四国LOVERS

愛媛のおススメ紅葉スポットを厳選

2019年11月02日(土)/愛媛


例年、10月から見ることができる全国各地の紅葉ですが、温暖な愛媛県でも10月下旬から11月中旬にかけて、さまざまな樹木が赤や黄色に染まった美しい紅葉を楽しむことができます。
まさにこれからというこの時期、風光明媚な名所に富む愛媛県の厳選した紅葉スポット9か所をご紹介します。

別子ライン

渓谷美で知られる別子ラインは新居浜市を流れる国領川の上流部、約10kmの渓谷周辺を指します。名称の由来は、渓谷美で名高いドイツのライン川にあやかって名付けれたそうです。

新日本百景や四国の自然100選に選出されるなど多くの名勝があり、国領川に沿って走る県道47号線は別子ラインを楽しむドライブコースとして、四季を問わず多くの県民に親しまれています。

別子ライン

出典:Gooブログ

見どころの多い別子ラインの中でも「東洋のマチュピチュ」と称される別子銅山閉山跡の産業遺産である東平地区周辺の紅葉は、栄華を誇った時代の遺構と樹木の紅葉がマッチした美しい景色を見ることができる人気のエリアです。

/別子ライン東平地区

出典:フォト蔵

県道47号線には「マイントピア別子」という道の駅があり、レンタサイクルができたり、温泉に入ることも可能です。
子供連れや年配の方にもおススメの紅葉スポットです。

石鎚山

石鎚紅葉

出典:紅葉名所-ウォーカープラス

日本百名山の1つであり、西日本最高峰でもある石鎚山は紅葉の名所でもあります。10月初旬には山頂付近から色付き始め、11月に入る頃には麓へと紅葉が進むため、10月から11月上旬まで華やかな紅葉を長く見ることができるスポットです。

西条市側からは登山を目的に石鎚ロープウェイ経由、久万高原町側からはドライブコースの石鎚スカイライン経由といった行楽スタイルによって、石鎚山の紅葉を楽しむことができます。
山頂への登山も比較的容易であるため登山客も多く、登山と紅葉をのんびり楽しみたい方はロープウェイを利用するのもおススメです。

ロープウェイに乗って色付いた山肌は眺めれば、美しい紅葉の広がりを楽しめます。
石鎚スカイラインを利用すれば標高約1500m付近にある土小屋まで一気に車で行くことができ、標高差による紅葉の進み具合を間近で感じることができますよ。

西山興隆時

愛媛県内では紅葉の名所として、名高く知られているのが西山興隆時です。紅葉の美しさから、モミジの西山興隆時と呼ばれるほど。

創建が600年代と伝わる古くから信仰を集める真言宗のお寺で、国の重要文化財である本堂を含め多くの文化財を有しています。

西山興隆寺

出典:花だより【紅葉の状況】-西条市ホームページ

山門から本堂まで続く石階段を覆うように木々が茂り、春には桜、秋にはモミジと四季折々の草木を満喫することができるスポットで、特に紅葉シーズンには多くの見物客で賑わいます。

山や色付く紅葉と一体になった西山興隆時の佇まいは、ゆっくりとした時の流れを感じることができる特別な空間です。

西山興隆寺

出典:磯子のマンボウのブログ-ココログ

山間に在り、駐車場も少ないため紅葉シーズンは非常に混雑します。周辺の駐車場を事前に調べて行くことをお勧めします。

鈍川渓谷

「えひめ自然100選」に選ばれた渓谷で、周囲は県立自然公園に指定されています。今治市の玉川地区に在り、マスやアメノウオなどの渓流魚が生息する豊かな自然が造り出した渓谷です。渓谷沿いには遊歩道が整備され、のどかな一時を満喫することができます。

鈍川渓谷

出典:livedoor Blog

今治市内からの距離も比較的近いため、ドライブコースとして気軽に訪れることができ、透明度の高い清流と紅葉を子供連れでも手軽に楽しめるスポットです。周辺には鈍川温泉があり、渓谷を散策した後はゆっくり温泉に浸かって癒されるのも一興です。

面河渓

石鎚山の南麓、石鎚国定公園内の山深い場所に位置する面河渓は名勝地として知られ、仁淀ブルーならぬ面河ブルーとも呼ばれる澄んだ川面と大自然を満喫することができます。

面河渓五色河原

出典:フォートラベル

五色河原周辺では白い川床や奇岩が多く見られ、様々な樹木の紅葉と清流の共演は息をのむ美しさです。河原のすぐ側には「渓泉亭 面河茶屋」という茶屋があり、亀腹と呼ばれる高さ約110m、幅約200mに及ぶ断崖と紅葉で彩られた渓谷の清らかな流れを眺めつつ、名物の「アマゴの塩焼き」や地元野菜をたっぷり使った鍋料理を味わうことができますよ。景色だけでなく料理も楽しみに出かけたくなるスポットです。

面河渓遊歩道案内

出典:ぐるたび-ぐるなび

また、渓谷の至る所で断崖や滝などの見どころが多く、遊歩道も「面河本流コース」と「鉄砲石川コース」の2つが整備されています。最大の見どころは「面河本流コース」の終着点近くに在る「水呑み獅子」と「虎ヶ滝」でしょう。

川底の色と光の加減によって薄いエメラルドグリーンにも見える清流と紅葉の景色は神秘的な美しさを感じることができますよ。静かな雰囲気でのんびりとした渓流散策をしたい方は「鉄砲石川コース」がおススメです。四季を通して渓谷美を楽しむことができる大人気のスポットです。

松山城二之丸史跡庭園

二之丸史跡庭園

出典:里島めぐり

愛媛が誇る松山城の二之丸跡に1992年に整備された史跡庭園で、遺構を上手に利用した自然を感じることが出来る風情ある庭園です。2013年に「恋人の聖地」としても選定されたスポットで、モミジの紅葉と庭園の落ち着いた雰囲気は市街地にいることを忘れてしまうほどの趣があります。

紅葉のピーク時には「二之丸光の庭園」というモミジと庭園がライトアップされる催しもあり、松山市民の憩いの場となっています。ライトアップされたモミジと静寂な庭園の空間は心を落ち着かせてくれる街の癒しスポットです。

白滝公園

白滝公園は、「七つの子」や「シャボン玉」など童謡の作詞家として知られる野口雨情が、「秋の白滝 木と木のもみじ 山は錦の幕をはる」と称えた滝と紅葉の渓谷美を見ることができる風情溢れるスポットです。そう大きくはない公園ですが、白滝の展望スポットまでは階段と登山道のような遊歩道が整備されています。

白滝公園歌碑

出典:ほっとde西伊予

白滝は大小7つある滝の総称で、雄滝や雌滝、落合の滝などで美しい滝と紅葉を同時に見ることができます。

白滝公園歌碑

出典:瀬戸内Finder

また、高さ60mもある雌滝は白滝最大の滝で、しぶきを上げる滝の白色と紅葉の紅色のコントラストが目を見張るおススメのスポットです。

小田深山渓谷

小田深山渓谷は内子町の四国カルスト県立自然公園内にあり、標高が約750mから1560mと比較的高い位置にある渓谷です。四国山地の山々が渓谷を囲み、まさに大自然といった迫力のある紅葉を楽しむことができます。

小田深山

出典:メルカドデザイン|mercado design

20種類以上ものモミジが紅葉する大自然が織りなす渓谷美は圧巻の一言。まさに愛媛屈指の紅葉スポットと言っても過言ではありません。渓谷沿いには約1.5kmに及ぶ遊歩道が整備されていて、家族連れでも安心して森林浴や散策を満喫できます。時が経つのを忘れてしまいそうな美しい景観は筆者特選の紅葉スポットです。

ちょっと寄り道

小田たらいうどん

出典:未知倶楽部

小田深山渓谷周辺は標高の高い山間部であるため、飲食店などはほとんど在りません。腹ごしらえを考えるなら内子町小田の名物、たらいうどんがおススメです。国道380号線にある道の駅「小田の郷せせらぎ」にある「かじか亭」や近くに在る「小番食堂」、少し距離は離れますが国道379号線沿いにある「なみへいうどん」でも食すことができますよ。

讃岐うどんのようなコシは有りませんが、もちもちとした愛媛の腰抜けうどんも絶品です。出汁には大豆やニラ、椎茸が入っていて、薬味にはおろし生姜が付いています。
一度食べればやみつきになること間違い無し。

滑床渓谷

四万十川の支流である目黒川の源流から始まる約12kmに及ぶ渓谷で、小田深山や面河渓同様、渓谷に沿って遊歩道が整備されています。夏にはキャニオングと呼ばれる、渓流を歩いて下ったり、泳ぎはもちろん、滝をスライダーのように滑り降りたりと山遊びと水遊びを兼ねたアウトドアレジャーで有名な渓谷でもあります。

日本の滝100選にも選出されている大きな一枚岩を清らかな水が流れ落ちる雪輪の滝周辺は、モミジの紅葉と滝を同時に楽しむことができる見どころの一つです。

滑床渓谷

出典:ジョルダンの季節特集

これらの厳選スポット以外にも紅葉を楽しめる場所は愛媛県内に多くあります。身近な近場での紅葉も素晴らしいですが、紅葉シーズンは山が一年で最も彩られる季節です。

森林浴や癒しを目的に、また、家族サービスでなど少し遠出をして山や渓谷の紅葉を楽しまれてはいかがでしょうか?

食べ物も美味しいこの時期、訪れる土地の名物料理を楽しみに、ぜひ、今回ご紹介した愛媛の紅葉スポットにお出かけしてみて下さい。