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沙弥島って知ってる?ドライブで行けるロケーション最高の穴場

2019年06月16日(日)/香川


香川県は、瀬戸内海にたくさんの島々を有しています。オリーブなどで有名な小豆島や、地中美術館のある直島は、ご存知の方が多いかもしれませんね。それでは、沙弥島はご存知でしょうか。今回は、陸続きの万葉の島、隠れたロケーションスポットの沙弥島について、ご紹介したいと思います。

①沙弥島とはどんな島?

沙弥島とはどんな島?

沙弥島は、埋め立てにより陸続きになっていますので、フェーリーに乗らずに行くことのできる島です。
沙弥島への道は、瀬戸大橋に沿って続いています。工業地帯に巨大なコンクリートの橋脚が立ち並ぶ光景は、なんだか非日常でわくわくします。
沙弥島のナカンダ浜は、はるか昔、柿本人麻呂が万葉集に詠んだ地として今に伝わり、万葉ゆかりの島としても知られています。また、沙弥島海水浴場が全国の「快水浴場百選」に選ばれるなど、その浜辺はとてもきれいです。

②ナカンダ浜の不思議な景色

ナカンダ浜の不思議な景色

沙弥島の看板に従って狭い道を進むと、雑木林を抜けた先に、ぽっかりと開けた場所が現れます。手前に広場があって、大きな榎の木が静かに海を臨み、奥には砂浜と瀬戸内海が広がっています。
ここはかつて、小学校があったのですが、現在は廃校になっています。ただ、廃校舎は今でも瀬戸内国際芸術祭のアートの展示などに利用され、開催期間中は多くの人たちで賑わいます。
浜辺の脇の遊歩道を進むと、小高い展望台があり、海を行き交う船や、遠くの瀬戸大橋を眺めることができます。
ここに柿本人麻呂が訪れ、後には小学校が建って子どもたちが広場で賑やかに遊んでいただろうことを想像すると、なんともノスタルジックで不思議な景色に見えてきます。静かな時間が流れるナカンダ浜を楽しみたいのでしたら、午前中か夕暮れ時に行くことをおすすめします。

③瀬戸大橋記念公園

四国地区「道の駅」連絡会

ナカンダ浜を出て、沙弥島をさらに奥へ進んでいくと、瀬戸大橋記念公園に着きます。ここは、次に紹介する瀬戸大橋記念館とともに、瀬戸大橋の建設を記念して造られた、広大な敷地の公園です。

まず公園内に入ると、中央に目抜き通りがあり、奥には、瀬戸大橋記念館があります。まずは、屋外階段から記念館の屋上へ上がり、公園を一望するのもよいでしょう。瀬戸内海や瀬戸大橋、そして先ほどご紹介した沙弥島も見渡せます。

続けて公園を歩くと、面白いものにたくさん出会います。まず、瀬戸大橋記念館にむかって左に進むと、謎の円筒の壁がいくつも…実はこれは立派なアート作品です。内部に入ると、ゲームのセーブポイントのような非日常感。どんな感じなのか、ぜひ実際に行って体感してみてください。いい写真も撮れそうですね。

次に、記念館にむかって右方向へそのまま進むと、芝生の広場で家族連れが楽しく遊ぶ姿が目に入ります。お子さんと一緒なら、そこで半日遊ぶのもいいですね。

そこをさらに進んでいくと、浜栗林というエリアです。そこは、「甲之池」を中心に、高さ15mにそびえる石造りの「鬼屏風」、くぐって通れる「くぐり滝」、そして浜栗林を眺められる「天台」という展望台もあります。ここはもう、アミューズメントエリアです。思い切ってすべて探索してみましょう。

また、和の風情が素敵な「刻月亭」は、池に面した、自由に立ち入りができる休憩所です。お茶会も開かれるという屋内の風情は素晴らしく、池の水面がゆらゆら映る窓から、池を眺めることができます。

浜栗林を抜けて、今度は記念館の裏手、海の方向へ進んでいくと、アート作品「八人九脚」が見えてきます。目の前には瀬戸大橋。ここでちょっと休憩がてら、ぼーっと景色を眺めるのが最高です。

④瀬戸大橋記念館

瀬戸大橋記念館

出典:www.setoohhashi.com

公園だけでも充分楽しいのですが、瀬戸大橋記念館にもぜひ行ってみてください。館内は、瀬戸大橋建設についての展示があり、模型や説明映像などが各所に設置されているので、お子さんでも楽しく学ぶことができます。特に、瀬戸大橋が造られるまでのストーリーは必見です。最後までじっくり展示を読んでいくと、橋建設に関わった人たちの熱い思いに心が打たれます。

そのまま展示回廊を進んでいくと、エレベーターがありますが、ここから先ほどご紹介した屋上へ上がることもできます。さらに自由に遊べるキッズコーナーがあり、ここで足止めされる親御さんも多いようです。
さらに回廊を進んでいくと、展望談話室があります。ここは、先日退位されたかつての天皇皇后両陛下が訪れた場所だそうで、木目をかたどったコンクリ造りの壁に、大きな窓が並び、瀬戸大橋をパノラマで眺められます。ここでは、週末に限り、香川県の高校生がレストランをしたり、大学生がカフェを運営していて、リーズナブルなランチや軽食、ドリンクなどが楽しめます。また、カフェ運営時は、何かオーダーしなくても休憩室として利用できることがありますので、スタッフの方に尋ねてみてください。
これで館内を一周しました。でも、忘れてはいけないすごい施設があります。「ブリッジシアター」という、天井が360度スクリーンのシアターがあるのです。上映内容は、時間帯によって決められていますが、豪華なキャストが登場するものや、宇宙に関するノスタルジックでほろりとするものなど、どのタイトルを観ても面白いです。

⑤利用料金は?その他沙弥島に関するお役立ち情報

利用料金は?その他沙弥島に関するお役立ち情報

なんと、ここまでご紹介したコースは、レストランやカフェを除き、すべて無料で訪れることができます。特に、瀬戸大橋記念館の展示や、ブリッジシアターが無料なのは嬉しいことですね。
それでは、その他のお役立ち情報をお伝えしていきます。
まずアクセスについてです。沙弥島の最寄り駅はJR坂出駅ですが、そこからは車かタクシー、またはバスでの移動となります。
ナカンダ浜から次のスポットへ移動する場合は、車が便利ですので、おすすめです。グループであればタクシーを利用したり、坂出駅でレンタカーを借りるのもいいでしょう。
また、駐車場ですが、ナカンダ浜は10台ほど、瀬戸大橋記念公園は、かなりの台数が駐車でき、どちらも無料で利用できます。ただし、イベントが開催される場合はこの限りではありません。特に、瀬戸内国際芸術祭の期間中は、車でのアクセスはできませんので、公共交通機関等をご利用ください。
お食事についてですが、実は、沙弥島にはあまりお食事スポットがありません。先にご紹介した高校生のレストランなどのほかには、近隣に、東山魁夷せとうち美術館のカフェがありますが、うどん屋さんなどの香川グルメを扱うお店はありません。お昼をはさんで滞在したい場合は、事前に計画して行くことをおすすめします。

沙弥島まとめ

いかがでしたでしょうか。実は、沙弥島には、まだまだご紹介したいものがたくさんあります。
これだけ充実したスポットですが、ガイドブックには大きく載っていないことが多く、地元の人も市街から遠いからと敬遠して、あまり行かない穴場です。
しかし、一度行けば、自然美と歴史の趣、そして壮観な瀬戸大橋に感動し、きっと気に入ることと思います。ぜひ、沙弥島を訪れてみてください。