
大分県で味わいたい絶品B級グルメ
2017年11月04日(土)/大分県

多くの名湯が点在している事で県外からの往来も多い大分県。そんな名湯で日頃の疲れをリフレッシュするとやっぱりお腹が空きますよね。
そんな時は大分でしか味わえないグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。今回は大分県で味わいたい絶品B級グルメをご紹介いたします。
Contents
とり天
出典:フレーズオオイタ
大分のソウルフードとして県民だけでなく全国的にも大人気のB級グルメ。衣をまぶしカラッと揚げられたとり天は肉のジューシーさがに包まれ、旨味を存分に味わえます。衣は基本的には天ぷらスタイルが、洋風なフリッターや唐揚げの様なスタイルとさまざまなバリエーション。甘辛いタレをたっぷりと染み込ませれば、ご飯にピッタリ。大分名産のカボスと塩で堪能するスタイルはビールとの相性抜群。

とり天と一口にいってもお店で異なるとり天が提供されており、あらゆるスタイルを楽しめる食べ歩きもオススメです。
とり天の元祖は大分?別府?
出典:大分:とり天

とり天の発祥の地として、大分県の県庁所在地・大分市と、その大分市に隣接する日本一の温泉地・別府市がそれぞれ名乗りを上げています。一体どちらが「元祖」なのでしょうか?
大分市の主張は昭和37年大分市内の「キッチン丸山」および「いこい」の店主が共同で考案したもので、別府市は昭和初期、別府市にある「東洋軒」が「鶏のかまぼこの天ぷら」としてメニュー化したものという主張があります。

お互いが元祖を主張しており、論争は解決をみませんが、大分県にとって魅力的なソウルフードである「とり天」は大分県の家庭料理・郷土料理として有名になったのはまぎれもない事実です。
とり天の特徴は?から揚げとの違いは?
から揚げは鶏肉に片栗粉などをまぶし油で揚げたものであり、とり天は下味をつけた鶏肉に水で溶いた小麦粉をつけて揚げたもの(天ぷらと同様)であるとされています。
しかし、から揚げにも下味をつけたものは多く、また郷土料理であることからアレンジされたとり天も多く存在しその定義は様々。
主な違いとしては「衣の違い」と「食べ方の違い」があります。衣については前述の通りですが、食べ方はから揚げはそのまま食べる、またはコショウや塩を振りかけるのに対して、とり天は天ぷらであるため酢醤油に練り辛子を添えたものを付けて食べるのが一般的です。

それでは、大分県でとり天が美味しいお店はどこなのでしょうか。
金なべ亭
「金なべ亭」は、大分銀行ドームやパークプレイスから、車で15分ほどの場所にあり、比較的分かりやすいでしょう。駐車場も多く停められるので、心配の必要はありません。こちらのお店は、広めの店内。一人で行っても、好きな場所に座れます。よって、料理を写真に収めることは簡単。店内には、著名人のサインも飾ってあります。
「とり天定食」以外のメニューもありますが、注文は、「とり天定食」で。

とても美味しいとり天を味わえ、おどろくのは、そのボリューム。男性でも、そう感じてしまいますので、女性の方は、覚悟して行ってみてください。
レストラン東洋軒
別府大学の徒歩圏内、別府駅から大分交通バスを利用し約15分にあるレストラン東洋軒。とり天の発祥の店と謳っているお店であり、大分では最古の洋食屋さんとして大正時代に創業したという老舗。
出典:naver matome
東洋軒のとり天の特徴は大分県の名産であるカボスを使ったしょう油ダレに辛子を溶いたものをつけて食べること。量も非常に多く、たくさん盛られていますが思いのほか軽い食感なので全部たいらげてしまう美味しさ。単品メニューでゆずを効かせたとり天も楽しめます。
出典:tripnote
とり天はしっかりとしょう油ベースの下味をつけた鶏肉をお水を使わずに卵のみで作った衣を使って揚げられています。天ぷらであるにも関わらず非常に軽い食感ですが、モモ肉を使用しているのでジューシー感も。東洋軒の基本のとり天定食は卵スープとご飯、それにキャベツを添え、お漬物とシンプルな構成。
<情報>
住所:大分県別府市石垣東7-8-22
電話番号:0977-23-3333
営業時間:(月~金)11:00~15:30 17:00~22:00
(土・日・祝)11:00~22:00
定休日:不定休
とよ常
別府駅前の徒歩30秒圏内にある「とよ常」は天丼が非常に有名で昼食時には特に行列が絶えないお店。

とり天も天丼として食べられるとあって、地元の人はもちろんのこと、旅行客もこぞって押し寄せる人気店。多少並ぶことは覚悟を持っていくことをおススメします。
出典:フレーズオオイタ
とよ常のとり天の天丼はさっぱりポン酢をかけた仕上がり。タルタルソースもついてくるのでお好みでつけながら楽しめます。ご飯の上にはキャベツの千切りが敷いてあって全体的にさっぱりと頂ける1品。
とり天は鶏肉を細目に割いた状態で天ぷらにすることが特徴の1つ。細い見た目をしており、口に運びやすく、パリッとした食感でほかの店で味わうことができない味。とり天以外にも海老天が2尾に野菜が数種類付いている特上天丼は非常に人気が高く、天丼のタレは甘すぎず、濃すぎずでサッパリ。
岡本屋
出典:食べログ
別府市明礬にある「岡本屋」は別府駅から車で約10分。温泉街のほぼ真ん中に位置する岡本旅館の別館にある売店で、人気観光地として人気のある明礬温泉にあるため、1年中賑わいを見せています。隣に飲食スペースがあるため、そこで食べられます。
そんな岡本屋のとり天は非常に柔らかい食感の鶏肉。中はふっくら、衣はサクサク食感を楽しめます。下味がしっかりついているためそのまま食べられますが、しょう油と辛子をつけて食べる方が良いでしょう。
出典:ホットペッパーグルメ

たくさんはいらないけど観光をしているときにちょっと小腹が空いたというときにピッタリですね。
明礬温泉の湯気が出ている景色を眺めながら楽しめるお店。とり天だけではなく名物の地獄蒸しプリンもおススメ!大分県内では温泉、地獄が有名であり、その地獄で蒸されたプリンを堪能してみてください。
岡本屋
住所:大分県別府市明礬4
電話番号:0977-66-3228
営業時間:11:00~19:00
店休日:不定休
キッチン丸山
レストラン東洋軒と並んでとり天の発祥のお店の1つとされる老舗洋食屋さんの「キッチン丸山」。大分駅から車で約10分。観光客や地元の常連客でいつも混雑しているのも納得の味。営業時間がランチ営業のみ、日曜、月曜、祝日が店休日となっていることからも人気ぶりがうかがえます。観光で訪れる際には注意してください。
出典:食べログ
キッチン丸山の特徴があっさりだけど、ジューシーな食感がたまらない1品。やや酸味の効いたタレにサッとくぐらせ、和がらしを付けるのがお店のおススメ。和がらしはたっぷりとつけれます。

とり天が7.8個くらいにご飯とお味噌汁が付いてとり天定食は680円と非常にリーズナブルですよ!
出典:食べログ
ショウガやニンニク風味、多少ハーブのような香辛料を感じる下味をつけた鶏肉を薄く揚げています。サクサクと香ばしい食感。竜田揚げに近い食感。しっとりで他の店で出ているふわふわというイメージのとり天とは全然異なります。とり天だけではなくヒレカツやハンバーグ、ローストチキン、エビフライが入っている丸山ランチやチキン南蛮も絶品。
あんとれ
テレビや観光雑誌などでたびたび取り上げられているとり天が有名な洋食屋さん「あんとれ」。大分駅北口(府内中央)から徒歩5分。市内の中心部、若草公園付近に立地しているのでアクセス良好です。
出典:じゃらんnet
あんとれのとり天はスライスしたムネ肉のとり天。衣は薄め。ムネ肉の厚みはそれほどでもなく、油がしっとりしみついていて、酢醤油のしょう油濃いめのタレをつけて食べます。

とり天との相性が抜群。まさにあんとれのとり天は大分県のとり天の王道です。
出典:グルメノート
店内はレトロな雰囲気。外観は純喫茶のような雰囲気で昭和感が漂っていて、店内は間接照明がいい雰囲気で90年代の順喫茶感。地元民にも愛されており、13時過ぎですら満席。客層も老若男女、1人客からグループ客までさまざまで、ランチとしては使い勝手が抜群です。
美味なかよし
出典:ameblo
創業から40年以上にもなる超老舗のとり天専門店である「美味なかよし」。地元の人も足しげく通う評判のお店。大分駅からは車で約10分くらい。大分県立美術館から徒歩3分ほどなので、県立美術館の近くでとり天を食べる方にはおススメ。
出典:Twitter
美味なかよしのメニューは3種類のみ。その3種類は、とり天定食、日替わり定食、とり天と日替わりをセットにしたなかよし定食。

もちろんとり天定食が1番人気ですが、たくさん食べたい方やビギナーの方はなかよし定食を頼むことが多いですよ!
行列のできるとり天のお店としてメディアでも露出が高いですが、土日、祝日が店休日であるため、開いている平日は行列必至。
モモ肉を使ったジューシーなとり天を一味唐辛子の入ったピリ辛の特製ダレにつけて食べるのがおススメです。一口サイズで衣はふわふわのサクサクで病みつきになること間違いありません。しょう油、酢、ピリ辛のタレがご飯が進みます。
中津唐揚げ
出典:どまんなかたぬま
ニンニクのパンチが食欲をそそるB級グルメの王者。鶏肉消費量が全国第一位を誇る大分県のB級グルメもやはり鶏肉グルメ。しかし中津唐揚げは他では味わえない美味しさが魅力。お店によって多少の違いはありますが、ショウガやニンニク、ネギなどの約10種類の薬味を加えたから揚げ、しょう油ベースのタレに漬け込んだから揚げ、そのほかにも塩ベースやピリ辛を加えたりなど、お店の個性溢れる味付けが大人気。

唐揚げ一個は大きくボリュームがあり食べ応えも抜群!外側がカリッとしていながらも一口噛む程に肉汁のジューシーさが溢れ出てきて美味しいですよね。
味付けは醤油ベースや塩ベースがありますが、どちらもニンニクたっぷり。ご飯は勿論お酒が進む逸品。鶏肉消費量がダントツ1位の大分県民も満足納得なB級グルメです。
来々軒
出典:来々軒】老舗ラーメン店と菜の花畑♪ | 飽き娘の好きなモノだけ
大分県のから揚げの始まりは、中津市のお隣の宇佐市四日市にある中華料理店「来々軒」が発祥。現在はラーメンがメインですが、もともとはから揚げを販売していました。

戦後間もない頃、来々軒の店主が多くの人に安くお腹いっぱいになってほしいと規格外の鶏をから揚げに売り出したのが大分県のから揚げの始まりだそうです。
来々軒
お問い合わせ 0978-32-0556
住所 大分県宇佐市四日市72
営業時間 11:30~15:00/ 18:00~21:00
定休日 火曜
中津から揚げ 総本家もり山
中津市役所三光支所を過ぎて約100メートル進んだところに「中津から揚げ 総本家もり山」はあります。今ではから揚げの聖地と言われる中津市ですが、ここの総本家もり山は最も古い専門店。店主である森山さんは御年88歳。今でも毎日配達に行かれているそうです。
出典:肉フェス
中津から揚げ総本家もり山はいろいろなから揚げランキングに必ずと言っていいほど1位にランクインされる人気店。創業以来48年間変えていないという秘伝のタレは自家製のニンニクを使用したサッパリの塩味のから揚げ。肉汁と味を封じ込めるために衣はできるだけ薄くつけているため、食感はカリッと。

脂っぽさがなくサッパリとしているのでやみつきに。昼ごはん時には行列ができていることも珍しくないため、時間に余裕を持って足を運ぶと良いでしょう。
中津から揚げ 総本家もり山
住所:大分県の中津市万田566-5
電話番号:0979-24-2222
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休み)
からあげ専門店 舩喜屋本店
出典: みんカラ
県道675号線沿いにある「から揚げ専門店 舩喜屋本店」。アニメのone-pieceが大好きな社長さんが人生の大海原への大冒険のイメージして「舩」という文字を使用したそう。舩喜屋が一番大切にしているのはお客さんに喜んでもらうということ。そこにはこだわりの接客があります。
出典:tabirai
こだわりの接客もすごいがから揚げのこだわりもすごく、特にヘルシーでなお良い筋肉を作ると言われているムネ肉への想いは特に強い印象。自宅で調理するとモモ肉よりもムネ肉のほうがパサついてしまいますが、長年の間研究に研究を重ねて哲学的なムネ肉の柔らかさとしょう油ベースで美味しい味を追求しています。

ムネ肉を長年研究していることから、から揚げが冷えてしまっても美味しさを持続できるのだとか。今ではマニアックなお客さんが揚げたてのから揚げを食べずに、わざわざ一旦冷蔵庫で冷やして食べる人もいるほど。
店内ではから揚げ弁当も販売されておりから揚げの個数やムネ、モモの部位、割合を選べます。

から揚げ弁当以外にも健康を常に考える社長さんの意向でオーガニックジュースも販売されていますよ。
から揚げ 太閤
出典:九州旅ネット
大分県宇佐市の国道10号線から少し入った住宅街に突如現れる「から揚げ 太閤」。車が約20台はゆうに停められる大きな駐車場には県外ナンバーの車も多く、地元のお客さんでいっぱいです。
出典:まこぱぐ
映画「カラアゲ★USA」(高橋愛主演)のロケ地にもなったから揚げ太閤では1日で約200㎏以上と日本一の販売量のからあげを先代から引き継いだ味を守りながら毎日、毎日揚げています。新鮮でおいしい九州産のお肉にこだわり、しっかりとしたしょう油味にニンニクとショウガを少なめにすることでタレに邪魔されない味付けと鶏本来のうまみを出しています。

極限まで薄くした皮をきれいに巻いてから揚げるので見た目も美しいかと。食べた瞬間にパリッとした食感があり、ジューシーな味わいのから揚げは非常に人気が高い印象です。
豊国畜産 ぶんごや
出典:fc2
最寄り駅は中津駅で徒歩圏内の場所にあるテイクアウト専門の「豊国畜産 ぶんごや」。大分県内で有名でA5にランク付けされている豊後牛を取り扱う精肉店でから揚げが販売されています。
ショーケースにずらっと並んだお肉の隣にあるから揚げコーナー。40年の歴史をもつ中津を代表する老舗の1つ。

基本はテイクアウトのお店ですが、長椅子が用意してあり、そこでさっと頂くことも可能です。やはり店内のビールとぶんごやのから揚げの相性は抜群ですね!
豊後牛を扱う精肉店ながらぶんごやのから揚げは第6回からあげグランプリしょうゆだれ部門で最高金賞を受賞。1ヵ月以上寝かせるという秘伝のブレンドしょうゆだれに新鮮な朝引きの鶏肉をしっかり漬け込むのが美味しさの秘密。
出典:jptrp
精肉店で作っているから揚げならではの特徴が鮮度抜群の鶏肉にあります。その日の朝に食肉処理された朝びき鶏を使用し、鮮度抜群な鶏肉を使用することが他のお店では真似できない美味しいから揚げを作る秘訣だとか。
鳥しん 中津店
出典:tabirai
中津駅から車で約10分弱の位置にある「鳥しん 中津店」。お店の前に10台ほどの車を停められるスペースがあり、車で行くことも可能。中津市ではレンタルサイクルで自転車を借りられ、自転車でも約15分ほどで着きます。
出典:からあげの鳥しん
から揚げグランプリの上位に入るお店として有名となったお店。もちろん何回も最高金賞を受賞しています。骨なしのムネ肉、モモ肉のどちらも味わえるミックスが特におすすめ。から揚げは衣が非常に薄くカラッと揚がっています。味付けはしっかりしていてそのまま食べても美味しいから揚げ。

ムネ肉でも驚くほどジューシーで弾力のある食感は冷めても美味しいです。その美味しさの秘密は10種類のスパイスを加えたしょう油だれにあります。
そのしょう油ダレに鶏肉を一昼夜漬け込んだから揚げは中津から揚げの王道。シンプルな味付けは女性にも大人気。この大人気のから揚げはテイクアウトも可能。
住所:大分県中津市宮夫218-1
電話番号:0979-23-5232
営業時間:11:00~20:00(日曜日は10:00~19:00)
店休日:月曜日(祝日の場合は営業。翌日の休みなし)
チキンハウス 中津本店
出典:中津耶馬渓観光協会
中津駅南口から車で約5分のところに位置。駐車場は10台ほど確保されており、揚げる前の状態のから揚げの全国配送にも対応可能。「チキンハウス」は全国的にも有名。地元っこにも愛されています。
出典:食べログ
チキンハウスといえば500円のから揚げ定食が人気。

ワンコインでから揚げ定食を食べられので、圧倒的なコストパフォーマンスの良さにリピーターが続出している印象です。
店内で食べられる定食類はお昼の時間帯のみの営業。夜間は食べることができないため定食目当てで行く場合には時間帯に気を付けてください。
出典:tabirai
柔らかめのお肉にしっかりと下味のついたから揚げ。ニンニクの風味がふわりと鼻を抜け香ります。サクサクっとした衣とジューシーな食感に箸が止まりません。

注文後に揚げ始めるというこだわりのから揚げ屋さんなので、いつも揚げたてのアツアツのから揚げを食べられるのは嬉しいですね。
から揚げ コッコ家
出典:中津耶馬渓観光協会
中津駅南口から車で約10分のところ、県道675号線沿いにある「から揚げ コッコ家」。大きな看板がすぐに目に入るので初めての人でも入りやすいです。

地元の人に美味しいから揚げのお店を聞くとピリ辛ならコッコ家と決まって名前が挙がるでしょう。
店主のお母さんが1人で切り盛りする繁盛店。他のお店と比べるとメニューも至ってシンプルで価格も非常にリーズナブル。から揚げコッコ家で1番人気なのはやはりピリ辛から揚げ。あっさりとしたムネ肉に程よい辛味スパイスが効いた逸品です。

スティック状なので食べやすいのがまた良いですね。辛味の程度は選べるので、子どもでも安心して食べられるでしょう。
出典: 大日本観光新聞
美味しさの秘密の1つは揚げるときにあまり触らずかき混ぜないことだとか。こうすることで衣がはがれにくくなり、カリッと美味しく仕上がります。にんにくとショウガしょう油のタレと鶏肉の旨味がベストマッチなダースワンから揚げもおすすめです。
吉野鶏めし
出典:トキハ
古くから親しまれている郷土料理。具材は鶏肉とゴボウだけでのシンプルなグルメ。しかし鶏肉の旨味とゴボウのコクをお米がたっぷりと吸い、米粒一つ一つに旨味が凝縮されており、味付けも醤油や酒とシンプルながら食べると箸が止まらなくなってしまう逸品。
どこか懐かしさを感じながらも無性に食べたくなってしまう方が多くいらっしゃいます。

鶏めしが名産となっている県は全国的にも多いのですが、吉野鶏めしは料理マンガにも登場する程の美味しさ。シンプルながら素朴さがやみつきになることでしょう。
もみじ
出典:博多おんな節
鶏肉消費量が多い県ながら足までも堪能でき、無駄なく鶏の全てを味わう県民の心が生み出したB級グルメ。

多くは捨ててしまう鶏の足を甘辛く煮た為、その見た目のインパクトに誰もが食べるのを懸念してしまうでしょう。少なくとも筆者はそうでした。。。
しかし一口味わえば甘辛いタレとコラーゲンタップリの足に女性までもがかぶりついています。そんなもみじにビールは欠かせない存在。見た目で一歩引いてしまうも味を知れば、取り合いになるグルメです。
りゅうきゅう
出典:キッコーマン

大分県なのにりゅうきゅう(琉球)?なんて感じてしまう方もいらっしゃいますが、沖縄の琉球とは異なるB級グルメ。
沖縄から伝わった事で「りゅうきゅう」と呼ばれているといった事もありますが、名前の真相は未だに不明です。大分県の名産関サバやアジ等を醤油と生姜のタレにつけた一品。生姜の風味と辛味が効いた醤油ダレと脂がノリノリの鮮魚が最高の組み合わせです。そのまま食べればお酒の肴にもなりますが、ご飯に乗せれば醤油ダレがご飯に染み込み幾らでも食べれてしまう美味しさ。

ネギや大葉といった薬味を乗せて丼にしてもいいのですが、熱々のお茶やだし汁を掛けてお茶漬けにすることで、鮮魚の旨味がより凝縮され堪らない逸品に。お酒の後でもサラサラと頂けるグルメです。
地獄蒸し
出典:トラベルjp

江戸時代から親しまれている温泉処ならではのB級グルメ
温泉から噴出する蒸気熱を利用した加熱調理装置である地獄釜を使用し、食材に定義はなく、海産物や野菜、肉となんでも食材を蒸し上げます。
温泉の蒸気によって、程良く脂が落ちる事でヘルシーながら旨味が閉じ込められる事で美味しさを逃がしません。しかも外側からじっくりと蒸し上げられる事。肉だけでなく野菜も甘みを存分に感じられるでしょう。
またこの蒸気によって作られた「地獄蒸しプリン」も大分県の人気グルメとして人気急増中。

卵のコクと生クリームがたっぷりと使用されている事でトロけるような滑らかさ。そしてほろ苦いカラメルソースが相性抜群ですね。
蒸気で蒸されている事。外側が少し弾力のある硬さが、昭和のプリンの様な懐かしさが感じられます。
別府冷麺
出典:温泉ハイスタンダード 極楽地獄別府
冷麺と言えば「盛岡冷麺」をイメージしてしまいますが、大分でも冷麺はB級グルメとして定着。しかし別府冷麺と盛岡冷麺の大きな違いはスープ。盛岡冷麺のスープは牛骨系多いのですが、別府冷麺は魚介系の和風テイスト。

これは満州から引き揚げた人が日本人向けに食べられる冷麺を作るというコンセプトから和風テイストのスープになったとか。その為、子供からご年配までに親しまれています。
麺は小麦やそば粉、デンプンで作られており、程良い弾力がありながらツルッとしたのど越しが絶品。そんな別府冷麺にも欠かせないのがキムチや牛チャーシュー。独自の進化を遂げながらも冷麺に欠かせないトッピングは大分県民から親しまれています。
日田焼きそば
出典:大日本観光新聞
全国各地に数多くのご当地焼きそばが展開されていますが、日田市の焼きそばと言えば日田焼きそば。焼きそば定番の豚肉やモヤシ、ネギ等の具材を入れソースで焼き上げる事は変わりないのですが、日田市焼きそばの特徴となっているのが焦げるくらい焼き上げる事。

熱々の鉄板で少し焦げるくらいに炒められた焼きそばはソースの香ばしさが漂い、よだれだ出てしまいそうな程食欲を掻き立てます。
そして、少し焦げるくらいに焼かれた麺はソースの濃厚さがしっかりと麺に絡み、次から次へと口に運びたくなるでしょう。全国各地のご当地焼きそばを食べ歩きしている方にもピッタリなB級グルメです。
城下カレイ
出典:混雑しております
別府湾の城下海岸で捕獲されるマコガレイが城下カレイと呼ばれています。しかし、マコカレイなんかどこでも食べられると思っていたら大間違い。江戸時代から大変美味。

希少な魚となっている事で珍重されており、庶民が食べる事が禁止された程の美味しさを誇っているカレイなのです。城下カレイは身は甘く肉厚でコリコリとした食感が絶品。全く泥臭さも感じられず、多くの人が虜に。
大分県の絶品グルメをご紹介させていただきました。是非ご賞味くださいませ。