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福島県で絶対行きたい!ご当地B級グルメスポット

2019年03月22日(金)/福島


福島県は魅力たっぷりな福の島。
「福島の観光地なら思い浮かぶけど、B級グルメはよく分からない…」
そんな方もいらっしゃるでしょう。
今回は、福島に来たら絶対に食べたいご当地B級グルメスポットと、B級グルメが生まれた歴史についてご紹介したいと思います。

円盤餃子

餃子と言ったら、宇都宮、浜松…。
そう思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、福島市にはそんな餃子のB級グルメがあるんです!

円盤餃子1

出典:ミイルまとめ

その名も「円盤餃子」。
そんな円盤餃子は、なぜ生まれたのでしょうか。

歴史は戦後すぐの時代にさかのぼります。
菅野かつゑさんは、満州鉄道の技師であった夫と満洲に暮らしていました。
しかし、敗戦により日本に引き揚げ。
戦後まもなくの福島では、貧しい生活が続き、旦那さんが体を壊してしまいます。
息子も居たため、なんとか生活をしていかねばならない。

そこでかつゑさんは、現在の福島稲荷神社近くでリヤカーとしちりん、フライパンで餃子のお店をはじめました。
かつゑさんは、満洲に居るころ現地の方から餃子の作り方を教わりました。
そのころ満洲では水餃子が主流でしたが、教えてくれた現地の使用人たちは、残った水餃子をフライパンに円盤状に並べ、それを焼いていたといいます。
それを福島でも作り始めたのが、円盤餃子の始まりでした。

円盤餃子 満腹

出典:フォートラベル

餃子に入れるメインの野菜と言ったら、キャベツが一般的ですよね。
しかし、かつゑさんの餃子は白菜、ニラ、豚肉、長ネギ、少しのにんにくとしょうがを入れたものです。
今では、「たくさん食べられるように」と、野菜を多めに、豚肉を少なめにしたものが主流となっています。

かつゑさんは2010年に103歳で亡くなりました。
かつゑさんが始めた円盤餃子は、今では全国的にも有名となりました。

そんなかつゑさんの味を今でも味わうことがでるお店が「元祖円盤餃子 満腹」です。
福島駅周辺や、飯坂温泉駅周辺に多くの円盤餃子のお店が存在します。
お店によって、具材や皮、焼き方もそれぞれ。
まずは元祖を食べてから、他のお店にも立ち寄ってみてはいかがでしょう。

基本情報
店舗名:元祖円盤餃子 満腹
住所:福島県福島市仲間町1-24
電話番号:024‐521‐3787
営業時間:月・木・金 16:30~(餃子が無くなり次第終了)
土・日 11:40~(餃子が無くなり次第終了)
定休日:火・水

詳しくはこちら:福島県で絶対押さえておきたい円盤餃子の名店を厳選

ブルブル

福島市に住んでいても、知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
ブルブルとは、特製のソースで焼いた豚肩ロースを、レタスを敷いたお皿に乗せ、その上から玉ねぎの輪切りをトッピングしたものです。

福島ブルブル

出典:www.arukunet.jp

その歴史は、1962年に開業した、わずか7坪の洋食店「レストラン・ブルドッグ」から始まりました。
ブルブルは、市内で働くサラリーマンのために、早く作ることができて、ご飯が進むことから作られるようになったといわれています。
しかし、お店を切り盛りしていた大槌さんが2005年に亡くなり、お店も閉店、ブルブルを提供するお店は無くなってしまいました。

しかし、2015年にブルブルを復活させよう!という動きが起こりました。
レストラン・ブルドッグの常連に味を聞いても、納得のいく出来にならず悪戦苦闘。
長女・和子さんの助言をもとに、ようやく完成しました。

サイトウ洋食店の福島ブルブル

出典:ヒトサラ

2019年3月現在、市内の10店舗の飲食店でブルブルを食べることができます。
今回ご紹介するのは、サイトウ洋食店。
ランチ、ディナー共にブルブルを食べることができます。
ワインなどアルコールのメニューも豊富なお店なので、ぜひお酒と合わせて味わってみては。

基本情報
店舗名:サイトウ洋食店
住所:福島県福島市栄町9-5 栄町清水ビル2階
電話番号:024‐521‐2342
営業時間:ランチ 11:30~15:00(ラストオーダー 13:30)
ディナー 18:00~22:00(ラストオーダー 21:30)
定休日:火曜日

国見バーガー

福島県でも北部にある伊達郡国見町。
四季を通して果物の産地として知られ、2017年には「道の駅国見 あつかしの郷」ができました。
そんな国見でできたB級グルメが「国見バーガー」です。

国見バーガー

出典:ふくラボ!

国見バーガーは、鯖の味噌煮と野菜がたっぷり入ったメニュー。
鯖の味噌煮…?と思った方もいますよね。

国見町にある「佐久間商店」では、骨まで食べられる鯖の味噌煮が人気メニューでした。
同じく国見町にある佐久間パン店のバンズで挟むと、なんと相性ピッタリ!
あっさりしていて、とてもおいしいんです。

国見バーガーができたきっかけは、東日本大震災でした。
東日本大震災は、福島県をはじめ、広い地域に影響を及ぼしました。
故郷を離れる人、帰りたくても帰れない状況の人が、まだ多く居ます。
また、福島県では原発事故によって農作物や加工品など、福島県の食にも大きな影響を及ぼしました。
その後、各地で復興への動きを見せた中、国見町も動き出すことになり、出来上がったのが「国見バーガー」です。

国見バーガー

出典:国見町

国見バーガーは、2014年、2015年連続で「ふくしまバーガーサミット」で優勝、殿堂入りを果たしています。
全25品から選ばれた国見バーガーは、道の駅国見 あつかしの郷で食べることができます。

現在はメニューも増え、鯖の味噌煮を挟んだ「クラシック」、チーズ入りチキンソースカツ、ホットチリ、とんかつ、フルーツと盛りだくさん。
ぜひ好きなお味を食べてみてくださいね。

基本情報
店舗名:国見バーガー&ジェラテリア
住所:福島県伊達郡国見町大字藤田字日渡二18-1
電話番号:024‐585‐2132
営業時間:9:00~17:30
定休日:不定休

三春グルメンチ

滝桜で有名な三春町は、ピーマンの生産量が全国的にも多い街です。
関東のスーパーで見かけることもありますよね。

三春グルメンチ

出典:www.arukunet.jp

そんな三春町が平成24年に生み出したのが「三春グルメンチ」です。
ピーマンをたっぷり使った三春グルメンチは、ソースをつけなくても味がしっかりしています。
でも、ピーマンって、独特の苦みがありますよね…。
それはポリフェノールの一種「クエルシトリン」が含まれているから。
そのクエルシトリンは、高血圧の予防や抗うつ作用に効果があるとされています。
三春グルメンチの特徴は、ピーマンの苦みを感じないこと!
ピーマン嫌いなお子さんも多いですが、これなら食べられる!と、小さなお子さんからも、親御さんからも好評です。

三春グルメンチは、三春町のお肉屋さんで買うことができます。
また、三春滝桜にも出店しているので、美しい桜を見ながら一緒に食べてみてはいかがでしょう。

基本情報
店舗名:肉の鳥文
住所:福島県田村郡三春町大町114
電話番号:024‐762‐4129
営業時間:10:00~20:00
定休日:日・祝

ソースカツ丼

会津地方のB級グルメといったら、ソースカツ丼!
会津では「カツ丼」といったらソースカツ丼と言われるほどオーソドックスな料理です。

会津ソースカツ丼

出典:Triipgo.com

その起源は様々な説が噂されています。
一つは、大正時代発祥という説。
簡単に作れる賄はないかということで、残った肉片をカツレツにし、ウナギのかば焼きからヒントを得て、甘いソースと絡め、食べやすくごはんの上に乗せた、というもの。
二つめは、戦前に起源があるとされる説。
市内の食堂の主人が、新しい味を求めて東京からコックを呼び、そこで生まれたのがソースカツ丼だった、という説。
最後が、戦後に普及したという説。
戦後まもなく物資が乏しい時代、庶民でも手軽に食べられるごちそうはないかと東京に旅に出ました。
そこで見つけたソースカツ丼を、会津に戻ってからリメイク、オリジナルのソースで煮込んだものを作った、という説。

未だに起源ははっきりしていないんです…。
現在提供されているソースカツ丼も、レシピもカツの大きさも様々。
自分の好きなソースカツ丼を探してみるのもいいですね!

会津ソースカツ丼なかじま

出典:会津若松観光ナビ

特に、「なかじま」さんのソースカツ丼はほかのレシピとは違う特徴的なメニュー。
ソースを絡めただけでなく、卵でとじてあるんです!
こんなソースカツ丼を食べられるのは、このお店だけですよ!

基本情報
店舗名:なかじま
住所:福島県会津若松市上町2-39
電話番号:0242‐24‐5151
営業時間:11:00~14:30、17:00~20:00
定休日:火曜日

カジキメンチ

カジキのメンチ…火を通したらぼそぼそでおいしくなさそう…。
なんて感じた方!
いわきのカジキメンチはじゅわっとうまみがひろがって、さっくさく!
そして子どもの顔くらいある大きさが特徴のご当地B級グルメです。

カジキメンチ

出典:ウォーターフロント協会

スパリゾートハワイアンズでも有名な福島県いわき市。
いわきの海は、親潮と黒潮の合流地点となっています。
黒潮はマグロのなかまやカツオ、サンマなど、多くの魚たちが黒潮の流れに乗って海を回遊しています。
一方親潮は、プランクトンが多く発生するため、それを餌にしている魚もたくさん。

そんないわき市と言ったら、なんといっても海産物。
そして近年B級グルメとして人気を呼んでいるのが「カジキメンチ」です。
カジキメンチを提供しているのは、「小名浜美食ホテル」。
ホテルと名前がついていますが、宿泊施設ではなくて、海産物やお土産を販売している施設ですよ!

東日本大震災は、福島県沖に大きな影響を与えました。
この小名浜美食ホテルも津波の影響を受けましたが、復興をとげ、今では多くの観光客が訪れる場所となっています。
カジキメンチは、みなとオアシス第2回Sea級グルメにて優勝しています。

アクアマリンふくしま

出典:ぐるっといわきLife

小名浜美食ホテル周辺には、観光地もたくさん!
アクアマリンふくしまに、いわき・ら・ら・ミュウに、灯台、海水浴場、夏には花火大会まで!
アクアマリンふくしまでは、先ほどご紹介した親潮と黒潮の流れ「潮目の海」が目玉の展示。
子どもはもちろん、大人が見ても「すごいな~」と感心してしまうほどの迫力です。
お子さん連れの方も、夏休みの思い出として、ぜひいわき市に旅行に行ってみてはいかがでしょう。
その際はおいしいグルメンチを食べることも忘れずに!

基本情報
店舗名:小名浜美食ホテル
住所:福島県いわき市小名浜辰巳町43‐9
電話番号:0246‐54‐3409
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休

なみえ焼そば

最後にご紹介するのが、浜通りにある浪江町のB級グルメ、なみえ焼そばです。
全国的にも有名になりましたね。
これまで、2011年B‐1グランプリ姫路大会で4位、2012年北九州大会で4位、2013年豊川大会ではグランプリを獲得しました。

なみえ焼そば

出典:浪江焼麺太国

そんななみえ焼きそばは、昭和30年ごろ、働く人々のために作られました。
腹持ちがよくて、食べ応えのある太麺と濃厚なソース、具材は豚肉ともやしのみのシンプルな焼きそばです。
なみえ焼きそばの定義は3つあり、①中華麺の太麺を使う、②具材はもやしと豚肉を基本とする、③ソース味であること、と定められています。

地域の方はもちろん、全国的にも知られるようになっていたなみえ焼きそば。
原発事故の影響により、閉店・移転したお店も多くあります。

今回おすすめしたいお店は、福島県中通り・二本松市に移転した「杉乃家」さん。
二本松市民交流センター1階に移転したこのお店。
施設内に入った瞬間からおいしそうな香りが…。
お昼時には並ぶこともあるので注意してくださいね。

濃厚で少しぴりっとする味は、もう箸が止まらなくなります!
おすすめなのが、お店の方もおすすめしている「七味にんにく」をかけて食べること。
スパイシーで一味違った味を楽しめます。

基本情報
店舗名:杉乃家(ホームページなし)
住所:福島県二本松市本町2-3-1(二本松市民交流センター1階)
電話番号:非公開
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00
定休日:月・火

福島県に行ったら絶対に食べたい!ご当地B級グルメについてご紹介しました。
福島県にはたくさんのおいしいものがあること、分かっていただけましたか?
観光地だけじゃない、おいしいグルメがたくさんの福島で、心も体もあたたまる時間を過ごしてみてはいかがでしょう。