富山県のインスタ映えスポット20選
2024年11月02日(土)/富山県
以前行われたあるアンケート調査で、インスタグラム利用率が最も高かったのは富山県という結果がありました。東京や大阪など大都市の方が高いイメージですが、富山県がトップというのは意外な感じを受ける方も多いかもしれませんね。
しかしそれを裏付けるように、富山県には雄大な立山連峰に海産資源が恵まれた日本海の幸があります。また春になればチューリップが咲き誇り、白えびやホタルイカにブラックラーメンなど富山県ならではのグルメも豊富。とにかく写真に収めたいものがたくさんあり、訪れれば納得するはず。そこで、富山県で出掛けたいインスタ映えするスポットをエリアごとにご紹介します。
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富山・滑川・立山エリアのインスタ映えスポット
立山黒部アルペンルート
出典:みんカラ
富山県の立山町から長野県の大町市扇沢までケーブルカーやバス・ロープウェイなどを乗り継いで横断する総延長37.2kmの山岳観光ルート。途中には、様々な魅力溢れる景勝地があります。3000m級の山々が連なる北アルプスは春の訪れが遅く深い雪に閉ざされています。
出典:フォートラベル
室堂付近にある大谷では、除雪して出来る雪の壁を歩行者専用の通路として開放する「立山・雪の大谷ウォーク」を4月中旬~6月中旬頃に開催。積雪量によって壁の高さが20m近くになることもあり、そのスケールに圧倒されるでしょう。
また秋の紅葉シーズンもオススメ。標高の高い室堂や大観峰などは9月中旬~10月上旬には見頃を迎えます。
富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)
富山市の中心部にあり、富山駅から徒歩約10分のアクセス。旧船だまりを利用した水辺空間を中心とした9.8haの公園。公園のシンボルは長さ58mの天門橋で、橋の両側にある展望塔に上がれば公園全体が一望。
出典:みんカラ
運河と公園の景色を船の上から楽しむ富岩水上ラインは、4月中旬~11月下旬まで毎日運航。公園全体を約3万個のLED照明でライトアップするスイートイルミネーションを開催。寒さが増す冬の富山を、華やかな灯りで包みます。
出典:フォートラベル
景観に溶け込むようなデザインで世界一美しいと称されたスターバックス富山環水公園店が園内にあるので、散策の合間の休憩にもピッタリ。
富山市ガラス美術館
出典:フォートラベル
特徴ある外観は立山連峰をイメージしているそうで、ガラスやアルミ・御影石などを用いた近未来的な造り。記憶に新しい、東京オリンピックのメインスタジアムである国立競技場を手掛けた隈研吾氏が設計。
出典:ameblo.jp
2015年にオープンした、TOYAMAキラリという複合施設内にあります。建物内は、少し傾斜を付けて斜めに吹き抜けが施され明るく開放的。6階は常設展のグラス・アート・ガーデン、5階にコレクション展。2~4階は、富山ゆかりの作家作品約50点を展示するグラス・アート・パサージュ。
出典:フォートラベル
オリジナルのお土産が買えるショップや、金沢の加賀麩の老舗・不室屋プロデュースのカフェも。
呉羽山公園展望台
出典:トリップアドバイザー
標高76.8mの呉羽山は、山全体が公園として整備されている市民憩いの場所。富山市の新しいキャッチフレーズ「立山あおぐ特等席」になっていて、市内にある11ヶ所の特等席の1つ。
出典:フォートラベル
その名前の通り、展望台からは手前に富山の市街地、その奥に立山連峰が控えています。北側には富山湾を隔てて能登半島までも望めるそうで、天候に恵まれればまさに絶景を眺めることが出来ます。
出典:Gooブログ
近くには民俗民芸村や五百羅漢などもあり、ちょっとした散策も楽しめるでしょう。
また公園には500本ほどの桜の木があり、春はピンク色の桜の花に包まれます。秋の紅葉も素敵です。
眼目山立山寺(がんもくざんりゅうせんじ)の栂(とが)並木
出典:ameblo.jp
1370年に、大徹宗令褝師が開創した曹洞宗の古刹。このお寺の参道にある栂並木が、インスタ映えすると人気になっています。栂とは、富山県で俗称として用いているモミの木のこと。樹齢400年あまり、高さ20mの大木がまっすぐに天へと向かって伸びています。太いところでは3mにもなる幹がどっしりと構え、並木を歩けばすがすがしさを感じるほど。富山県の天然記念物にも指定されています。
出典:ameblo.jp
寺のある眼目(さっか)地区と、大岩・馬場島の3つのエリアで構成されている「剱・きらめきの森」は、森林セラピーに適した道として認定されています。森林浴気分で、心身ともにリラックスできること間違いなしです。
高岡・氷見エリアのインスタ映えスポット
瑞龍寺
加賀二代藩主前田利長公の菩提寺として、三大藩主利常公により建立された曹洞宗の寺院。総門から山門・仏殿・法堂を一直線上に、その左右に禅堂と大庫裏を配して回廊で結んでいます。
出典:フォートラベル
ご本尊は釈迦如来で、左右に文殊菩薩・普賢菩薩を安置。山門・仏殿・法堂が国宝、総門・禅堂・大庫裏・回廊・大茶堂が国の重要文化財に指定されています。総門から山門までの参道脇には白砂利、山門から仏殿までの間に広がる芝の青さ。
冬には真っ白な雪景色に変わり、どの季節に訪れても素敵な景色に出会えます。足を進めるたび、整然と並んだ堂宇とともにその美しさに目を奪われます。なお、季節ごとにライトアップイベントも開催しています。
高岡おとぎの森公園
出典:ameblo.jp
11ヘクタールもの広大な敷地を持つ総合公園で、自然にふれあい体を動かして遊べる遊具など子供に人気の公園。しかし大人にも嬉しい工夫があります。漫画家の藤子・F・不二雄氏は高岡市出身で、この公園にドラえもんの作品の中に登場するあの空き地が再現されているのです!
出典:光と風と薔薇と
ドラえもんとのび太・ジャイアン・スネ夫・ドラミちゃんに土管まで。子供の頃に見た漫画やTVアニメの中に、自分が入り込んだような世界観に浸れます。
出典:老猫街ある記・食べある記
もっとドラえもんについて知りたくなったら、高岡市美術館2Fにある藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーへも行ってみましょう。ショップで購入できるオリジナルグッズは、どれも欲しくなるものばかりです。
雨晴海岸
出典:フォートラベル
海越しに3000m級の山並みを見ることが出来る、世界的にも稀な場所。ここを訪れた旅人全てを魅了する、例えようのない美しさ。
出典:夕暮れ日記
少し沖には女岩(めいわ)と呼ばれる岩があり、写真を撮るならこの岩を入れるのがマスト。朝日や夕日、寒い時期に発生しやすい気嵐など時間や季節で異なる景色を見せてくれます。
出典:みんカラ
雨晴とは変わった名前ですが、源義経が奥州へ落ちのびる途中に降られたにわか雨が晴れるのを待ったという義経岩があり、地名もこのことが由来とされます。近くには道の駅雨晴があり、2・3階にある展望デッキからも眺望を楽しむことが出来ます。
ミュゼふくおかカメラ館
出典:フォートラベル
カメラと写真についてのミュージアムとして、2000年にオープン。愛好家から寄贈された4000点あまりのカメラ・資料などの収蔵品から、年3~4回のサイクルで展示を行っています。
出典:老猫街ある記・食べある記
展示ケースを全面ガラス張りにすることで、正面だけでなくどの角度からも鑑賞できるようになっています。クラッシックカメラの仕組みや歴史、第一線で活躍する写真家の作品など魅力溢れる展示方法でカメラ・写真ファンに人気の場所。
また建物も建築家・安藤忠雄氏が手掛けているとあって、建築ファンにとっても見逃せない。コンクリート打ちっぱなしで一見無機質な感じも、飾られた写真をより引き立たせているようです。
海王丸パーク
出典:富山やちゃ
商船学校の練習船として誕生した帆船海王丸を中心とした公園で、県内外から多くの観光客が集まる人気スポット。1930年2月14日に進水して以来、59年間に地球50周分にあたる106万海里を航行。現役当時のままの姿を残し、内部は整備期間を除き一部を公開。
出典:ameblo.jp
毎日日没~22:00まで、400個のLED照明が数分おきに色を変えて海王丸を照らすライトアップイルミネーションを開催。進水日がバレンタインデーであることから、「恋人の聖地」に選定されています。
ひみぶりフェア
出典:ひみ番屋街
富山湾の冬の味覚の代表格と言えば、氷見の寒ぶり。富山湾の定置網で漁獲し、氷見漁港魚市場で競られたぶりを「ひみ寒ぶり」として商標登録。
出典:たろうの生活
ひみぶりフェアは、12月〜2月にかけて開催。ただし、ぶりの水揚げが無くなり次第終了。氷見市内の8の飲食店と21の宿泊施設、合計29店舗が参加します。
出典:たびもろこし
詰め合わせギフトや加盟店で利用できる食事券などが抽選で当たるキャンペーンを行い、参加店で配られる応募ハガキまたはSNSの投稿で応募可能。天然ものなので水揚げ状況により食べられない日もあるので、事前にお店に問い合わせをしましょう。
また、水揚げ状況は「きときとひみどっとこむ」のHPやSNSでも確認できます。
黒部・宇奈月エリアのインスタ映えスポット
黒部峡谷鉄道
出典:フォートラベル
黒部峡谷は深さが日本一と言われるV字型の谷で、長い年月をかけて黒部川の浸食作用によって作られました。より手軽に渓谷美を堪能するなら、トロッコ電車が便利。
出典:フォートラベル
元々黒部川の電源開発工事の資材を運ぶために敷設され、1971年から観光用として営業をスタート。宇奈月駅から欅平駅まで、片道1時間20分。沿線にはダム湖や展望台、秘湯ムード満点の露天風呂など途中下車して楽しめるスポットも。(※途中下車は往復乗車券では無く片道乗車券の購入が必要)
出典:黒部峡谷鉄道
創業以来初の試みとして「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」の開催が決定。1日4回実施。宇奈月から往復1.2kmほどですが、白銀の世界をトロッコ電車から楽しむことが出来ます。各回の定員が36名なので、申し込みはお早めに!
魚津 たてもん祭り
出典:株式会社いっ歩
毎年8月の第1金・土曜日に、「じゃんとこい魚津まつり」の一環として行われています。祭りの起源は定かでないようですが、漁業の神様である諏訪神社に氏子が豊漁と航海安全を祈願して供え物を奉納したことからと伝わります。
出典:タマケン
高さ16mにもなるたてもんと呼ばれる大柱にぼんぼりを三角形になるように吊るし、そり台に立てて法被姿の若者によって曳き回す威勢のいいお祭り。太鼓や笛の囃子が鳴り、夜空を提灯の明かりが照らします。
出典:ameblo.jp
現在は7基のたてもんが繰り出しますが、提灯は町内ごとに図形や形が異なります。ユネスコ無形文化遺産や国指定重要無形民俗文化財などにも選ばれています。祭りの2日目には海上花火も上がり、より一層華やかさを増します。
東山円筒分水槽
出典:北島税理士事務所ブログ
数年前からSNSで「日本一美しい円筒分水槽」と紹介され、知る人ぞ知るインスタ映えスポット。東山地区の天神野・青柳・東山の3つの用水に、公平に水を分配するためのもの。
川が豪雨のたびに氾濫し、夏季には水不足。そのため水の利権争いが絶えず、解決方法として造られたそう。まん丸い水瓶のような形で、真ん中から水が噴き上げるサイフォンの原理で水を均等に分配。
田んぼに水を張る田植えの頃が一番水量が多いので、その時期がもっとも映えそう。1934年に造られ、直径は約9m。2020年4月3日に、国の登録有形文化財になりました。富山県内には、上市町・南砺市などにも同様の円筒分水槽があります。
舟川べり桜並木
出典:フォートラベル
1957年に、舟川の河川改修工事を機に地元の保存会によって植えられた約280本のソメイヨシノ。川の両岸1200mほどが、満開の頃には桜のトンネルを作ります。
例年見頃は4月中旬ですが、タイミングが良ければチューリップや菜の花、そして奥には残雪の残る北アルプス連峰の「春の四重奏」を眺めることが出来るかも。
出典:Gooブログ
開花時期に合わせて「あさひ桜まつり」も開催され、満開時には篝火のライトアップで夜桜も楽しめます。露店も建ち並び、例年3万人ほどが訪れる富山県でも指折りの桜の名所。
砺波・五箇山エリアのインスタ映えスポット
散居村
出典:楽天ブログ
砺波平野には、昔ながらの農村風景が見られます。約220km²の広さに、カイニョ(屋敷林)に囲まれた家屋が点在。その数は7000を超えると言われます。各農家が自宅の周りの田んぼで米作りを行い、カイニョには風や吹雪から家屋を守る役割があります。
出典:株式会社ナインスケッチ
実は富山県は持ち家率が全国2位で、若い時に家を購入する人が多いそうです。農村の都市化や住宅の近代化など農村風景が少しずつ変化しつつあり、自治体により散居村の維持や保全などが行われています。
出典:まっさの日々旅人な暮らし
展望台からは散居村の景色が一望できます。特に田んぼに水が張られている5月上旬頃、夕暮れ時は特に美しさが増します。
となみチューリップフェア
出典:フォートラベル
富山県の春の一大イベントで、「花が彩る 星の数ほど愛と希望(ゆめ)」をテーマに4月下旬〜5月上旬にかけて開催。砺波チューリップ公園を会場に、300品種300万本のチューリップが一面に咲き誇ります。
出典:ameblo.jp
園内にはフェアのメイン花壇で21万本のチューリップで描かれる「大花壇の地上絵」、立山黒部アルペンルートの雪の大谷をイメージした高さ4mの「花の大谷」。オランダ・キューケンホフ公園で見られる手法を取り入れた2段植え・3段植えの「オランダ風花壇」など見どころもいっぱい。
出典:フォートラベル
チューリップタワーにある展望スペースからは、園内の様子が一望。ほかにも会場内にはチューリップ四季彩館や砺波市美術館・郷土資料館などもあり、フェア入場券があれば入館可能。
五箇山合掌造り集落
出典:ameblo.jp
五箇山は40の小さな集落で構成され、その内の相倉・菅沼の2つの集落が岐阜県白川郷とともに1995年に世界文化遺産に登録。冬には2~3mの積雪となる豪雪地帯で、茅で葺かれた屋根の勾配は約60度と雪が滑り落ちやすい形となっています。
出典:汽車道72
合掌造りの家屋が完成したのは江戸時代中期頃で、住居のほか養蚕や塩硝・紙漉きなどの作業を行う場所でもありました。
また富山県を代表する民謡「こきりこ」「麦屋節」の発祥地とされ、定期的に行われるライトアップイベントや地域のお祭りでも披露されます。
出典:フォートラベル
かつては陸の孤島と呼ばれましたが、高速道路のICが近くにできたことでアクセスしやすくなりました。
高瀬神社
出典:ameblo.jp
この地に御鎮座されたのは2000年前とされる、古い歴史を持つ越中一宮。主祭神は、福の神・縁結びの神と知られる大国主命。
神話「因幡の白うさぎ」では、大国主命が過ちを犯して体に傷を負い泣いているうさぎに声を掛け、怪我を癒したとされます。この神話に因んで、境内には「なでうさぎ」の像があります。自分の癒して欲しい場所と同じ場所を、念じながら撫でると良いとされます。
出典:ameblo.jp
ほかにもおみくじやお守りなどうさぎをモチーフにしたものもあり、その可愛いらしいデザインに人気が高まっています。初詣には県内外から約20万人、ガラス製の風鈴約270個が拝殿などに吊り下げられる「夏詣」の時期にも多くの参拝客が訪れます。
庄川峡遊覧船
出典:みんカラ
昭和初期までは、飛騨の山から切り出された木材を運搬するための水運として利用されていた庄川。その後ダム建設が始まり、1930年に完成した小牧ダムはかつて東洋一のダムと言われたほどの規模と重厚さを兼ね備えていました。
出典:フォートラベル
その小牧ダムの堰堤にある小牧港が、庄川峡の景色を楽しめる遊覧船の発着場所。大牧温泉コースと長崎橋周遊コースの2つのコースがあります。
出典:ameblo.jp
大牧温泉コースの大牧港への下船は、大牧温泉旅館に日帰りまたは宿泊の予約をしている方のみで片道は30分。長崎橋周遊コースは予約制で25分。通年運行しているので春の桜や夏の新緑、秋の紅葉に冬の雪景色と四季折々の美しさを堪能できます。
日本の原風景から最新スポット、季節の花々に絶品グルメ。五感をフル活用して、富山県の旅をたくさんの写真で彩ってください。まだ見たことがない絶景が、富山県で待っています。
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