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イタリア・ローマで人気のレストランを厳選

2020年03月07日(土)/ローマ

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イタリア全土の中で、日本人がおそらく最も訪れているであろう、首都・ローマ。ここは世界中の人から人気観光地として、時期を問わず高い支持を得ています。そんなローマは、いわずもがな、いついっても観光客が多くいます。そのほとんどが「グルメ」を楽しみの一つにしているため、レストランの数も星の数ほどあります。

ここで、困ってしまうのが味覚の問題。アメリカ人、中国人、インド人…世界からやってくる観光客は、それぞれ異なる食文化を持っています。ゆえに、ある人が「おいしい」と言ったものが、ある人には「甘い」「しょっぱい」と酷評されることも少なくありません。

そこで、今回は現地イタリアに住む筆者が、イタリア人に人気のお店の中から「日本人目線で美味しい!」と思えるローマのグルメを厳選してご紹介します。

これだけのために行ってほしい「Felice a Testaccio」!

フェリーチェの外観

フェリーチェ・ア・テスタッチョ(Felice a Testaccio)」は「テスタッチョ」というローマの下町地区にあるレストラン。フェリーチェ・トリヴェッローニ(Felice Trivelloni)さんがテスタッチョ地区に出したため、この名が付きました。(ちなみに、日本でいう「福くん」「幸ちゃん」といったところでしょうか。「フェリーチェ」には「幸せ」という素敵な意味もあります。)

テスタッチョ地区は、名高い観光名所は少ないものの、人気店ゆえ、お店の前に近づくといつも、たくさんの人でごったがえしているので、すぐに場所は分かると思います。上の写真が店のファサード。基本的には予約必須で、残念ながら電話受付しかしていないので、ご自身で手配するのが難しい方は、ホテルの人にお願いしてみましょう。それも難しい場合はもちろん現地で「待つ」という手もあります。

フェリーチェのカチョエペペ

フェリーチェ・ア・テスタッチョは、ローマ料理のお店。中でも「店に来たら、これを絶対に頼まないといけないのでは!?」と錯覚してしまうほど、ほぼすべてのテーブルで注文されている人気メニューがこちらです。

トンナレッリ・カチョ・エ・ペペ(Tonnarelli cacio e pepe)

フェリーチェのカチョエペペ2

「トンナレッリ」とは、ローマ伝統の卵入りのパスタのこと。手作りのトンナレッリに、香り高いコショウ(イタリア語でペペ)。そして、ローマ伝統のペコリーノチーズ(ローマの言葉でカチョ)がたっぷり含まれたトンナレッリ・カチョ・エ・ペペは、口に入れるたびに新しいトキメキが訪れます。写真を見て「あれ、お皿がなんだか汚れているのでは?」とお気づきの方。そう、これがこの店のポイントです。

なんと、店ではパスタを提供する際に、その場でカチョとペペをミックス!湯気から広がるコショウとチーズの香り!こんな素敵なおもてなしも、ローマ旅行の思い出に華を添えてくれること、間違いありません。店には他にも見逃せないメニューがございます。ローマといえばこちら。

スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ(Spaghetti alla Carbonara)

フェリーチェのカルボナーラ

そう、泣く子も黙る!?「スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ(Spaghetti alla Carbonara)」です。カリッカリのグアンチャーレベーコンがたまらない一品。そして、日本ではあまり馴染みはないものの、ローマ人が溺愛するローマ伝統のパスタがこちら。

メッザ・マニケ・アッラ・グリーチャ(Mezze Maniche alla Gricia)

フェリーチェのグリチャ

ローマ人が溺愛するローマ伝統のパスタ「メッザ・マニケ・アッラ・グリーチャ(Mezze Maniche alla Gricia)」。カチョ・エ・ペペと味わいは似ていますが、玉ねぎの香りがより強く、パスタの種類も異なるのでお味見比べをしてみるのも良いかもしれません。その他、創業者の名を冠した、トマトとバジルがイタリアらしい「スパゲッティ・アッラ・フェリーチェ(Spaghetti alla “Felice”)」も、個人的に一押しです。

ポルペッテ・アル・スーゴ(Polpette al sugo)

フェリーチェのポルペッテ

さて、実はイタリアの伝統的なコース料理において、パスタやリゾットは「締め」ではなく前菜の後にいただくお料理。多くの人が、パスタやリゾットなどを食べた後に、肉や魚料理をメインディッシュとしていただきます。

旅行者の私たち日本人はそこまで神経質になることはありませんが、もしお腹に余裕がある方は、写真の肉料理「ポルペッテ・アル・スーゴ(Polpette al sugo)」も、メインディッシュとしてお試しください。ポルペッテは一言でいうと「肉団子」。ただ、つなぎにチーズを使うため、私たちが想像する肉団子とはまた少し違った、とろっとした優しい味わいがします。デザートは別腹!という強者は、是非店自慢のティラミスもお忘れなく。

店自慢のティラミス

フェリーチェのティラミス

特徴的なこちらのティラミスは、「ティラミス・ディ・フェリーチェ・コン・ビスコット・パスタ・フロッラ(Tiramisù di felice con biscotto pasta frolla)」。創業者の名を冠した自慢の一品で、カチョ・エ・ペペと双璧をなす人気メニューです。予約必至なのが少し厄介ですが、一度その味を知ったら、頑張ってでも予約を取りたくなること間違いなしの名店です。

絶対おいしいジェラートが食べたい!そんなあなたは「Giolitti 」!

ジョリッティの外観

ガイドブックなどでもおなじみのお菓子屋さん「ジョリッティ(Giolitti)」。正直あまりに有名過ぎるため、私はイタリアに来てから、しばらくはジョリッティに行ったことがありませんでした。

しかし、ある時、たまたま日本からやってきた友人をもてなすべく店に行ったら、美味しすぎて失神寸前。皆が「良い」というものはやはり「良い」のですね。騙されたと思って、是非行ってみてください。

ジョリッティのお菓子コーナー

店の看板に大きく掲げられた「1900」の数字は創業年。その少し前、1890年にジュゼッペ(Giuseppe)とベルナルディーナ ・ジョリッティ(Bernardina Giolitti)の2人が創めた牛乳やさんが店のルーツです。

ローマの中心街にも関わらず、店内はとっても広々。ジェラート以外にもお土産にぴったりの化粧箱入りの焼き菓子やチョコレートも見逃せません。

ジョリッティの生菓子

こちらの生菓子は、持ち帰りもオッケーですし、店内でいただくこともできます。地元のおじいちゃんおばあちゃんが朝ごはん代わりに食べに来ることもしばしば。店には仲良く朝食を楽しむ老夫婦のほほえましい姿もよく見かけます。

ジョリッティのジェラートフリーザー

そして、お待たせしました。店の奥にあるジェラートコーナーです。御覧の通り、とにかく種類が多い!メニュー表はイタリア語の下に英語も併記されています。並んでいる間に順番にフリーザーをチェックして、食べたいフレーバーをメモしておくのがおすすめ。

ジョリッティのバンコ

その際、コーンにするかカップにするかも併せて選んでおきましょう。

ローマの休日のフリーザー

「イタリア語も英語も読めない!」という方も大丈夫。。実は数十種類あるフレーバーたちは、ローマっ子も「何味かわからない!」というミステリアスなものも、たくさんあります。

ヴァカンゼ・ロマーネ(Vacanze Romane)

ジョリッティのジェラート

その一つがこちら。「ヴァカンゼ・ロマーネ(Vacanze Romane)」。そう「ローマの休日」味。見た目はピスタチオっぽいのですが、梨のようなフルーティな香りのする一品。皆で食べながら、味を当てっこしたり、お気に入りを見つけていくのも楽しいです。

注意すべきはその量。うっかり食前に食べてしまうと「お昼ご飯は要らない!」と言いたくなるほど、とにかく量が多めです。個人旅行の方は、どうぞ食べるタイミングにお気を付けください。

ローマ風クリームパン!?名前も可愛い「Maritozzo」

マリトッツォ

みなさん「マリトッツォ(Maritozzo)」をご存知ですか?上の写真がマリトッツォ。パン好きには見逃せない一品で、一言でいうと「ローマ風生クリーム入りコッペパン」です。「結婚」を意味するイタリア語「マトリモーニオ」に由来するマリトッツォ。これは、昔お菓子の中に指輪やアクセサリーなどを忍ばせて、想い人に渡していたローマの伝統から出来たとっても素敵な名前だそうです。

レゴリの店内

マリトッツォの食べられる店はローマ市内にたくさんあるのですが、個人的に「推し」なのが「レゴリ(Regoli)」です。レゴリ家が1916年より家族経営で守り続けるお菓子屋さん。店内にはずらり、おいしそうなお菓子が並びます。

レゴリのマリトッツォ

写真左がマリトッツォ。御覧の通り、レゴリのマリトッツォはあまりのクリームの多さにパンが隠れるほど。思わず「甘そう…」とためらってしまうかもしれませんが、見た目に反してクリームは甘ったるくありません。

レゴリのビニエ

その他の生菓子も、とにかくボリューム満点。イマドキのスイーツに比べると、どこか懐かしい雰囲気が漂うのですが、そこがなんとも言えません。

レゴリの生菓子

メニュー表はイタリア語のみなので、イタリア語が分からない方は、店員さんに英語で聞いてみてください。

レゴリのティラミス

イタリアらしいスイーツ、ティラミスもおすすめ。

レゴリのテイクアウト品

お店はほとんど食べるスペースがないので、持ち帰ってホテルや公園などでお召し上がりください。

絶品ローマ風ピザ「Anni cinquanta」

50のヴェルドゥーレピッツァ

イタリアに来たらピザが食べたい!という方も多いのではないでしょうか。実はイタリアでピザを語るのは日本でラーメンを語るのと同じか、それ以上に難しい。というのも、耳が好きな人、チーズが好きな人…10人のイタリア人がいたら10人とも好みが違うからです。ということで、一番手っ取り早いのは「行列ができている店に行く」ということ。

時間に限りがあると、なかなかそうもいかないかもしれません。しかし、やはり美味しい店は混んでいるので、手間を惜しんででも、並んでいる店にまずは行ってみてください。個人的にバランスがとれていて使い勝手が良い推し店は「アンニ・チンクワンタ(Anni cinquanta)」。

「ローマの陸の玄関口」こと「ローマ・テルミニ駅(Roma termini)」から徒歩約10分。清潔感のある店内は、家族連れでの旅行にもぴったりです。

また、メニューに英語表記があったり、インターネットからオンライン予約が出来る点などもおすすめの理由。

50のマルゲリータ

メニュー表には2ページにもわたってたくさんのピザメニューがあるので、見ているだけでわくわくします。写真でご紹介した、定番のマルゲリータピッツァは、6.5ユーロ。店の名前を冠したAnni 50(アンニ・チンクワンタ)」もおすすめで、こちらもトマトベースのイタリアらしい一品です。店選びに迷ってしまった方は、是非候補の一つに、ご検討ください。

イタリア・ローマで人気のレストランまとめ

フォンターナディトレヴィ

ローマ料理は、北イタリアのミラノやヴェネチアなどのお料理と比べると、全体的に味付けが濃いめです。ゆえに、満腹感を感じやすいことでしょう。ピザなどに関しては、持ち帰りにも柔軟に対応してもらえますので、お願いしてみるのもアリ。あとは、事前に食べたいものを計画立てて、行動するとよいでしょう。本記事が計画を立てる際の参考になれば幸いです。それでは素敵なローマ旅行をお楽しみください。