
福岡県の離島情報!観光スポットやグルメを厳選
2018年04月04日(水)/福岡県
福岡県には、大島・馬島・藍島・地島・相島・玄海島・小呂島・姫島という8つの離島があります。今回は福岡県の離島情報を中心に観光スポットやグルメを厳選してご紹介します。
Contents
大島(おおしま・周囲約15㎞・面積7.17㎢・人口約700人)
大島は、「大島」と「沖ノ島」の2島で構成されている、福岡県最大の離島。宗像市に属しています。
宗像三女神を祀る島。世界遺産の宗像大社中津宮、沖津宮遥拝所を擁しており、古代から宗像三女神を祀る神の島として大陸と九州を結ぶ島として重要に役割を果たしてきました。
沖ノ島は、島そのものが宗像大社の「沖津宮」が御神体とされ、世界遺産登録の際に、ユネスコから一般人の上陸・接近についての対策を要請。2018年からは一般人の上陸は全面禁止となったのだそう。
また、沖ノ島で国家的祭祀が始まったのは古墳時代前期(4世紀後半頃)と推測され、沖ノ島で行われた発掘調査で出土した祭祀遺物やその関連遺物役8万点はすべて国宝に指定されており、海の正倉院と呼ばれています。
大島への交通アクセス
*写真はイメージです。
神湊港から大島港まで、福岡市営フェリー「フェリーおおしま」が運航。乗船時間は25分。一日に7便が運航しています。
大島の施設
大島保育所・宗像市立大島小中学校
宗像市大島行政センター
診療所(眼科・耳鼻科はありません)
大島の飲食店
MUSUBI CAFE
出典:Jugem
かんす海水浴場の前にあるカフェ。自家製レモネードや手作りのスイーツがいただけます。
海宝丸
漁師さん直営のお店。メニューは、お刺身定食1500円(刺身・煮魚・吸物・小鉢5品・ご飯)のみ。
フィッシャーマンキッチン
大島港。漁師サンド(400円)を車で販売。オーナーが自分で釣った地魚をフライにしたものをバンズで挟んでいます。
食堂もじゃこ
大島港からほど近い場所にあり、イカがたくさん入ったちゃんぽんが人気。焼きそば、カツ丼など、7種類のメニューがあります。
民宿ふじ島のランチ
出典:宗像観光ガイド 写真はアジ定食
夏いか丼。煮魚定食、アジ定食などの定食類が1,500円。おと姫膳(3,000円・要予約)は定食に刺身の盛り合わせが付いており、新鮮な玄界灘の幸をたっぷりと食べられます。
大島の宿泊施設
民宿ふじ島・民宿真鍋・宮崎荘・幸栄荘・古賀民宿・民宿河辺・民宿遠藤・海の宿魚亭あさひ丸・つわせ、の9軒。
大島の小売店・お土産店
出典:宗像観光ガイド
観光売店など数軒のお店があり、コンビニエンスストアはありません。宗像漁協の直売所である「さよしま」では、新鮮な魚はもちろん、干物、大島天然塩、甘夏ジュース、甘夏ポン酢、あかもくなどの特産品からお弁当などまで販売。
その他、美容室・理髪店が5軒、公衆トイレが二か所、レンタサイクルがあります。
大島の観光スポット
出典:Wikiwand
大島には、1日7便の大島観光バスが走っていて、観光スポットを周れて、沖津宮遥拝所や絶景スポットの砲台跡にも停車。また、レンタサイクルを使って4時間ほどかけて観光スポットを回ることも可能です。
宗像大社中津
出典:よかとこBY九州
宗像三神の次女神・湍津姫神を祀る神社。七夕伝説があり、縁結びの御利益が有名。
大島交流館
出典:福岡県観光連盟
世界遺産である宗像・沖ノ島関連遺産群、大島の自然、沖ノ島についてなど、映像・写真・パネルの展示などで紹介している資料館。「神宿る島」といわれる理由など、詳しく知りたい方におすすめです。
馬蹄岩
出典:福岡フィルムコミッション
宗像三女神の田心姫神が、馬に乗って沖ノ島に渡ったときにできた馬の足跡が馬蹄岩になったと言われています。
風車展望所
出典:ameblo.jp
島の北部にあり、瀬山牧場を通る遊歩道の先の丘の上にあり、目の前に広がる海の眺望は、絶景です。
沖津宮遥拝所
出典:Twitter
沖津宮は、玄界灘の沖にあり女人禁制の島であるため、遥拝できる場所として、この沖津宮遥拝所が設けられました。気候条件が良ければ、遠くの沖ノ島を見れます。
御嶽山(みたけさん)展望台
出典:よかなび
標高224メートルの御嶽山にある展望台。天気が良い日には、広大な海の向こうに沖ノ島や地島、相島、遠くは長崎県の壱岐、福岡ドームや福岡タワーを見れます。
夢の小夜島
出典:九州鳥物帳 – FC2
連歌師宗祇の筑紫道記に歌われた島。海中に立つ鳥居と、島に繁る松が、朱色と緑色が美しい、写真スポット。
大島灯台
出典:imgrum.org
1926年(大正15年)に建てられました。付近にはイソシバという岩生植物の群生地があり、非常に美しい景観。玄界灘が一望できます。
砲台跡
1936年(昭和11年)に建てられた砲台の、コンクリートの基礎が残っています。現在は、緑に覆われ、展望スポット。
みあれ祭
出典:Faavo
毎年10月1日から3日まで斎行される秋の大祭「田島放生会」の幕開けに行われる祭り。辺津宮に祀られている市杵島姫神(いちきしまひめ)が、姉妹神である田心姫神(たごりひめ)と湍津姫神(たぎつひめ)を迎える祭りとされます。
3隻の御座船に宗像三女神を乗せて海上を巡行する海上神幸行事では、大島から漁船団が出向し、この御座船を供奉。その規模は数百隻にのぼり大規模な海上神幸行事として知られています。
大島のレジャースポット
釣り
出典:じゃらん
うみんぐ大島という、2011年(平成23年)4月に完成した、公共の海洋体験施設。海上や防波堤にある釣堀で大物の引きを楽しめます。持ち帰り用に、絞めてもらうことも。ライフジャケットの着用が必要。
また、インストラクターが付くシーカヤックや、箱メガネを使っての海中観察などの体験ができ、さまざまな楽しみ方ができる施設。
海水浴
出典:観るなび
かんす海水浴場という整備された人工の海水浴場。有料の観光休憩所には、シャワーやベンチがあります。近くにある夢の小夜島の天然の磯では、釣りをもできます。
九州オルレ「宗像・大島コース」
出典:九州旅ネット
海や山などの自然を楽しみながら歩くトレッキングコースの総称が、九州オルレです。コースの要所に設置された標識を目印に、コースを歩きます。宗像・大島コースでは、観光スポットやランチを楽しみながら歩けるでしょう。
大島の特産品
とうへい鍋
大島で昔から食べられていた「とうへい」(くろあなご)は、から揚げや湯引きなどさまざまな食べ方できますが、家族が集まる行事やイベントの際に作られるのが「とうへい鍋」。骨からスープを取りキャベツなどの野菜と一緒に炊き、仕上げに甘めの味噌て味付けをします。大島でだけ作られてきた「とうへい鍋」は大島を訪れた時には、食べて欲しい一品。
大島天然塩
出典:宗像大島.com
昔ながらの直焚き。4~5日煮ます。結晶を2日間天日干しをして完成します。この塩を使って、パンやキャラメルなども作られています。
甘夏
出典:Picbear
大島の無農薬で作った甘夏は、味が濃厚で酸味は控えめ。その甘夏を使って、ジュースやポン酢、ソフトクリームなどのスイーツなどが作られています。
大島あかもく
出典:宗像観光ガイド
玄界灘で育つ海藻類は、荒波にもまれて育つため、どれもしっかりと太く育ちますが、特にあかもくにおいては、その違いがはっきりと判ります。健康食品としてたいへん人気。