四国LOVERS

こんなにあった!香川への行き方5パターン

2019年05月16日(木)/香川


現在、2019年度瀬戸内国際芸術祭が開催されている香川県は、雑誌でもよく取り上げられるため、興味をもっている方もいらっしゃると思います。でも…四国ってそもそもどうやって行くの?移動がすごく大変そう…というイメージで、なかなか旅行に踏み切れないことが多いのではないでしょうか。


確かに新幹線1本では行くことはできませんが、移動を含めて楽しい旅になる方法がたくさんあります。今回は、楽しく香川県へ行く方法を5つご紹介します。

東京から~フェリーで非日常な海の旅

東京から~フェーリーで非日常な海の旅

出典:オーシャン東九フェリー

「オーシャン東九フェリー」は、東京-徳島-北九州を運航する長距離フェリーです。東京の有明港から19:30(日祝は18:00)に出港し、翌日13:05には徳島港へ着きます。もし仕事を早く切り上げることができたなら、金曜日の夜に乗って、土曜日の昼から四国で行動することも可能です。

移動時間としては、飛行機や新幹線利用よりも長いのですが、長距離フェリーの最大のメリットは、船内で自由に過ごせて、寝ている間に移動ができる、ということです。好きな時に食事したり、トイレに行くことができ、長時間座席に座るストレスがない分、疲労はかなり軽減できます。

特に、小さな子ども連れやシニアの方、ペットルームがあるのでペット連れの方は助かりますね。なにより、ゆっくり湯船につかって体を癒して、寝ている間に移動できるのですから、誰にとっても身体にやさしい移動方法なのです。

東京から~フェーリーで非日常な海の旅

出典:otf.jp

また、「オーシャン東九フェリー」のほとんどは新造船なので、船内ではとてもきれいで、快適に過ごすことができます。客室は、「シンプルフェリー」という船名だけあって、質素な造りですが、一晩休むだけなら充分なお部屋です。

全室オーシャンビュー

個室は、テレビ、冷蔵庫、テーブルや鏡などの設備があって、なんと全室オーシャンビュー。ベッドを折りたためばお部屋を広く使えますし、敷布団を敷いて寝ることもできるので、赤ちゃんと添い寝することもできます。さらに、ペットと一緒に泊まれる部屋や、バリアフリールームもあるので、安心ですね。

ドミトリールーム

一人旅などで安く乗りたい場合には、プライベートが確保されるドミトリールームがあります。

大浴場

大浴場では、海を眺めながら湯船につかることができ、洋上の旅をしみじみ味わうことができます。悪天候でない限り、24時間開いているのもうれしいところ。筆者は、乗船してすぐに入って疲れを癒し、翌日は朝風呂に入って、朝日の輝く海原を見ながら体を目覚めさせる、というのを毎回楽しみにしています。

でも船内ではインターネットも不安定だし、暇を持て余すのでは?子どもが退屈するのでは?と思うかもしれませんが、デッキに出て夜空を眺めたり、キッズルームがあるのでそこで遊ばせたりしているうちに、あっという間に到着時間になります。

逆に、自由時間がたっぷりあるので、出発前に忙しくて観光の予定が立てられないまま乗船したとしても、到着までの時間に、ゆっくり楽しく旅を企画することができます。

また、船内に洗濯乾燥機があるので、それを利用すれば、服の荷物を一日分軽くすることもできますね。このように、自由を制限される移動手段に比べ、非常に有意義な時間の使い方ができるということです。

ただ、船内では注意も必要です。まず、外海を運航するので、揺れが大きい場合があります。船酔いや転倒防止のために、天候は必ずチェックしておいてください。

また、船内にレストランはなく、1日目の夕食、2日目の朝食、昼食は、インスタント食品の自動販売機のみになります。

個室の場合は冷蔵庫があるので、乗船前にお弁当を用意して持ち込むのがおすすめです。ただ、自販機の食品や飲料は、コンビニと同程度の値段で、洋食から和食まで揃っているので、試してみるのも面白いと思います。

徳島港に着いたら、徳島駅までバスが出ています。そこからレンタカーを借りて行くもよし、JRで行くもよしです。フェリーには車も載せられますので、東京から車で乗船することもできます。

ちなみに、徳島駅から高松駅までは、車もJR特急も、おおよそ1時間半程度です。途中の東かがわ市やさぬき市に立ち寄り、観光しつつ移動するのもいいですね。こうなると、香川での観光は午後からになりますが、コンパクトな県なので、到着日の午後~翌日の観光でも、充分満喫できると思います。

旅の日数にゆとりがあれば、ぜひ長距離フェリーの利用を検討してみてください。非日常感を味わえる海の旅は、楽しいですよ!

東京から~人気の寝台列車で特別な旅の経験を!

東京から~人気の寝台列車で特別な旅の経験を!

出典:JRおでかけネット

「サンライズ瀬戸」という寝台列車はご存知ですか?同じく寝台列車の「サンライズ出雲」とともに、いつも予約でいっぱいの大人気の列車です。

東京駅から高松駅までを結び、東京は22時発、米原・京都・大阪・姫路・岡山を経て、高松へは翌朝7時半ごろに着きます。仕事帰りに飛び乗り、翌朝から高松市で行動できるという点で、フェリーよりも時間を有効利用することができます。

「サンライズ瀬戸」は、乗車料金に寝台料金をプラスする方式です。寝台にはグレードがあって、サンライズデラックス~のびのび座席まで用意されています。

東京から~人気の寝台列車で特別な旅の経験を!

出典:トラベルバリュー

サンライズデラックスは、ゆとりある個室の一番豪華な寝台です。インテリアも、他の個室に比べてシックな造りになっています。デスクや洗面台が備わっているので、部屋の中で仕事や身支度ができるのがうれしいですね。特に女性は、メイクや着替えを室内ですませることができるのでおすすめです。

続いて、2名で利用できるサンライズツインがあり、シングルデラックスのような設備はないものの、ベッドにラジオや照明のコントロールパネルが付いており、ちょっとしたビジネスホテルの気分です。

次に、よりシンプルな造りのシングル、シングルツイン、ソロ、という個室があります。
シングルもソロも1名利用ですが、シングルの方が照明などのコントロールパネルがあったり、デスク代わりになる棚が付いていたりと、より快適に過ごせる設備になっています。

東京から~人気の寝台列車で特別な旅の経験を!

出典:サンライズ瀬戸 料金空席予約時刻表詳細サイト

そして、リーズナブルな移動にしたいなら、ノビノビ座席もあります。こちらは、仕切りのついたカーペット席になっていますので、グループで旅行する場合や、どんな環境でもぐっすり眠れる方にはおすすめです。椅子はなく、そのまま寝ころべるフラットな席ですので、好きな姿勢をとることができます。

また、列車内にはシャワールームがあり、シングルデラックスは無料、他の寝台はシャワーカードを購入することで利用できます。ボディーソープとリンスインシャンプー、ドライヤーが設置されているので、タオルのみで利用することができて便利ですね。

注意すべき点は、途中駅に停車しても深夜は下車できず、車内販売もないことです。必要なものは乗車前に準備しておきましょう。

そして人気の列車ですので、繁忙期には高い寝台から瞬時に売り切れてしまうといいます。
乗車の一か月前から、みどりの窓口または電話で予約ができますので、乗車日が決まったら、なるべく早めに問い合わせましょう。
旅行代理店でツアーも行っているので、売り切れていても、諦めず問い合わせてみるのも手です。

しかし、ほぼ寝ている間に移動できるのですから、これほど時間を節約する手はありません。
一度乗ったらファンになる方が多いというこの寝台列車、めったに体験できない深夜の鉄道の旅を楽しんでみませんか。

東京から~LCCで格安移動!

東京から~LCCで格安移動!

出典:NAVITIME Travel

フェリーや寝台列車もいいけれど、やっぱり日中の移動がいい!という方は、飛行機を選択するかもしれませんね。羽田-高松は、ANAも就航していますが、成田-高松はLCCのジェットスターが就航しています。

ジェットスターは、なんといっても安い!セール期間であれば、片道4,000円台になっていることもあります。

日によって違いますが、朝・昼・夜の時間帯の便がそれぞれあるので、スケジュールも立てやすいですね。フライト時間は、おおよそ1時間半です。

そして、高松空港は、比較的中心部から近く、空港から高松駅まではバスで約40分です。思い立ったらすぐに行きたい!なるべく費用も時間も節約したい!という方にはぴったりの移動方法です。

関西から~ジャンボフェリーで小豆島観光

関西から~ジャンボフェリーで小豆島観光出典:小豆島BASE

小豆島の観光をしたいのなら、神戸から「小豆島ジャンボフェリー」で直行する手もあります。出発の神戸港は、神戸税関のあるあたりで、三宮からすぐのアクセスです。ミント神戸から連絡バスが出ていますので、車なしでも大丈夫。

神戸港から小豆島までは、約3時間ですが、フェリーのいいところとして、移動中も自由に動き回れるので、観光の計画を立てたり、仮眠をとったり、身支度をしたりと、船内で気ままに過ごすことができます。

また、2階の展望デッキからは、明石海峡大橋を通過時に、橋を間近で見られます。これがなかなかの大迫力ですので、旅の思い出に、ぜひ見に行くことをおすすめします。瀬戸内海の穏やかな海を眺めながら、のんびり過ごす贅沢な時間は素敵です。

さらに「小豆島ジャンボフェリー」は、軽食スタンドやシャワールーム、さまざまなタイプの座席があり、中距離フェリーにしては船内が充実しています。軽食スタンドでは、香川県のいりこだしを使用したうどんが食べられます。オリーブうどん、オリーブ牛100%うどんなどもあり、価格もリーズナブルですので、ぜひ試してみてください。

座席は、大広間をはじめ、リクライニングソファ席、女性専用ルームなどが用意されており、コンセントやwi-fiも充実しているので、長い移動でも快適に過ごすことができます。さらに、キッズルームや授乳室もあるので、電車や飛行機の移動では子どもがぐずって大変…という家族連れにも安心ですね。

関西から~ジャンボフェリーで小豆島観光

出典:shoudoshima-ferry.com

小豆島に到着し、滞在を終えたら、神戸港へ帰るもよし、次に高松港へ行くもよし、さらに、土日祝には直島行きも出ています。

小豆島から高松港までは、通常船で1時間、高速船なら40分です。ジャンボフェリーの乗船場は、高松駅のすぐ近くですので、次の行動にとても便利です。

一方、直島行きは、小豆島の土庄東港から出ており、神戸発で到着する小豆島の坂手港からは離れているので注意。坂手港~土庄東港までは、高速船で行くこともできます。土庄東港から直島までは、高速船で約40分ですが、早朝の出航のみですので、充分に計画を立ててから行きましょう。

直島を含めたモデルコース

直島を含めたモデルコース

直島を含めたモデルコースとしては、1日目に神戸を発ち、小豆島で観光し一泊、2日目に小豆島を発ち、直島へ。といったスケジュールになります。
島めぐりの旅は長めの旅程が必要ですが、アートの島・直島は見どころが多く、草間彌生のカボチャや、地中美術館、安藤忠雄のミュージアムなどがあって、ぜひ訪れてほしい島のひとつです。

このように、島めぐりを中心とした旅にするのであれば、関西から直行できる中距離フェリーを利用してみてはいかがでしょうか。
(※2019年は、瀬戸内国際芸術祭が開催されていますので、フェリー等交通機関の運行状況は、必ず事前に確認してください)

九州から~JRで瀬戸大橋を渡ろう

九州からはフェリーでも移動できるのですが、どのルートも便利とは言い難く、かなりの時間を要するので、今回はJRでの移動をおすすめしたいと思います。

九州から~JRで瀬戸大橋を渡ろう

出典:JRおでかけネット

博多駅から東京行きの新幹線で、岡山駅まで約1時間40分。そこから「快速マリンライナー」に乗り換えて、瀬戸大橋を渡ること約1時間、計約3時間で高松駅へ行くルートです。

岡山駅は大きい駅なので、ここで休憩や観光を挟んでもいいですね。瀬戸大橋を渡る際には、瀬戸内海の多島美の風景を眺めることができます。

ただ、このように「快速マリンライナー」で一路高松駅へ向かうのもよいのですが、筆者のおすすめは、坂出駅で乗り換え、または岡山駅から特急に乗って、丸亀駅で降りることです。
岡山駅から高松駅は約1時間、一方、岡山駅から丸亀駅は約40分。たかが20分の差ですが、この路線はけっこう揺れますし、意外と体力を消耗します。

小さな子ども連れやシニアの方でしたら、思い切って丸亀から観光すると、効率よく香川滞在を楽しめるでしょう。

また、丸亀駅前には子どもから大人まで楽しめる現代美術館「MIMOCA」があったり、駅から徒歩10分で「うちわの港ミュージアム」、徒歩15分で「丸亀城」があったりと、車がなくても、一日中、丸亀観光を楽しむことができます。

特に「うちわの港ミュージアム」では、職人さんが丸亀うちわを作っているのを見学できたり、うちわ作り体験をすることができますので、旅の思い出づくりにもってこいです。

電車で3時間というと少し長く感じますが、このように途中に立ち寄りスポットを設けることで、旅を楽しみながら移動することができます。

移動も楽しい旅の思い出に

中長距離の旅行は、我慢や体力との勝負でもあります。移動で疲れてしまって、普段はしない大ゲンカをしてしまった、結局何をしても楽しめなかった、ということがよくあります。
そうならないためにも、今回は、いかに移動時間を快適に楽しく過ごせるかということに焦点を当てました。
少し遠回りだったり、時間のかかる移動手段もありますが、元気に目的地へ到着するだけで、その後の観光や食事の楽しみが大きく変わってきます。
香川県は、中四国以外の方には遠く感じるかもしれませんが、工夫次第で、とても充実した旅行になること間違いなしです。