~15:00
定休日 水曜
牡蠣と一緒に楽しみたい鳥羽市の観光スポット厳選3ヶ所
伊勢志摩への旅行の場合、直接伊勢神宮へ向かう人も多く鳥羽市内は通過することが多くありませんか?ドライブコースとして人気の伊勢志摩スカイラインは、昼間の眺望と夜景の美しさも定評があります。また海の生きものと触れ合える施設などもいくつかあり、素通りするのはもったいない!
鳥羽市でここは見ておきたいというスポットを厳選して3ヶ所ご紹介しますので、グルメと一緒にぜひ観光も楽しんでください。
鳥羽水族館
1955年5月にオープンした水族館で、鳥羽市の人気ナンバーワン観光スポット。飼育しているのは魚類・哺乳類・両生類から鳥類まで約1200種と、その数は日本一と言われます。
館内は生きものの種類や生息環境に合わせて12のゾーンに分かれていますが、ほかの水族館と違い観覧の順序を設けていません。
そのため自分の興味がある場所や気になるゾーンから見始めたり、何度も訪れている人はお気に入りの生きものだけをじっくり観察するなんてこともできます。
トレーナーと息ピッタリのパフォーマンスを見てみよう!
アシカショーやペンギン散歩・セイウチパフォーマンス笑(ショー)は開始時間が決まっているので、まずは時間をチェック。それに合わせて館内を廻るのをオススメします。
特に人気なのが人魚のモデルと言われていているジュゴン。1987年にフィリピンから友好の印として贈られました。他にも、トドやアザラシなどを展示していた「海獣の王国」は必見!
また、ダイナミックなステージで観客を沸かすアシカのショーは、1日4回パフォーマンススタジアムで行われます。
水族館は、普段はなかなか見ることができない生きものに出会える場所。鳥羽水族館には、珍しい生き物を集めた「へんな生きもの研究所」という展示コーナーがあります。
不思議な生態や奇妙な形をした生き物を展示。キモカワイイ?生きものたちが集められています。海だけではなく滝や急流を造り「日本の川」を再現したコーナーには、川に生きる魚も展示しています。
近鉄鳥羽駅からなら徒歩10分、中之郷駅からだと約5分とアクセスも便利なので、鳥羽市に到着したらまず初めに訪れてみてください。
ミキモト真珠島
1893年に御木本幸吉が世界で初めて真珠養殖を成功させたのが、現在のミキモト真珠島。1951年から観光施設として見学できるように。年間20万人以上が訪れ、近年は海外特にアジアからの観光客が増えています。
もともと相島(おじま)という名の小さな島で、今でも島の中央には樹齢200年を超える松や椎などが生い茂り、多くの野鳥も棲息しています。
島内には、アンティークジュエリーや明治から昭和初期にかけて制作されたミキモトクラシックコレクションなどを展示し、真珠の養殖方法やどのように真珠ができるのかなどを映像や道具などを使い紹介する真珠博物館があります。
また真珠養殖の父・御木本幸吉の生家を復元したり愛用の品を展示する記念館や、真珠を育むアコヤ貝をしょうゆ煮やフライなどで味わえるレストランなども。
しかしここを訪れる多くの人が一番興味を持つのが海女の実演。
海女さんたちの実演は必見!
真珠の養殖にとって海女の存在は欠かせませんでした。現在では養殖技術が発達したため必要性がなくなりましたが、昔の海女がどのように作業していたのかを後世に残していくため、こちらでは実演をして紹介しています。
昔ながらの白い磯着姿なのが印象的です。1日に8~9回ほど1時間おき程度行っているので、訪れたら必ず見学していきましょう!
実はパワースポットとしても密かに人気のある島で、島の中央にある珠の宮は主祭神が豊受気姫命(とようけひめのみこと)で、縁結びや長寿・繁栄にご利益があると言われます。
出典:Yahoo!ブログ
御木本幸吉の銅像近くにはハートの形をした「ラブラブの石」があり、見つけると良縁に恵まれるとか家庭円満になれるなど噂。
お土産も購入できるショップもあるので、ぜひ鳥羽市を訪れた際にはこちらにも立ち寄ってみてください。
鳥羽市立海の博物館
1971年に鳥羽市の中心に開館し、1992年に現在の浦村に移転しました。6万点に及ぶ膨大な所蔵資料のうち、6879点が国の重要有形民俗文化財に指定されている貴重なものです。その数は日本一と言われます。
資料の収集範囲は三重県の海に面した市町村が原則ですが、船や海女に関するものは海外の資料も集めて展示しています。中でも漁村に重点を置いて、資料や実物・ジオラマなどを使って詳しく海に関する事柄を紹介しています。
珍しい海洋資料や実物がいっぱい!
展示棟は木造になっていて、木の温かみを感じます。「常設展」はA棟・B棟に分かれ、実物資料を中心に展示。そのため身近に感じることができ、実際に触ってみることもできます。
「収蔵庫 船の棟」には80隻ほどの木造船が納められ、船大工が使う道具類なども展示されています。博物館としては珍しく、大半のエリアで写真撮影が可能。ぜひたくさん撮って、みんなと共有しましょう!
併設のカフェでは名物のところてんや、あおさの入った珍しいシフォンケーキなどもいただけます。自家製のぜんざいや夏にはかき氷、さらにカレーや伊勢うどんなどフード類も。
土日祝日や夏休みなどには、ワークショップが開かれ様々な体験ができます。生きもの観察会や漁業体験、ジェルキャンドル作りや海藻を使ってはがきを作ったりと子供が興味を持ってできる体験が目白押し。ぜひ夏休みに家族みんなで出掛けてみてはいかがでしょうか。
やはり旬の食べ物を頂くと、お腹が満たされるのはもちろんパワーがもらえますよね!特に鳥羽市でいただく海の幸は、新鮮なものばかり。
牡蠣は冬の食べ物と思っていた方には、ぜひ岩牡蠣を味わってほしい!きっと目からウロコが落ちますよ!
※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に必ず各店舗へご確認ください。 ※天然ものの岩牡蠣は、収穫状況により提供されない場合があります。
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