
北海道でお勧めのお祭りを厳選
2025年02月11日(火)/北海道
北海道で有名なお祭りは、冬が盛んなイメージがあると思いますが、夏のイベントも魅力的なものばかり。冬はさっぽろ雪まつり、夏はよさこいが定番どころではないでしょうか。
今回は北海道でお勧めのお祭りを厳選してご紹介します。是非この機会に北海道のお祭りを堪能していただけましたら幸いです。
PR
[ad#ad-1]
Contents
札幌市でおすすめのお祭り
よさこいソーラン祭り<6月>
毎年6月上旬に開催される札幌を代表する夏のお祭り。高知の「よさこい」と北海道の「ソーラン節」を融合させた「よさこいソーラン」。現・参議院議員の長谷川岳さんが考案したお祭りとされ、毎年全国から200万人が訪れる大規模なイベント。
そんなYOSAKOIソーラン祭りですが高知県のよさこい祭りを参考に北海道の民謡をミックスさせて踊ることが特徴です。イベント会場は20ステージ設けられており、無料で見ることも可能。
しかし、ステージに近い有料桟敷席では、大迫力の踊りを間近で見られることもあり、臨場感を楽しみたい方は、桟敷席の方が良いでしょう。ちなみに有料桟敷席は1席500円で購入すると2時間くらい踊りを楽しめるので、よさこい好きの方には特におすすめです。
なお、とにかくこの時期のホテルの競争率は凄まじく、一度よさこいを見に来たい方は早めのご予約がおすすめ!
さっぽろ夏祭り<7月〜8月>
札幌市中央区で約1カ月間様々なイベントが行われる大イベントがさっぽろ夏祭り。別名ビアガーデン。札幌市民はよさこいが終わると、次は大通公園で大規模なビアガーデンが開かれるのを心待ちにします。
ビール大手4社が数百席ものビアガーデンを出店する札幌の夏の風物詩。1kmにおよぶ会場には約13,000席が用意され生ビールや世界のビールが販売されます。ビール好きにはたまらないイベントで野外で風に当たりながらビールを飲めば至福の時。地元のメディアもこぞって取材します。なお、豊平川では花火大会も新聞社主催で行われます。
さっぽろオータムフェスト<9月〜10月>
秋はさっぽろオータムフェスト。9月上旬〜10月下旬まで開催され北海道各地の味覚が集合し、100万人以上が訪れる一大イベント。ラーメンからワイン、日本酒まで北海道の味覚を味わいます。人気シェフが腕をふるうキッチンや100を超える市町村がご当地グルメを出店。ここに来れば北海道の味を堪能ができるでしょう。
ミュンヘン・クリスマス市<12月>
札幌雪まつり<2月>
北海道のお祭りと言えばまず最初に思いつくのが札幌雪まつりだと思います。札幌五輪をきっかけに世界に雪の芸術としてメディアに広められ、日本に留まらず世界中から訪れに来る大イベント。毎年2月初めの一週間の期間で行われ、大通公園を主体に東区のさとらんどや、つどーむなどでもイベントが行われます。毎年200万人規模の方がこの雪まつりを見に札幌に足を運びますので、この機会に要チェックです。
函館市でおすすめのお祭り
函館五稜郭祭<5月>
戊辰戦争の舞台になった五稜郭の歴史を後世に伝えるために、昭和45年から開催されている毎年5月に催されるお祭り。大砲の合図とともに函館市内を練り歩き、先頭は音楽パレード隊が歩き、その後ろに維新行列が続きます。
砲声と共に迫力ある戦闘シーンのパフォーマンスは見ごたえあり。歴女と言われる歴史好きの女性から人気の土方歳三の「土方歳三コンテスト」のイベントもあり、大盛況。二日間に渡っての函館五稜郭祭は、新鮮組など歴史好きの人にはたまらないお祭りと言えるでしょう。
函館港祭り<8月>
毎年8月1日から五日間で様々なイベントが行われる函館の一大イベント。初日は函館の港から花火が打ちあがり、二日目は函館市民2万人が道路を練り歩き、函館名物「いかおどり」を市民で踊るイベントであります。
函館の駅前から五稜郭までの道路を三日間にかけて練り歩く電車の装飾も祭り一色で、地元民はこの時期をとても楽しみにしています。
小樽市でおすすめのお祭り
潮まつり<7月>
毎年7月に小樽で開催されるお祭り。約3000発の花火が打ち上げられ、隣の札幌市や近隣市町村からもたくさんの観客が見に来る小樽の一大イベント。小樽市内の企業や団体名が登録して、街を練り歩く。観光客も毎年100万人前後が訪れる小樽の夏の風物詩。
十勝帯広でおすすめのお祭り
勝毎花火大会<8月>
道内最大級の2万発が打ち上げられる花火大会で毎年8月13日に打ち上げられます。道内から沢山の観客が集まり、圧巻の花火ショーとして認識。特に最近は、音楽と炎とレーザーを駆使した仕掛けを行っておりエンターテイメント化しており、全国でも有数の花火大会として知られます。
旭川でおすすめのお祭り
層雲峡氷爆祭り<2月>
旭川に近い、層雲峡で冬季に行われるお祭りが氷瀑まつり。かまくらやトンネルや氷の彫刻が設置され、名物は氷で作る「氷爆神社」でお賽銭が入れられる賽銭所が複数設けられています。土日には火の宴と呼ばれる花火大会が行われ、夜はライトアップ。幻想的で圧巻な景色に魅了される方も多いのではないでしょうか。
江差町でおすすめのお祭り
姥神大神宮渡御祭<8月>
毎年8月9日~11日の3日間で開催される有名なお祭り。370有余年前に始まったため、蝦夷地最古の祭りとも。もともとのお祭りのコンセプトは蝦夷地きっての景気にわきかえる夏の江差で、豊漁に感謝を込める、というもの。それが現代まで伝統として残り続けています。お祭り期間中では豪華な13台の山車が町中を練り歩きますので、その姿は必見の価値ありですよ。
千歳市でおすすめのお祭り
支笏湖氷濤まつり<2月>
日本最北の不凍湖・支笏湖。透明度が高く、近年の水質調査では全国No.1に認定されるほどの湖のほとりで、39年前から続く氷の祭典が千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり。大小さまざまな氷のオブジェが立ち並ぶ雪氷を生かしたお祭りで、北海道内みても、氷に特化したまつりはそれほど多くはなく希少な存在です。特に、の湖水の透明度と相まって、特に澄みきっていて表情も繊細な氷像たちが一面を埋め尽くす、極めて美しい祭りと言えるでしょう。
千歳・支笏湖氷濤まつり
・2月下旬実施
・支笏湖まつり実行委員会(千歳観光連盟内)
・電話 / 0123-23-8288
・開催場所 / 北海道千歳市支笏湖温泉
・氷濤まつりへのアクセス方法
①電車:JR千歳駅から北海道中央バス支笏湖行きで約44分、終点「支笏湖」下車すぐ
②車:道央道千歳ICから道道16号経由で25km40分
・入場料 / 無料
羽幌町でおすすめのお祭り
はぼろ甘エビまつり<7月>
甘エビ水揚げ日本一である羽幌町では”はぼろ甘エビまつり”が催されます。水揚げ量日本一の甘エビであることもあり、たくさん食べられるでしょう。しかももちろん量だけではありません。新鮮度が違います。甘くて、ぷりっぷりの甘エビ。
これらの甘エビは日本海北部、「武蔵堆(むさしたい)」と呼ばれる漁場海域でとれます。甘エビ以外にも、ホタテ、タコなども獲れます。昨年度は2日間で来場5万人し、12tものエビが完売したそうです。それほど大人気のイベントです。
尾岱沼えびまつり
甘エビに続いて、北海シマエビのご紹介。そもそもシマエビは、なぜシマエビと呼ばれるのでしょうか。食べたことはご存じの通り、鮮やかな赤色です。その理由としては、水揚げしたシマエビは茶褐色であり、体に縞があることから、そう命名されているのだそう。
この尾岱沼えびまつりですが、ただ美味しい尾岱沼産北海シマエビが食べられるイベントではありません。お祭り開催中は、ステージイベントも豊富。
例えば、郷土芸能野付竜神太鼓演奏やYOSAKOIソーラン、歌謡ショーなど。さらに、女子限定で、「シマエビ踊り食い・早食い競争」なるものも実施されています。これは生きている生エビを5尾食べて、一番早かった人がゆでエビ1㎏をもらえるというもの。
北海シマエビの串焼き、ホタテ焼き、尾岱沼産あさり即売などを食べに地元グルメをたっぷり味わってみてはいかがでしょうか。毎年会場には、地元や周辺市町村の人はもちろん、遠方からツアーで来る人たちなど、たくさんの人でにぎわいます。
根室でおすすめのお祭り
根室さんま祭り
サンマの水揚げ日本一の根室で行われる根室さんま祭り。会場ではサンマが無料提供され、日本一のサンマを頂く事ができます。しかも、このサンマは普通のサンマではありませんよ。トロサンマと呼ばれる、最も脂ののった極上のサンマが無料で2匹も頂けます!ちなみに、会場には炉端が用意されていて、自由に焼いて食べられます。
金毘羅神社列大祭<8月>
北海道の三大祭りの一つに数えられており、毎年8月に根室市で開催。神輿や山車が長い列を作って街を練り歩きます。根室の文化財として受け継がれる大事な神社のお祭り。夜は歩行者天国になり、太鼓や笛の音で観光客を魅了させてくれることでしょう。
厚岸町でおすすめのお祭り
あっけし牡蠣祭り<10月>
北海道の厚岸といえば牡蠣が有名なのは道民の方は周知の事実。そんな厚岸の名産「あっけし牡蠣」を思う存分楽しめるイベント。
焼き台のレンタルや木炭などもあり、厚岸漁港で水揚げされたあっけし牡蠣はもちろんのこと、新鮮な魚介類を食べられます。中でも「厚岸名産牡蠣のつかみどり」や「ちびっ子あさりつかみどり」などは必見です。
網走市でおすすめのお祭り
オロチョンの火祭り<7月>
網走市で行われているオロチョンの火祭りは、北方系民族の先人を偲び霊を慰めるとともに土地の豊作を祈願して行われる戦後から続く歴史あるお祭り。オロチョンとは、北東のアジアに住んでいた「ツングース系」と呼ばれる民族で、日本では北方民族の総称で呼ばれています。
お祭りに関してさらに言及すると、神との交信ができるシャーマンが登場し、祭壇の前で火を燃やし、シャーマンを筆頭に踊り子たちが太鼓やコロホルという楽器を奏でて踊ります。
オロチョンの火祭りという楽曲を、有名な歌手・伊藤久男が歌っていて、祭り中はこの楽曲も流れていて昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえるお祭りで、その光景はとても惹きつけられるものがあります。
知内町でおすすめのお祭り
おっぱい祭り<1月>
1月17日に知内町では、「十七夜講(じゅうしちやこう)・俗称おっぱい祭り」という宮司以外は女性しか参加できないお祭りがあります。参列者は米粉で作った乳房(しとぎ)を祭壇に供えて、安産や家内安全を祈願するもの。
お祭りの由来は、北海道最古の神社を開祖した了徳院重一の妻が「乳不足で悩む母親たちを助けてあげたい」との言葉を残しこの世を去った後、そこに杉の木を植え、その杉の木に、乳不足で悩んだ母親が母乳が出るように拝んだその後、母乳がよく出るようになったと言い伝えられたことが始まりのようです。
知内町のおみやげには「おっぱい饅頭」や「美乳サブレー」「ちちかみ餅」などおっぱいにちなんだお菓子が並んでいます。男性は参加できませんが、女性の方で安産祈願したい方は是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
富良野市でおすすめのお祭り
へそ祭り<7月>
お腹に図腹と呼ばれる様々な顔を描き、頭部を大きな傘で隠して、子どもから大人までが街を練り歩き踊るという面白いお祭り。48年も続く祭りの由来は、富良野市が北海道の中心部に位置することから「北海道のへそ」と言われていることにあります。へそ踊りには審査基準などもあり、賞も受賞できるということから市民の気合の入り方も違うよう。毎年五万人の人出で、にぎわい、海外からも観光客が見に来る富良野を代表するお祭りと言えるでしょう。
陸別町でおすすめのお祭り
しばれ祭り<2月>
日本最寒の町と呼ばれる陸別町は、よく全国ニュースにもなるのでご存じの方も多いのではないでしょうか。寒さのピーク時は-30℃ともなるこの陸別町のしばれ祭りの由来は、「しばれる」とは北海道・東北では凍るとか厳しい冷え込みの時に使います。
そんな厳しい寒さの中で発展を遂げてきたことを称えた祭りが今回ご紹介するしばれ祭り。祭り期間は寒さを楽しむイベントが用意され、中でも日本一の寒さを一晩耐え抜くという過酷なイベントが毎年大盛況です。寒さを耐えた人には認定証が授けられ、認定証を毎年集めるのを楽しみにしているコレクターもいるそう。極寒の陸別町で日本一の寒さを試してみませんか。
やはり非日常を味わうなら、お祭りに参加してみるべきでしょう。季節毎のイベントやお祭りを通じて、北海道の魅力を思う存分堪能していただけたら幸いです。広大な北海道だからこそ、お祭りの種類は様々。北海道のご当地グルメを売りにしたイベントもあれば、北海道の自然や伝統文化を発信するイベントも。雄大な北海道を是非体感してみてくださいね。