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日本屈指の桜の名所・弘前城の見所を厳選

2021年05月22日(土)/青森県


「日本三大桜の名所」の1つ、青森県「弘前公園」。桜の季節には、テレビなどを通じて誰もが名前を聞く、日本を代表する桜スポットです。

そんなお花見スポットとして人気の「弘前公園」ですが、「名前は聞いたことがあるけど行ったことがない」という方も多いのではないでしょうか。

桜の名所と聞くけれど、どこが見所なの?広すぎてどこから見たらいいのかわからない…。そんな疑問を持つあなたに、弘前公園の桜を満喫する散策コースをご紹介します。

日本屈指の桜の名所・弘前城の見所を厳選

弘前公園の桜満喫コースをご紹介♪

弘前公園散策マップ

今回ご紹介する散策コースは、約2時間かけて弘前公園の見所を巡るもの。ざっくりとした道順は以下の通りです。

 

①東門→②東内門→③下乗橋→④チケット購入→⑤本丸→⑥鷹丘橋→(武徳伝休憩所)→⑦賀田橋→(露店・出店エリア)→⑧桜のトンネル→⑨桜のトンネル口

上記マップの赤い丸印がフォトポイント、四角く囲ってある場所はお土産処を示しています。

なお、満開の時期やさくら祭り期間中は大変混雑するため、チケット購入時や天守入場時に待ち時間が発生します。2時間の散策コースですが、待ち時間は考慮されていませんのでご注意ください。

旅のスタート地点「三の丸東門/東門」

弘前公園 東門

旅のスタート地点はこちら。正式名「三の丸東門」、通称「東門」です。天守に最も近い門であり、「弘前さくらまつり」期間中にはたくさんの観光客が行き交います。

周辺には市内を走る100円バスの停留所があり、駅からのアクセスも抜群。東門のすぐ目の前にはタクシーの乗降場所も設けられています。

また、道路の向かい側に「弘前文化センター」があり、自家用車でお越しの場合はこちらに駐車するのがおすすめです。弘前文化センター前には、東門を望むように立つ弘前城初代藩主・津軽為信の像がありますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

「三の丸東門/東門」って?

弘前公園に現存する5つの櫓門のうちの1つ。1953年(昭和28年)に重要文化財に指定されました。作られた年代ははっきりとしませんが、築城期(1600年代前半、江戸時代の初め頃)にまでさかのぼると考えられています。

見所の1つは、屋根の上のシャチホコ。弘前公園内の現存櫓門の中で、東門のシャチホコだけが鋳鉄製です。他の4つの櫓門のシャチホコは、木型を銅板で包んだ作りとなっています。それぞれのシャチホコの違いを観察してみてはいかがでしょうか。

三の丸から二の丸へ「二の丸東門/東内門」

弘前公園 東内門

「東門」からまっすぐ歩くこと5分ほど。再び目の前に大きな門が現れます。こちらは正式名称「二の丸東門」、通称「東内門」。

門をくぐると目の前に、弘前公園内の目玉の1つ「日本最古のソメイヨシノ」があります。

さらに門の内側は、堀沿いの桜並木の向こうに天守を仰ぎ見ることができるポイントになっているため、桜の季節には大勢の観光客で賑わう場所です。

「二の丸東門/東内門」って?

1937年(昭和12年)に重要文化財に指定された歴史ある城門です。見た目は東門にそっくり。違いを探してみるのも楽しいのではないでしょうか。

東門と同じく質素な印象ですが、本丸に近い内側の門ですので外側の門とは異なり、一階正面の柱にケヤキ板が張られるなどの配慮がされています。ぜひその目で確かめてみてください。

建てられた時期は築城期と考えられており、もともとは本瓦葺だったようです。しかし、文化年間に銅瓦葺に変えた記録が伝えられています。

弘前公園の人気スポット「日本最古級のソメイヨシノ」

弘前公園 日本最古のソメイヨシノ

東内門をくぐったすぐ目の前。1本で立つひときわ大きな桜の木が「日本最古のソメイヨシノ」です。名木・名桜の宝庫である弘前公園内でも特に人気の桜で、満開の季節には周囲に人だかりができるほど。

樹齢は100年を優に超え、幹周りの太さは約4m、高さは約9メートルに及ぶ大木です。誰もが見惚れるみちのくの名木、ぜひご堪能ください。

「日本最古のソメイヨシノ」について

1882年(明治15年)、旧藩士だった菊池楯衛が寄贈したのものです。

ソメイヨシノは成長が速い代わりに寿命が短く、60年~80年で枯れてしまうとされてきました。

弘前公園内には樹齢100年を超えるソメイヨシノが400本以上あり、その管理技術が高く評価されています。中でもこのソメイヨシノは、現存するソメイヨシノとしては日本最古級と言われています。

ここを渡ればいよいよ本丸「下乗橋」

弘前公園 下乗橋

「下乗橋」は、「本丸」と「二の丸」を隔てる「内堀」に架かる橋です。

長さも幅もそれほどない小ぶりな橋ですが、橋の上からは内濠沿いの桜並木や桜の向こうの天守を見ることができ、人気の花見スポットとなっています。

下乗橋から天守を仰ぎ見ると、橋の赤い欄干が白塗りの天守の壁によく映え、季節を問わず多くの観光客が足を止めてカメラを向ける撮影ポイントでもあります。

特に桜の季節には、桜・天守・赤い橋をバックに記念撮影するのがおすすめです。

「下乗橋」って?

「本丸(お殿様がいるところ)」と「二の丸」の間にある橋です。藩政時代には二の丸側に「下馬札」が置かれ、本丸に入る藩士たちはここで馬から降りなければなりませんでした。

この「馬から降りる橋」が、「下乗橋」の名前の由来と言われています。

現在は朱塗りの美しい橋ですが、かつては戦の際には壊される橋だったため簡素な造りだったと考えられています。

発券所でチケット購入

弘前公園 発券所

「下乗橋」を渡ってすぐ左手に「発券所」があります。

ここから先は有料区域になりますので、こちらでチケットを購入しましょう。

チケットは大きく分けて「3施設共通券」と「弘前城・本丸 券」の2種類です。「3施設共通券」は、弘前公園の桜以外に周辺施設も満喫したい方におすすめです。

なお、弘前公園の「本丸」、東門の傍にある「植物園」、市民会館口から弘前公園を出てすぐの場所にある「藤田記念館」まで、このチケット1枚で見学できます。料金は大人520円、小中学生160円です。

弘前公園内の桜を堪能したい方や、本丸と天守の散策のみの方は「弘前城・本丸 券」を購入しましょう。こちらのチケットは大人320円、小中学生100円です。

感動の絶景を堪能!見どころ満載の「本丸」

弘前公園 弘前城 天守

日本屈指の桜の名所と言われる「弘前公園」。

「本丸」はその中央部分にあたり、東北唯一の「江戸時代に造られた現存する天守」がそびえる場所です。

「本丸」には明治・大正時代から伝わるシダレザクラや天守を囲む無数の桜、遠く正面に望む岩木山など、見どころ盛りだくさんです。

弘前城の歴史

以下、時系列で整理

 

●1588年:弘前藩の初代藩主・津軽為信が津軽地方の統一(戦国時代の終わりごろ)

●1603年:津軽地方を治めるための城*として、弘前を選定
※当時「鷹丘(高岡)」という地名から「鷹丘城(高岡城)」

●1607年:初代藩主・津軽為信がなくなる

●1611年:2代藩主・信枚が城を完成。5層の天守が見どころだった。

●1627年: しかし、その5層の天守は火事によって城が焼け落ちる

●1628年: 厄除けの意味で城の名前が「弘前城」に変更

●1810年:9代藩主・寧親によって、現在の天守が造られた。

弘前城の特徴

築年代は新しいものですが、随所に古い形式の建築様式が施されています。また、天守の印象を大きくみせる技法や採光について考えられた窓など、至る所に様々な工夫が見られます。

江戸時代に建てられ、現存する天守としては東北地方唯一。比較的小さなものですが、日本を代表する天守の1つです。

本丸内の桜①御滝桜

弘前公園 御滝桜

1941年(大正3年)、「在弘宮城県人会」の人々によって植えられたシダレザクラの古木です。

高さ7m、幹周りは3mを超える大きさで、石垣の上から水面に長く垂れる姿が美しく、画家の棟方志功によって「御滝桜」と名付けられました。

本丸内の桜②弘前枝垂れ

弘前公園 弘前枝垂れ

「御滝桜」と同じく、「在弘宮城県人会」の人々が1941年(大正3年)に植栽したシダレザクラです。

「御滝桜」のすぐそばにあり、種類も同じ桜ですが「弘前枝垂れ」の方が数日早く花を咲かせます。

「弘前枝垂れ」最大の特徴は、すべての花ではありませんが、ときどき7~8枚の花弁を開かせていること。他のシダレザクラには見られない現象です。

本丸内のビューポイント①石垣の上からの眺め

弘前公園 本丸 石垣の上からの眺め

弘前城本丸では現在、老朽化した石垣の修復工事が行われています。

天守真下の石垣を修理するために2015年から「曳屋」が行われ、天守は石垣の上から仮天守に移動しました。

そのため、天守が再び石垣の上に戻るまでの期間限定で、石垣の上に立つことができるのです。

本来天守がそびえている石垣の上。そこから見えるのは、満開の桜に覆われる春の岩木山と遠く眼下に広がる弘前の町並み。まさに一国一城の主にふさわしい景色です。

石垣の工事は2023年まで行われる予定ですが天守がいつ石垣の上に戻るかは不明ですので、弘前公園におでかけの際はチェックをお忘れなく!

本丸内のビューポイント②岩木山を一望

弘前公園 岩木山

「弘前公園案内図」の中で、「本丸」の左側にカメラマークが描かれています。その場所が弘前の町並みと岩木山を一望できるビューポイントです。

修復工事のために天守が移動している現在(2015年~2023年予定)は石垣の上からも岩木山を望むことができます。しかし天守が本来の位置にあるときには、この場所が弘前公園内随一の「岩木山ビューポイント」なのです。

晴れた日には望遠レンズを手にする人で埋め尽くされることも。あなたもぜひ、満開の桜の中で東北の名峰を写してみてください。

本丸と北の郭を結ぶ「鷹丘橋(たかおかばし)」

弘前公園 鷹丘橋(たかおかばし)

「鷹丘橋」は、「本丸」と「北の郭(くるわ)」を隔てる橋で、朱塗りの欄干と桜のコラボレーションが美しい人気のお花見ポイントです。

橋の上からは、内濠に沿って続く桜並木を眺めることができます。

「鷹丘橋」って?

1670年(寛文10年)、4代藩主・信政が母が住む「北の郭」と「本丸」を行き来するために架けたものです。

「下乗橋」と同じく、戦が起きれば敵の進入を防ぐために壊される橋でした。

「鷹丘橋」の名前は弘前城の旧名「鷹丘城(高岡城)」から取ったと言われています。

「鷹丘橋」を渡ったら「北の郭」を抜けて「賀田橋(よしたばし)」へ

「鷹丘橋」を渡った先に広がる「北の郭」には、お土産処「武徳殿休憩所」や「喫茶 北の郭」があります。

「武徳殿休憩所」を左手にして、道を右に折れると「二の丸」に出ます。「二の丸」に出たらすぐT字路にぶつかるので、そこを左に曲がってください。

「賀田橋(よしたばし)」に出ます。

食べ歩きを楽しみながら歩こう「賀田橋(よしたばし)」

弘前公園 賀田橋

「三の丸」と「四の丸」の間に架かる橋です。周辺には「弘前物産館」や露天・出店が並んでいますので、ショッピングや食べ歩きを楽しめます。

これぞ祭りの醍醐味「露店・出店エリア」

弘前公園 露天 出店

「賀田橋(よしたばし)」を渡った先は「四の丸」。広々とした広場を埋め尽くすように、桜並木が続き、満開の桜の下には露店・出店が軒を連ねます。「花より団子」を満喫できますが、食い倒れないようご注意を!

旅はいよいよクライマックス「桜のトンネル」

弘前公園 桜のトンネル

「四の丸」の「露店・出店」エリアを抜けると、弘前公園の西の外周を囲む西濠に出ます。

西濠沿いの桜並木は弘前公園内でも特に人気の高いスポット。「桜のトンネル」と呼ばれ、桜の季節には多くの花見客が行き交います。

「桜のトンネル」を出た場所にはボート乗り場があり、さくら祭りの期間限定で、ボートの貸し出しを行っています(有料)。トンネルを散策して、ボートに乗って。圧巻の桜並木を内と外からご堪能ください。

GOAL地点「桜のトンネル口」で弘前公園とお別れ

「桜のトンネル」を抜けると、弘前公園の出入り口の1つ「桜のトンネル口」に出ます。こちらが今回ご紹介したコースの終点。散策、お疲れ様でした!

弘前城公園周辺のお土産どころ

武徳殿休憩所

弘前公園 武徳殿休憩所

「北の郭」にあるお土産処 兼 無料休憩所です。リンゴを使ったお菓子はもちろん、ジャムやお酢、ドレッシングなども並びます。津軽塗のお茶碗やお箸、青森県のブナを使った木工のお皿も取り扱っています。

弘前物産館

弘前公園 弘前物産館

「賀田橋(よしたばし)」の傍に建つお土産屋さんが「弘前物産館」です。弘前の特産品を始め、ゆるキャラ「たか丸くん」グッズも買うことができます。

津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村

「津軽藩ねぷた村」は、弘前公園の東側にある観光施設です。

「弘前ねぷた」についての展示やねぷたの製作実演コーナーを見学したり、ねぷた囃子や津軽三味線の生演奏を聞いたりと、弘前を見て聞いて体験できる施設となっています。

工芸品の販売コーナーのほか、特産品・農産物の産直販売も行われているので、お土産探しにおすすめです。