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猫の駅長に江戸時代の街並み?!会津鉄道沿線の観光スポット

2019年04月11日(木)/福島


福島県でも屈指の観光地・会津地方。歴史と自然溢れるこの地域を通るローカル線が「会津鉄道」です。
西若松から会津高原尾瀬口までを通る会津鉄道は、ちょっと変わった車両、そして沿線に多くの観光スポットがあることも特徴の一つ。なんと乗り継げば日光や鬼怒川、東京都内にも行けちゃう会津鉄道。今回は、そんな会津鉄道沿線のおすすめ観光スポットをご紹介します。

会津鉄道の乗り方について

会津鉄道

出典:会津鉄道

会津鉄道の駅は、有人駅・無人駅があり、自動改札がないため、ICカードの利用もできません。
「無人駅ではどうやって電車に乗ればいいの?」という方も多いですよね。
そんな方のために、沿線の観光スポットをご紹介する前に、会津鉄道の乗り方について説明したいと思います!

有人駅からの乗り方

有人駅には切符売り場があるので、駅員さんに目的地を伝えて、お金を払い、切符を購入します。
電車に乗る時には、改札に立っている駅員さんに切符を見せて、ハンコを押してもらい、ホームへ向かいましょう。
会津鉄道の有人駅は、西若松駅(平日:6:50~18:00、土日祝日:6:50~16:00)、芦ノ牧温泉駅(8:30~17:00)、湯野上温泉駅(8:30~17:00)、会津下郷駅(8:30~17:00)、会津田島駅(始発~終電)、会津高原尾瀬口駅(8:45~16:45)となっています。

営業が終了し無人になってしまった駅からは、次にご紹介する無人駅での乗り方を参考にしてくださいね!

無人駅からの乗り方

無人駅に着いたら、そのままホームへ向かいましょう。
車掌さんが車内にいる場合は、車内をまわってくれるので、その時に目的地を伝え、お金を払い、切符を購入します。
ワンマン列車の場合は、乗った場所が分かるように、整理券を必ずとってください!
降りるときは、出入り口に掲示してある料金掲示板を見て、料金を確認します。
料金が分かったら、運賃箱に整理券とお金を入れて、一両目の前方ドアから降りてください。

無人駅から乗り、有人駅で降りる場合は、整理券を取り、降りる駅の駅員さんに声をかけ、お金を払います。

「お座トロ展望列車」って?

会津鉄道では、4月から11月の土日祝日、「お座トロ展望列車」の運行がされています。
「座敷席」「トロッコ席」「展望席」の3つに分かれ、それぞれの楽しみ方ができますよ!

お座トロ展望列車

出典:トリップノート

座敷席は、掘りごたつ式になっているので、机を囲んで会話を楽しむことができます。
トロッコ席には、4月から11月の間は窓がありません!
そのため、綺麗な空気、自然を存分に満喫できる車両です。
展望席は、少し位置が高めのリクライニングシートになっています。
会津鉄道沿線の景色を楽しむなら、展望席がおすすめですよ。

会津若松駅から会津田島駅まで運行しており、運行日や時刻が限られていることに注意してください。
また、料金は通常の運賃に加え、大人ひとり310円のトロッコ整理券が必要です。
運行日や時刻、お買い求めの場所については、会津鉄道公式HPを確認してください。

会津若松市街地

歴史溢れる会津若松市街地には、会津藩の歴史を知ることのできる観光スポットがたくさん!

鶴ヶ城

鶴ヶ城

出典:会津若松市戊辰150周年記念事業

まずご紹介したいのは、会津若松のシンボル「鶴ヶ城」です。
かつては「難攻不落の城」と呼ばれた鶴ヶ城。
1384年、葦名氏が会津を治め、黒川城をつくりました。
その後伊達政宗が、続いて蒲生氏郷が会津藩主として黒川城に入城しました。
1593年には、7層の天守閣が完成し、名前を「鶴ヶ城」と命名しました。
その後も上杉と蒲生が会津を治め、1639年加藤氏の時代に、5層の天守閣、つまり現在の形へと変わりました。
そこから保科、松平の時代が続き、時は幕末へ。

鶴ヶ城春

出典:ぐるたび – ぐるなび

会津藩は最後まで旧幕府軍として戦いましたが降伏、明治になり鶴ヶ城は廃城となりました。
1965年には、鶴ヶ城の再建落成、2011年には当時の姿である「赤瓦」をまとった姿へ。
現在、赤瓦をまとったお城は日本でも鶴ヶ城だけ!
春には桜、冬には雪とのコントラストも抜群です。

城内は見学ができ、歴代の会津藩主、幕末の歴史や流れ、会津の偉人など、会津の歴史を知れる展示が。
大人や歴女はもちろん、子どもや歴史をよく知らない、という方にもおすすめです。

基本情報
正式名称:鶴ヶ城
住所:福島県会津若松市追手門1-1
電話番号:0242-27-4005
営業時間:8:30~17:00
休館日:無休

飯盛山

飯盛山

出典:お寺の風景と陶芸

会津藩のために最後まで戦った白虎隊は、年齢は16歳や17歳、今でいう高校生くらいの年齢でした。
彼らは、城下町が燃えているのを見て、「鶴ヶ城が燃えている」と感じ、飯盛山にて自刃します。
その後は明治政府の命により、遺体を埋葬することすら許されず、明治2年にようやく合葬が認められ、今も飯盛山には、亡くなった19人の隊士たちが眠っています。
19人の隊士たちのお墓には、線香や花を手向けに、多くの人々が訪れます。
飯盛山に立ち寄ったら、ぜひ一度足を運んでくださいね。

さざえ堂

出典:ze-ssan.com

飯盛山には、とっても不思議な建物が。
国指定の重要文化財「さざえ堂」は、名前の通りさざえのような造りになっており、上る人・下る人は絶対にすれ違わない構造になっています。
二重らせん階段の建物は多くありますが、さざえ堂はスロープになっており、二重らせんの建物として世界でもただ一つ。
ぜひ不思議な体験を楽しんでみてくださいね!

基本情報
名称:さざえ堂
住所:福島県会津若松市一箕町八幡弁天下
電話番号:0242-22-3163
営業時間:8:15~日没まで(冬季9:00~日没まで)
定休日:無休

東山温泉

西若松駅、会津若松駅が最寄の東山温泉。
まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」でのアクセスも便利で、会津若松観光の際の宿泊にぴったりです。
開湯は約1,300年前、名僧・行基によって発見されたと言われる、とても歴史のある温泉街。
竹久夢二や与謝野晶子など、文人墨客に愛され、今でも多くの観光客が訪れます。

向瀧

向瀧

出典:LINEトラベルjp

おすすめしたいのは、国指定の文化財となった「向瀧」。
東山温泉でも特に目をひくこの旅館は、外観はもちろん、内観も魅力がたっぷり!
歴史を感じる廊下からは、季節ごとに移ろう庭園の景色が楽しめます。
細やかな細工が施された障子や欄間からは、とっても美しい自然の光が差し込みます。
お部屋でゆっくりするだけでなく、ついつい館内を散策したくなる、そんな旅館です。

会津若松の市街地から車で10分の距離とは思えない、レトロな街並みが広がっています。
会津若松の観光の際には、歴史溢れる東山温泉で、疲れを癒してみてはいかがでしょう。

基本情報
名称:向瀧
住所:福島県会津若松市東山町大字湯本字川向200
電話番号:0241-27-7501

芦ノ牧温泉駅

芦ノ牧温泉駅

出典:トリップノート

東山温泉、湯野上温泉と並び、会津でも屈指の人気温泉街・芦ノ牧温泉。
そんな芦ノ牧温泉の玄関口、芦ノ牧温泉駅には猫の駅長と施設長が。
駅長らぶと、施設長ぴーちが、列車の見送りや駅内の巡回を行っています。
写真や動画撮影は、フラッシュで目を悪くする危険性が高いため、できません。
抱っこすることもできませんが、優しく触ることはできますよ!
猫にも温泉にも癒される、そんなほっこりする駅です。
らぶ駅長の勤務日や、最新情報は芦ノ牧温泉駅公式サイトをご覧ください。

丸峰別館 川音

約1,200年前に行基により発見されたと言われている芦ノ牧温泉。
山に囲まれ、アクセスも不便だったため、江戸時代はまだ地元の人しか利用しない、秘境の温泉街でした。
明治時代になり、道路が発達したことでアクセスしやすくなり、徐々に発展が進みました。

丸峰別館川音

出典:Relux

そんな芦ノ牧温泉でおすすめの旅館が「丸峰別館 川音」です。
ほとんどの客室が大川に面しており、季節ごとに移ろう美しい景色を楽しむことができます。
特に露天風呂付の客室からは、枯山水の庭園、そして大川を眺めながら、プライベートで贅沢な時間を、思う存分過ごすことができますよ!

基本情報
名称:丸峰別館 川音(旧:丸峰別館 峰山)
住所:福島県会津若松市大戸町大字芦ノ牧字下夕平1128
電話番号:0242-92-2121

湯野上温泉駅

湯野上温泉駅

出典:GANREF

茅葺屋根の駅舎が特徴的な湯野上温泉駅。
大内宿の玄関口として、多くの観光客が訪れます。
駅の中には囲炉裏があり、一息つくこともできますよ!
駅から出てみると、すぐ横には足湯が。
無料で入ることができるので、電車を待つのにもぴったりです。
春には桜が咲き、茅葺屋根の駅舎と相性抜群です。

大内宿

大内宿は、かつて宿場町として栄えた街でした。
街道の発達やダムの建設により、一時は存続の危機に陥りましたが、「売らない・貸さない・壊さない」の三原則を守り、今でも美しい景観が残っています。

大内宿

出典:大内宿が120%楽しめる!観光にピッタリな見どころまとめ | 福島TRIP

大内宿で人気のグルメが「ねぎ蕎麦」。
まるまる一本のねぎがついたお蕎麦は、とってもインパクトが強く、大内宿でしか食べることができません!
また、手焼きのせんべいやそば団子、南会津の名物・しんごろうなど、食べ歩きにぴったりのグルメも。
夏には小川で冷やした野菜やラムネが並び、懐かしい風景についつい見とれてしまいます。

GWやお盆休みには、湯野上温泉駅から大内宿までの道がとても渋滞します。
本来湯野上温泉駅から大内宿までは車で10分ほどですが、3時間もかかった!という声も。
休日は時間を多く見積もって、江戸時代の街並みが残る大内宿を楽しんでくださいね。

基本情報
名称:大内宿
住所:福島県南会津郡下郷町大内
電話番号:0241-68-3611

藤龍館

湯野上温泉でも特におすすめなのが、全12室の落ち着いた隠れ家風の宿「藤龍館」です。
全客室に専用の温泉風呂がつき、24時間いつでも思う存分温泉を楽しむことができます。

藤龍館

出典:電車の旅-東武沿線おでかけ情報 – 東武鉄道

また、露天風呂の貸切ができるのも魅力の一つ。
カップルや家族はもちろん、一人でも貸切ることができ、大川渓谷を独り占めすることができます。
女性には無料の色ゆかたの貸し出しがあり、旅館でも華のある、おしゃれな時間を過ごすことができますよ。

料理は、会津の食材をふんだんに使った食事が楽しめます。
採れたての山菜や野菜、自然が育んだお米、日本酒、福島牛など、会津を中心として、福島のおいしいものが満載です。
また、ウェルカムドリンクはお抹茶と、美しい景色をゆっくり楽しむのにもぴったり。
「おもてなし」の心が伝わる、とっても贅沢な旅館です。

基本情報
名称:会津・湯野上温泉 藤龍館
住所:福島県南会津郡下郷町湯野上舘本乙1338
電話番号:0241-68-2888

塔のへつり駅

国指定の天然記念物「塔のへつり」の最寄り駅として、観光客が訪れるこの駅。
2002年に東北の駅100選に選ばれ、塔のへつりまでは徒歩3分です。

塔のへつり

塔のへつり

出典:フォートラベル

「へつり」とは、方言で「危険な崖」を指す言葉です。
その名の通り塔状の切り立った崖は、長い年月水流や雨風でできた、自然が作り上げた風景。
大川沿い一の景勝地として観光客で賑わい、お土産屋さんの営業も。

特に人気なのが紅葉の時期です。
崖と吊り橋、そして紅葉のコントラストはまるで絵画のよう。
きのこ汁やとん汁など、お土産屋さんで食べながら風景を楽しむことができますよ。

基本情報
名称:塔のへつり
住所:福島県南会津郡下郷町弥五島字下夕林
電話番号:0241-69-1144

会津鉄道沿線のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
自然や歴史、伝統があふれる会津地方。
都会では過ごすことのできない貴重なスポットや温泉を、会津鉄道で巡ってみてはいかがでしょうか。