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イタリア・ナポリで人気のレストランを厳選

2020年03月07日(土)/ナポリ

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「ナポリ」という言葉は、私たち日本人にとって、イタリア料理を語る上で、とても身近な存在なのではないでしょうか?「ナポリタンスパゲッティ」「ナポリタンアイスクリーム」「ナポリ風ピザ」…って、ちがう!

実は、日本にある「ナポリ」の名を冠したメニューは、ほとんどが日本人向けにアレンジされたもの。つまり、いざナポリに行っても、同じ物はございません。ならば、本当のナポリ料理とは何なのか。どこにいったら真の味に出会えるのか。 せっかくの限られたイタリア滞在時間。骨折り損のくたびれ儲けにはなりたくないですよね?

ここでは現地ナポリに行く前に、しっかり予習が出来るように、ナポリの絶品ご当地メニューの数々を、レストラン情報を交えながら、ご紹介します。

なんといってもまずは「ナポリピザ」

日本で「ナポリピザ」と言えば、耳が厚めで、外カリッ中モチッ食感なピザを指すことが多め。しかし、イタリア人にとっての「ナポリピザ」は、そんな生易しいものではありません。

とにかく定義が、超厳密です。例えば「生地は小麦と水と塩と酵母のみ!」「最低8時間は生地を寝かせるべし!」「耳の高さは1-2センチ、その他の箇所の厚さは3ミリで!」などなど。というわけで、とても家で作れたもんじゃありません。イタリア人たちは、ピザが食べたくなったら必ずピザやさんに行きます。ならば、イタリア人たちがこぞって通うピザやさんのピザが食べたいですよね!

個々の好みはありますが、まずは絶対に行くべき超有名、ナポリピザの名店御三家は「ダ・ミケーレ(Da Michele)」「ディ・マッテオ(Di Matteo)」「ブランディ(Brandi)」です。

これを食べれば、まずはイタリア人にも胸をはって「私はナポリピザを食べたことがある!」と言えるでしょう。場所は3店とも街の中心地にあるため、アクセス抜群。

ダ・ミケーレの名物、マルゲリータピザ

ダ・ミケーレのピザ

店は常にごった返していますが、ナポリピザは「焼き時間は長くても90秒迄!」がルール。ピザは次々と出来上がってまいりますので、ご安心を。ちなみにこちらが、ダ・ミケーレの名物、マルゲリータピザ。

ディ・マッテオの名物、マルゲリータピザ

ディマッテオのマルゲリータピザ

一方、こちらがディ・マッテオの名物、マルゲリータピザ。お皿が隠れるほどの大判サイズに、驚いた方も少なくないことでしょう。大丈夫。本来ならば1人で1枚丸ごと食べるのがお約束ですが、旅行者特権を活かして、皆でシェアしても、日本人ならばまったく問題ありません。

ダ・ミケーレとディ・マッテオは店同士の距離も近く、価格帯や店の雰囲気も似ていることから、よくライバルとしてメディアに取り上げられます。ナポリを訪れたイタリア人たちは旅行後「私はミケーレ派!」「僕はマッテオ派!」と1時間でも2時間でも、語りあうのがお約束。

パッと見、そっくりな両者のナポリピザですが、食べると全く違う風味や食感を楽しめます。是非食べ比べてみてください。

強烈な名前と見た目のスイーツ「ババ」

ババの写真

ババは日本では「サバラン」や「ババオラム」の名でも親しまれている、スポンジ生地にラム酒を含ませたスイーツです。もとはナポリのババも、フランスから伝わったものなのですが、現地でのアレンジが加わって、いまや立派な「ナポリスイーツ」としての地位を確立しました。

写真の通り、巨大なエリンギのような、コルク栓のような形のパンの中に、溢れんばかりのラム酒が含まれています。女性の化粧ポーチくらいありそうな、超特大サイズ。そして、びっくりするほど映えない見た目です。とても、おフランスからやってきたスイーツ!という感じがしませんが、そこがなんとも下町ナポリらしくてたまりません。

ナイフやフォークを入れると、中からじゅわっと溢れ出すラム酒。華やかにお酒の香りが鼻を突き抜けます。ボリューム満点ですが、このラム酒が、胃の中をスカッとしてくれるので、意外とペロリと食べられてしまいますよ!

オススメは、トリヴナーリ通り(via dei tribunali) の「パスティッチェリア・カッパレッリ(Pasticceria capparelli)」。

カパネッリのお店の様子

このように、カップ入りでババが売られているので、とっても食べやすいです。サイズやチッピングの種類が豊富な点もグー。お腹の空き具合に合わせて、チョイスすることが出来ますよ!

トリヴナーリ通りといえば「食いしん坊通り」とも称される、ナポリ一のうまいもんどころ。

あの、ナポリピザ御三家「ディ・マッテオ」も、パスティッチェリア・カッパレッリの目と鼻の先にあります。レストランの可愛らしい看板が右に左に連なっていて、通るだけで、旅情が高まる通りですので、是非足を運んでみてください。

最近日本でも話題の「スフォリアテッラ」現地で食べるとさらにカリカリッッ

スフォリアテッラ

テレビで取り上げられたことがきっかけで、日本でもじわじわ知名度をあげているナポリのご当地スイーツがこちら、「スフォリアテッラ」です。パッと見は、クロワッサンに似ているのですが、食べるとクロワッサンとはまったく違うお味!世界広しといえども、スフォリアテッラに似た食べ物はないのでは!?と思うほど、ナポリ地方ならではの、なんとも独特な風味が特長です。

その特長を形作るのが中のクリームと、外のパリパリ生地。クリームはリコッタチーズやセモリナ粉、柑橘系のフルーツなどを使って、店ごとに秘密のレシピで作られております。そして、外のパリパリ生地は、職人さんたちが2人がかりで生地を何層にも巻きあげて作りあげます。

こちらも、ババの名店「パスティッチェリア・カッパレッリ」でいただくことができますよ!

また、ナポリ国際空港にも出店している「ヴィンチェンゾ・ベッラヴィア(Vincenzo Bellavia)」のものも有名です。クリームの鮮度と、パリパリ食感が味の決め手となる食べ物ですので、是非現地でかじってみてください。本場のパリっと食感が楽しめるのは、現地に行った人だけの特権です。

ナポリタンスパゲッティは日本発祥。ならば、真の「ナポリ風パスタ」とは…。

シャラティエッリの乾麺

インターネットが普及して以来、もはやほとんどの日本人が知っている「ナポリタンスパゲッティは日本にしかない」という事実。はい、これは本当です。ならば、ナポリっ子たちは、パスタは食べないのか!?もちろん、そんなことはありません。むしろ、毎日の食卓ではピザよりパスタの方が圧倒的に主流。

中でも上の写真でご紹介したのシャラティエッリという平打ち麺が、ナポリでよく食べられているパスタとなります。時間がない方は、スーパーで乾麺をゲットするのもアリですが、ピザやさん以外にもナポリでレストランに行けるチャンスがある方は、是非シャラティエッリも試してみてください。

Zi Teresaのシャラティエッリ

どの店でも置いてありますが、オススメはヅィ・テレーザ(Zi Teresa)。ちょうど世界遺産の卵城とサンタルチア港がすぐ目の前にあり、なんとも贅沢な雰囲気なんです。

ナポリ市内は治安があまり良くないため、夜暗くなってからの外出は極力控えるべきですが、卵城周辺(サンタルチア地区)であれば、短時間の夜のお散歩なら大丈夫。

ディナーで利用する場合は、観光客のたくさんいる21時前後くらいまでに、お店に向かいましょう。

真の「ナポリタンアイス」とは、これだ!

メンネッラのジェラート

日本で通称「ナポリタンアイスクリーム」と呼ばれる、ストロベリー、チョコ、バニラの3色アイスクリーム。海外でも売っているため、「いよいよこればナポリのご当地スイーツなのでは!?」とお思いの方もいるでしょう。残念。これもナポリにはないのです。

諸説あるものの、イタリアに来た際に、イタリアンジェラートに魅せられたイギリス人が、国に帰って考案したものがイタリア以外で売られている「ナポリタンアイスクリーム」の正体なんだとか。

というわけで、ナポリに来たらナポリタンアイスはないので、代わりに地元産のミルクやフルーツを使った、美味しいイタリアンジェラートを食べましょう。

地元っ子たちに大人気なのが「メンネッラ(Mennella)」。牛の看板が目印で、なんといっても盛りが良いのが魅力です。

写真の通り、思わず笑みがこぼれてしまうほど、モリモリのジェラートアイスクリーム。気温の高くなる春~秋に食べたら、最高においしいですよ!

メンネッラは市内に複数店舗あるので、観光の合間にも立ち寄りやすくてグー。是非チェックしてみてください。

イタリア・ナポリで人気のレストランまとめ

イタリア・ナポリで人気のレストランまとめ

いかがでしたか。ナポリといえばイタリア人たちも「食い倒れが出来る街」「うまいもんどころ都市」として憧れる場所。いわば日本でいう「大阪」や「北海道」のような存在です。世界遺産や「ナポリを見てから死ね」で有名な、サンタルチア港の絶景。はたまた、青の洞窟などなど、その魅力は枚挙にいとまがありません。…が、ナポリ来たら食い倒れないわけには行きませんよ!是非食べたいものを事前にリストアップして、食べ忘れのないようご注意ください。素敵なナポリ旅行を満喫して下さいね!ボナペティート!(よいお食事を!)