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北海道の冬を乗り過ごすための服装の指南書

2016年01月23日(土)/北海道


北海道の冬を乗り過ごすための服装の指南書

毎日寒い日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。これから道内各地で冬まつりが行われ、冬本番といったところでしょうか。
これからの季節に道外から北海道を訪れようとする皆様にとって服の準備には困るところかと思います。今回はそんな皆様に北海道の冬を乗り過ごすための服装についてご紹介します。

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12月の北海道の気温は?

札幌の平均気温

日別平均 日最高平均 日最低平均
1月 (3.10) (0.33) (6.20)
2月 (1.60) 1.30 (4.73)
3月 2.20 5.43 (0.77)
4月 8.03 12.77 3.80
5月 14.33 19.67 10.03
6月 16.23 20.80 12.57
7月 22.37 27.13 18.87
8月 21.93 26.00 18.80
9月 17.93 22.50 14.10
10月 11.13 15.33 7.03
11月 4.67 8.00 1.13
12月 (1.07) 1.77 (4.07)

※()はマイナス気温を示します/2015~2017年の平均値

例えば、12月の平均気温は-1.07℃ですが、参考までに東京の平均気温は約7℃ほどです。そのため、差し引き8℃ほど下がります。

北海道の人は決して厚着ではない

冬服
驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者は北海道を離れて住んでおり、現地の冬にはだいぶ慣れましたが、そこで気が付いたことがあります。それは北海道の人も地元の人も着ている服の厚さには変わりがないということです。みなさんも外に出かけるときはコートやダウンジャケットなどを羽織って身をすくめて歩きますよね。

北海道の人も同じです。また、なんで?と思うほど薄着の方もいますよね。北海道でも同じです。事実、札幌では街を歩くとミニスカートにピンヒールの女性、コートを着ずに制服にマフラー姿の男子学生がたくさん存在します。しかもみなさん何食わぬ顔して歩いたり、中にはすたすたと走ったりしている人もいるほどなのです。

基本は基本服+1枚

ハンガー服
さすがにそれは、と思ったあなたも安心してください。北海道に行くときには、いつもより1枚多く服を着るだけでよいのです。といっても、もこもこの服や分厚いセーター用意する必要はありません。インナーを1枚羽織るだけで十分です。なぜなら北海道の室内は真夏並みの暖房が入っている施設が多く、とても暖かいのです。

また、道外のような冷たい風が吹きすさぶようなことはあまりありませんので、実際の気温よりは暖かく感じるのです。日中が氷点下一けたの日でさえ「あったかいねぇ」というほどです。(ちなみに、北海道では「マイナス」を省略することもあり、逆に「プラス」の時にわざわざ「プラス1度」などということもあります。)

では、北海道の人が北海道外に行くとどうなるかというと、暖かいので、インナーを1枚脱ぐのです。これが北海道の人が薄着で寒さに強いと思われている所以だと筆者は思います。

・ヒートテック

厚手の上下ヒートテックは必需品となります。もし、札幌ではなく北海道の道東や道北などより寒いところに行かれる方であればヒートテック2枚重ねなども良いでしょう。スカートを着用する女性であればストッキングを履く方もいるかと思いますが、60~80デニールくらいのタイツの方が良いでしょう。

足元には気を付けて

雪靴
ここまで、洋服は薄着でもよいことをお伝えしてきました。ところが、気を付けなければいけないのは足元です。雪のあまり降らない地域もありますが、それでも足元、とくに靴には気を付けなくてはなりません。

靴:とにかく雪道は滑りますので、しっかり足元を見て歩くことをお勧めします。その際、靴が大事となり、下がツルツルの革靴などは転倒の原因になることも。ある程度、下の溝が深い冬靴着用が望ましいです。もしない場合は、コンビニエンスストアやドラッグストア、靴店などに靴の下に貼り付ける滑り止めが約1,000円~2,000円で売られておりますので、買って使うのも良いでしょう。

最近はロードヒーティング(地中に温水を巡らせて雪を解かすシステム)の普及や、札幌などだと街に不通においてある滑り止め用の砂をまくことで、あまりすべらなくなったとはいえ、雪の降らない地域で履いている靴を履いてくると、まず一度は転びます。雪がなくても、ブラックアイスバーンといわれる氷状になっている部分があることもあります。

靴底は、雪道仕様のもの、ない場合は滑りにくい靴底のものを選びましょう。最近は北海道外でも大雪の話が出てくるので大型スーパーなどで比較的手に入りやすくなっていると思います。

靴下:足元が冷たいため楽しい思い出が辛い思い出に。結構足元は冷えやすいです。そのため、靴下を二重に履いたり毛糸の靴下など、さらにはカイロを仕込むなど、足元対策は必要です。筆者もさっぽろ雪まつり時に足元が冷たいがために苦渋の思いを経験しました。

冬道の滑らない歩き方

道外の方はよく転倒すると上述しましたが靴の良し悪しは置いといて、歩き方を工夫する必要があります。通称”すり足”と呼ばれる歩幅は小さく靴の裏全体を道路につけるような歩き方がおすすめです。

地下歩行空間を利用をなるべく活用!

地下歩行空間を利用をなるべく活用!

基本的に外に出なくても、地下通路が札幌の至る所に張り巡らされておりますので、そちらを有効活用しましょう。代表的な地下歩行空間としては、札幌駅前通地下歩行空間とさっぽろ地下街 (オーロラタウン・ポールタウン)が挙げられます。

札幌駅前通地下歩行空間

まず、札幌駅前通地下歩行空間は札幌市民が最も冬季に使う通路といっても過言ではなく、札幌駅前通の真下から、地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅間の約520メートルをつなぐ歩くと約10分ほどの地下空間となります。札幌駅前通地下歩行空間では、途中途中出口があることからも、札幌駅から大通り駅までの区間において、目的の場所に到達するための最短手段を取ることもできます。

さっぽろ地下街 (オーロラタウン・ポールタウン)

一方、さっぽろ地下街 (オーロラタウン・ポールタウン)とは、地下鉄南北線・東西線の大通駅を基点に、東へ伸びる「オーロラタウン」と南へつづく「ポールタウン」と分類されます。札幌市民の方は”すすきの”で飲むことから、札幌駅前通地下歩行空間を使い札幌駅から大通り駅に行き、その後、さっぽろ地下街(ポールタウン)を抜け”すすきの”に歩いて向かう方も多いです。もちろん南北線を使い電車で向かう方が多数ですが、途中で大通りでショッピングを行う方など、地下通路を歩いている気がします。

冬季の服装まとめ

ここまで、北海道の冬を乗り過ごすための服装について説明してきましたが、一つ言えることは、北海道に来るからと言って特別に買い足す必要はないということです。特別に暖かい服を買わなくちゃいけないと思わず、普段の格好で気楽にお越しください。
ただ、どうしても心配ならばカーディガンを用意するといいでしょう。薄くてかさばらず、室内で熱くなったら脱ぐこともできますね。

余談になりますが、札幌の玄関口であるさっぽろ駅から繁華街すすきの駅まで地下通路で直通されており、一歩も外に出ることなく歩いていくことができます。厚着をしても寒くてどうしようもないときは使ってみてください。