関西LOVERS

大阪でおすすめの子ども向け社会見学スポット

2018年09月04日(火)/大阪


阿倍野防災

出典:王子ヶ浜小学校 – FC2

案外子どもと盛り上がるのが、社会見学系です。親子で色々と話すきっかけになります。きっと大人の方がはまってしまいますよ。おまけに入場料が無料や安いところもたくさんあります。お出掛け候補の穴場なので、是非参考にしてくださいませ。楽しいものとシリアスなものを織り交ぜました。

①ピースおおさか(公益財団法人大阪国際平和センター)

ピース大阪出典:www.sankei.com

大阪空襲を紹介する平和ミュージアム。是非子どもさんに戦争の惨さを伝えて、そして考えるきっかけにしていただきたいとても奥が深い場所。
空襲の犠牲者を追悼し、戦争と平和に関する展示をしていることから、戦争中の暮らし、被害状況、何故大阪が狙われたかなどを詳しく知ることができます。
また、展示・アニメ・映画・紙芝居・戦争体験をされた方の語り部、講演会、コンサート、戦跡ウォークがある他、本、パネル、紙芝居、ビデオは貸し出しもあります。
筆者は10年程前に来館したときアニメを観ましたが、小学校低学年の子どもでも理解できる内容でした。その時は、学童疎開のお話でした。アニメは平常の開館日に上映、ウィークエンドシネマは毎週土曜日に見れます。
展示のところには防空壕があり光と音で疑似体験が出来ます。大阪は50回を超える空襲受けましたが、1トン爆弾・焼夷弾の模型、戦時中の町のジオラマもあります。展示のパネルの写真を見ると胸が痛み二度と繰り返してはいけないと強く思いますね。
庭には『刻の庭』があり、銘板を見ましたが空襲の死没者のお名前がひとりひとり刻まれていました。語り部さんの生のお話は子どもに聴いてい欲しいと思います。講演を依頼することもできます。…大阪城がすぐ側にありますよ。セットでいかれるのはいかがでしょうか。

住所/大阪市中央区大阪城2番1号
電話/06-6947-7208
時間/9:30~17:00
休日/月曜日、毎月月末、祝日の翌日、年末年始
※祝日の翌日及び月末が日曜日の時は翌々日の火曜日になります。

②大阪地方裁判所

大阪裁判所

出典:甲南Ch. – 甲南大学

公開されている裁判は、誰でも自由に傍聴できます。予約もいりません。小学生では学年にもよりますが、少し難しいかもしれません。でも雰囲気は味わえます。
子ども向けに分かりやすくしているイベントもあるので要チェック。小学校3年生位からのツアーの実施は夏休みが多いです。法廷見学・模擬裁判体験・DVD上映・質問コーナー・法廷服を着て記念撮影…などが内容です。例えば『みんなで考えよう!有罪?無罪?』『裁判員制度ふれあい見学会』がありました。
あと、団体でいくときは予約がおすすめ。説明も詳しくしてくれます。
禁止事項は、刃物系の持ち込み・写真撮影・録音、法廷内の私語と飲食。法廷内は割と狭く緊張感が漂っていて、お喋りしようとも思いませんでしたが。それにしても裁判ってとてもプライベートなものなのに、自由に観覧できるのにはびっくりしました。

住所/北区西天満2丁目1-10
電話/06-6363-1281
時間/10:00~15:00(平日のみ)

③一般社団法人 大阪市中央卸売市場本場市場協会

大阪市中央市場

出典:ウィキペディア

甲子園4つ分、日本一の広さです。ですので、集合場所が管理棟の場合は、ナビには最後に『管理棟』も入れた方がいいです。(方向音痴な筆者は迷子になりました)
野菜、果物、水産、乾物、漬物…全国・他国から運ばれた品物が卸売場に並べられ、卸売業者と仲卸業者の間でせりが行われます。その後、仲卸業者はスーパーなどに売りやすいよう加工や包装をします。

さて、ここで質問ですが、せりの時間が早いものは何だと思いますか?答えとしてはふぐのせりが朝4:00、マグロは4:15からです。理由は手間がかかるからだそう。マグロだけ独自のせり場で、専門の低温の場所で行われます。見学は8:45から約2時間位のコースで、仲卸店舗が270店舗ありますが一部見学できました。いがのついた栗もあり驚きです。

内容としてはせり場(実際のせりは観ていません)を見た後、展示コーナーで市場の歴史などを勉強して、ビデオを観るという流れです。

筆者が行った際には、小学生連れの親子が2組来られていました。市内や高槻市では学校の社会見学でも行かれるそうですが、親子でも是非お楽しみください。お土産ももらえるかもしれません。市場内はせりが終わったのに活気の余韻が残っていて、フォークリフトや大きいトラックがひっきりなしに走っているのが印象に残ります。
昔は船や貨車で運んだとか、市場は豊臣秀吉の時代からあったとか(こちらの市場は昭和6年からです)、等…いろいろ知ることができ面白いですよ。料理教室、市場まつりなどのイベントもあります。

住所/大阪市福島区野田1丁目1-86
電話/06-6469-7850(要予約・無料)
時間/8:45~以降2時間程度(午前中)
月~土曜日。祝日、臨時休業日(水曜日が多い)、予約多数、繁忙期など不可の場合あり。

④阪急電鉄正雀工場

正雀工場

出典:スルッとKANSAI

電車好きな子どもさんは大喜びしますよ。工場見学と、洗車体験ができ、電車の裏舞台が見れます。小学生以上で10名~50名以下が条件です。午前の部と午後の部があります。最後にはお土産をもらえます。平日のみなので夏休みが中心になりそうですね。
他には、春と秋にレールウェイフェスティバルがあります。洗車体験・車両のクレーン移動、旧車の乗車体験ができます。1日楽しめるイベントで、抽選です。たくさん出店もしていて、グッズ・お弁当の販売もしています。
他に電車と触れ合えるところは、吹田市の大阪モノレールにも見学イベントがあります。同じ摂津市には新幹線公園があります。ゼロ系の新幹線と電気機関車が展示されています。桜もキレイなのでお花見シーズンにいかれるのもいいです。

住所/摂津市阪急正雀1-2
電話/06-6373-5272
時間/10:00~10:30、13:30~14:30(平日のみ・約90分間・要予約)

⑤大阪府動物愛護管理センター(アニマルハーモニーセンター)

アニマルハーモニー

出典:LINE BLOG

犬・猫をはじめ動物の殺処分ゼロを目指し、人と動物が共生できる社会の実現を目指す施設です。
保護動物の見学の他、ふれあい体験(予約不要・5分)・ふれあい教室(要予約・20分)・飼育体験(要予約・2時間)・譲渡前講習会(要予約)があります。動物の習性や正しい接し方を学び、命の大切さを知ります。動物を飼う大変さや責任も知って安易に捨てないようにするために行われています。
殺処分ゼロを目指していますが、残念ながら実際にはまだおこなわれています。
減らす、なくしていくにはどうすればよいか、子どもと考えるきっかけにしたいと思います。
また、譲渡の受付も行われています。無責任に捨てる人が多く断ることもあるそうです。一度飼い始めたら最後まで育てて欲しい、入院等本当にやむを得ない場合でも新しい飼い主を見つかるまで自分で探したり、他の人にも懐くように躾けるのが責任です…とセンターの方がおっしゃっていました。人間は勝手ですね。人間の都合で増やし、処分する…。
かわいいだけでは飼えないですね。老犬を介護して最後まで育てた知り合いの話もききます、かわいいを超えてもう家族ですね。そんな人ばかりになるとよいです。

住所/羽曳野市尺度53番地の4
電話/072-958-8212
時間/(月~金)9:00~17:45、(土日祝)9:00~17:30 年末年始休み

⑥大阪市立阿倍野防災センター

阿倍野防災

出典:縁活

災害発生時に適切な行動ができるように、防災に関する知識や技術を分かりやすく学べます。
子どもも分かりやすいように、とても工夫されていていました。
展示、映像、災害疑似体験などがあり、体験コースは消化・避難・119に連絡・救助といった一連の行動をリアルに体験できます。地震が起きた部屋で手分けして電源を落としていく、煙(偽物)の中を中腰で避難、中身が水の消化器で画面に向かって放水、など。公衆電話とガラケーが用意されていて、こちらで119に電話しました。(本当に繋がりません)ハッキリ大きい声で言わないと画面が言い直しを言ってきてなかなか厳しいです。
震度7体験は南海トラフ地震(プレート型)を疑似体験できましたが、かなりの振動でした。
ポールのようなものにつかまって立っていると床が揺れだします。大阪の震災の歴史の展示や消防服を着て記念撮影もあります。東日本大震災のビデオがずっと流れている部屋もあり、見入ってしまいました。
震災でいちばん怖いのは…火災だそうです。消火器を購入しようと思いました。倒れたら自動的に止まるストーブもあればベターですが、値段が高そうです。
ご家族で災害について考える良いきっかけになる場所です。おまけに無料。
体験コースは事前に予約をした方がベターですが、空きがあれば参加できます。係の方は素敵な笑顔で感じがよく、質問にも丁寧に答えてくださいました。応急手当教室などイベントもいろいろありますよ。阿倍野キューズモールの近くにあります。

住所/大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目13-23
電話/06-6643-1031
時間/10:00~18:00(体験受付は17:15迄)
休日/水曜日、毎月最終木曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始

⑦榎並刃物製作所

榎並

出典:堺フィルムオフィス

包丁で有名な地といえば堺ですね。堺打刃物は火造り、刃付け、研ぎを完全分業制でおこなっています。600年もの伝統を受け継がれており、古くから鉄や銅、鋳物の職人が住む村で、依然として鍬や鋤などの土工具が多く出土しています。
古くからの日本の伝統工芸と、普段見ている包丁がどのように造られているかを親子で見に行きませんか。堺にはいくつか見学できるところがあります。榎並刃物製作所は一応小学校高学年以上が原則です。
包丁づくりの体験も3月~11月の第2日曜日にできます。6名までで、予約制・有料。(見学は無料)子どもはワクワク、ハラハラしながら見入るのではないでしょうか。機械や火の粉があるので、そして刃物なので安全に気を付けて見学をしてください。

住所/堺市堺区九間町西2丁2-25
電話/072-233-0217
時間/電話で相談(要予約)
休日/日曜、夏季、年末年始

⑧大阪くらしの今昔館(住まいのミュージアム)

大阪今昔館

出典:欣晴。

江戸時代は街並みそのものをリアルに再現、昭和時代は町並みや暮らしをジオラマ再現しています。昭和の床屋さんや家庭のジオラマは人形の表情が微笑ましい。昭和20~40年代のテレビ・電話・アイロンなどの展示もあり、大人(特におじいちゃん・おばあちゃん)は懐かしく子どもは新鮮かと。
江戸時代エリアでは着物を着る体験ができ、外国人旅行客の方に大人気。(入場者はアジアを中心にほとんど外国の旅行者でした)江戸時代のお風呂屋さんのビデオを見れる部屋があります。昔は糠で身体を洗っていたのですね…。
お手玉、コマなど昔の玩具が自由につかえ、親子で楽しんでいました。親の腕の見せ所です。日曜日は町並みを案内してくれるボランティアさんがいます。
他イベントがたくさんあります。例えば2018年8月から10月はお茶会(茶道体験)、子どもの落語大会、桂出丸さん他プロの方の落語・寄席・狂言が聴けるイベントもあります。インターナショナル寄席といって外国語の寄席もあります。
ワークショップではおじゃみ(お手玉)作り、折り紙などが体験できます。
年間を通じてイベントを是非チェックしてくださいね。入場券は近くの天神橋筋商店街のお店の割引券として数店舗ですが使えます。帰りは商店街をぶらぶら歩くのも面白いですよ。(これこそリアルに『昭和』な町並みです)

住所/北区天神橋6-4-20(住まい情報センター8階)
電話/06-6242-1170
時間/10:00~17:00
休日/火曜、12/29~1/2

大阪中央卸市場

出典:大阪市

社会見学って、非日常なものでなく身近なものが題材なのだと改めて思いました。包丁がどうつくられているかスーパーで何気なく買う食品がどういうルートで届けられるかとか、普段は全然意識しません。それを改めて考えるきっかけになる行事です。なのに、映画を観た時のように楽しさを味わえます。市場や動物センター、防災センター、裁判所は市民に知ってもらう意味もあり無料なのかなと思います。(有料のところも安価)大阪には他にもまだまだ『社会見学』できるところがありますので是非発掘してみてください。