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もはやA級クラス!?静岡県が誇るB級グルメたちを食べ尽くせ!!

2018年02月06日(火)/静岡

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小さい頃から何気なく食べていたものが、実はご当地グルメだった!そんな経験ありませんか?当たり前だと思っていた食べ物が、他の地方では食べていなかったり名前や素材が違っていたり。静岡県にもご当地ならではのグルメがたくさんあります。全国的にも有名なものから、「それって何?」というものまで幅広くご紹介します。一般的にB級グルメと称されますが、その枠を飛び超えた静岡の極上ご当地グルメをご堪能あれ!

浜松餃子

浜松餃子

出典:ぐるたび – ぐるなび

2018年1月30日に総務省が発表した2017年の家計調査で、多くの浜松市民は落胆しました。と言うのも、毎年宇都宮市と競っていた餃子の購入額で3年続いていた首位から陥落してしまったのです。あくまで店舗で販売されている餃子の購入額なので、お店で食べた分などは含まれていません。しかしながら、浜松市民の餃子が好きな気持ちに変りはありませんし、浜松を語る上では外せないB級グルメ。

浜松市内には、餃子の提供店が300を超えると言われています。家で食べるのはもちろんですが、地元民はお気に入りのお店をいくつか持っています。『浜松餃子』は、3年以上浜松市内に在住し浜松市内で製造されたもののみが許されるブランド。くれぐれも浜松餃子風などに惑わされないように!

お店によって大きさや具材に多少違いはありますが、肉よりも野菜が多めのあっさりタイプ。もともとフライパンで焼いていたことから、円形に焼かれ真ん中にもやしが添えられているスタイルがスタンダード。予約しないと食べられない小さな専門店や、ファミリー向けの大型店など店の形態も様々。いろいろなお店で食べ歩くなら、浜松餃子学会のHPをチェックしてみて!

静岡おでん

静岡おでん

出典:beauty.biglobe.ne.jp

静岡市が誇るB級グルメと言えば、やはり静岡おでん。その歴史は大正時代にまで遡ります。当時は食べられずに廃棄されていた牛スジや豚モツなどを、捨てるのが勿体ないと煮込みの材料に利用したことに始まります。その頃には市役所前の青葉公園付近に、200軒ほどのおでん屋台が出ていたそうです。

さて、『静岡おでん』とは一体どんなものなのでしょうか?静岡ならではのおでんダネと言えば、黒はんぺんを忘れてはいけません。静岡県では、はんぺんは黒と決まっています!大根や卵など大定番のおでんダネなどとともに、基本的には全て串に刺しています。それぞれを長年継ぎ足し継ぎ足しで真っ黒になったスープでグツグツと。かなり味が濃く感じる色合いですが、練り物などのダシなども含み見た目ほどしょっぱさは感じません。そして、食べる前には青のりとダシ粉を掛けるのも定番。

市内の居酒屋の多くで食べることが出来ますが、県外の方なら「青葉横丁」「青葉おでん街」という市内屈指のおでん街へ、ぜひ足を運んでみてください。小さなお店が並び、隣の人ともすぐに仲良くなれる。そんな地元感いっぱいの、おでんのパラダイスです。

遠州焼き(いなか焼き)

遠州焼き

出典:じゃらんnet

浜松で40年近くお好み焼き店を営んでいた潮というお店が、2007年に東京へ移転。そこが浜松のお好み焼き「遠州焼き」が広く知られるスタート地点。もともとは浜松でお好み焼きとして普通に食べられていて、地元では特段珍しくはありませんでした。

何故「遠州焼き」なのか?いわゆる関西や広島で食べられるお好み焼きとは、具材に違いがあります。それはズバリ、たくあんです!お好み焼きの生地に、特産の大根を漬けたたくあんを刻んだものと紅ショウガやネギを混ぜて、クレープ状に薄く焼き上げます。地元の人気ソース「トリイソース」や、醤油で味付け。地元の人にとっては「遠州焼き」はあくまでお好み焼き。ただ市外の人が間違えないよう、通常のお好み焼きと区別するために「遠州焼き」または「いなか焼き」と名付けたそうです。

お店によって多少異なりますが、焼いたものを半分に折ったり三つ折りにして、食べやすいよう切って提供してくれます。家庭でもよく食べられていますが、市内のお好み焼き店や昔ながらの駄菓子屋などでも味わうことが出来ます。普段食べ慣れているふわふわのお好み焼きを想像していると、いい意味で裏切られます。たくあんのシャキシャキした食感が楽しくなる、まさに浜松が誇るB級グルメです。

西伊豆しおかつおうどん

西伊豆しおかつおうどん

出典:blog.canpan.info

「しおかつお」をご存じでしょうか?鰹を塩漬けしてから干したもので、西伊豆の田子地区では保存食として古くから作られています。その歴史は江戸時代からで、もともと田子地区は鰹漁で栄えた港町でした。豊漁や航海安全などの祈願に、正月には「しおかつお」を正月魚(しょうがつよ)と呼び神棚にお供えをしていました。縁起の良い食べ物として、正月三が日を過ぎたら神棚から下ろし、切り身にして焼いたり、塩抜きして酢の物などでいただきます。

西伊豆ならではの食文化を広く知ってもらい、地域を盛り上げたいと地元の有志が立ち上がり『西伊豆しおかつお研究会』が発足。おいしい食べ方や、実際に食べられる店舗の紹介など様々な情報を発信しています。『西伊豆しおかつおうどん』ですが、実は「2017東海・北陸B-1グランプリin富士」でゴールドグランプリを獲得しています。B級グルメとはもとも街おこしが目的なので、まさに正統派のご当地グルメといえます。

作り方は至ってシンプル。「しおかつお」を焼いて細かくしたものを、アツアツのうどんの上にゴマや海苔・刻んだネギと一緒にまぶして、ダシ醤油を掛けてよく混ぜる。以上!ここから先は、食べてからのお楽しみ。『西伊豆しおかつお研究会』のHPを参考に、ぜひ出掛けてみください。

掛川いも汁

掛川いも汁

出典:美食磁石~関西中心の美味探求 – FC2

静岡市のとろろ汁も有名ですが、掛川市にも自然薯を使った地元グルメがあります。掛川市と言えば、戦国時代に山内一豊が城主として居城した掛川城が街のシンボル。1854年に起こった東海大地震により天守部分は損壊しましたが、1994年には日本初の本格木造天守閣として復元されました。一年を通してその美しい姿を見に、多くの観光客が訪れます。一番のオススメ時期は春。掛川城の周囲にはソメイヨシノを始めシダレザクラなど130本ほどが植えられていて、市内屈指の桜の名所。

そんな掛川観光の折に、ぜひ食べていきたい『掛川いも汁』。市の山間部では11月~3月頃に収穫される自然薯は、市の特産でもあります。薄皮を剥かずにすり下ろした自然薯に、サバから取ったダシと味噌汁を合わせたものが『掛川いも汁』。そのまますすってもいいのですが、やはりご飯に掛けて豪快に食べたいですね。

市内のいくつかの飲食店で食べられますが、イチオシは「とろろ本丸」。オーダーが入ってから1杯ずつすりおろすので、香りと風味が抜群!ご飯以外にも牛肉や漬けマグロなどと合わせたり、カレーのトッピングなどのメニューも。ここなら一年中本格的な『掛川いも汁』がいただけます。お城とB級グルメ、さらに桜も加われば掛川観光は無敵です!

網代イカメンチ

網代イカメンチ

出典:TOKAIネットワーククラブ(TNC)

熱海市と言えば駅前や商店街、海上花火大会など訪れたい場所はたくさんあります。しかしながら、同じ熱海市なのに素通りしがちな網代地区。伊豆半島の東海岸を走る国道135号線を南下。ここは伊豆屈指のドライブコースでもありますが、網代地区は熱海中心部と伊東の間にあります。古くから天然の良港をもち、港町として栄えました。特にアジやサバ、イカなどが豊富に水揚げされています。

国道135号線をドライブしていると、網代にはひもの店が多いことに気付きます。実際に店先で焼いて食べることも、お土産に買っていくことも出来ます。網代地区には干物とともに、地域に根付いたB級グルメがあります。それが『網代イカメンチ』。網代で水揚げされたアジやサバなどのすり身に、細かく刻んだイカや野菜などを合わせ調味料で味を整えて油で揚げたもの。各家庭でも作られる、まさしく地元の味。

お店などによっても焼いたり茹でたり、形も小判型やまん丸だったり。現在網代地区内12の店舗で扱い、1つはお土産として持ち帰り用です。詳しくは『網代イカメンチの会』HPで要チェック!

清水もつカレー

清水もつカレー

出典:はらぺこリズム

ある1軒の店から始まったその名物は、今や清水を代表するB級グルメに。JR清水駅から歩いて1分、いつも常連さんで賑わう焼き鳥屋・金の字本店。60年ほど前、初代店主が考案したという『清水もつカレー』。(お店ではもつカレー煮込)名前を聞いただけではピンとこない方も多いかもしれませんが、カレー味のもつ煮と言ったところでしょうか。ただし、焼き鳥のように串に刺してあるのが特徴です。

毎日大量のもつを丁寧に下処理し、毎日継ぎ足して作るカレースープで煮込んでいます。家族で切り盛りしていると言うこともあり、お店はとってもアットホームな雰囲気。訪れるお客さんの多くは、このもつカレー煮込がお目当て。一人で10本も食べる方もいるので、売り切れ注意!

主に清水区内の居酒屋などでいただくことが出来ますが、はごろもフーズと清水もつカレー総合研究所が連携して作った缶詰『清水もつカレー缶』や、萌えキャラの百都かれん(ももつかれん)がパッケージに描かれたレトルトなども販売されお土産としても人気。金の字本店では焼き鳥やポーク焼きも絶品なので、清水のB級グルメの王者・もつカレー煮込と一緒に地元の味を堪能して下さい。

すその水ギョーザ

すその水ギョーザ

出典:静岡新聞

静岡県内では浜松餃子とともに、B級グルメの餃子として知名度があるのが『すその水ギョーザ』。どうしても浜松餃子の方が全国的に有名なので、何故裾野?何故水ギョーザ?と思う方が多いかもしれません。2002年に市がアンケート調査を行い、市民の餃子好きが判明。さらに、市民10000人あたりのギョーザ取り扱い飲食店の割合が日本一多いと言う結果も出たそうです。それによると、餃子の街・宇都宮市は4.45軒、静岡県の県庁所在地・静岡市が4.23軒でした。実は裾野市はそれを上回る6.04軒でした。

そこで「ギョーザで街おこしをしよう」と言うことになり、現在の『すその水ギョーザ』が試行錯誤の上完成。主な特徴は裾野市の特産品でもあるモロヘイヤを、餃子の皮にたっぷりと練り込んでいること。キレイな緑色の水ギョーザで、見た目もキレイなのでインスタ映えも狙えるかな?さらにモロヘイヤには食物繊維やビタミン類、カリウム・葉酸など、実は女性に嬉しい栄養素がいっぱい含まれた優等生。それをB級グルメに合わせたのですから、向かうところ敵無しです。気になったら、裾野市内の食堂やラーメン店などで味わうことが出来ますのでぜひどうぞ。

わさび丼

わさび丼

出典:ljmarche.jp

伊豆の名産の1つとして、「わさび」があります。天城山の湧き水に育まれたわさびは、さわやかな辛みが特徴です。生魚の臭みを消し、殺菌効果も高いことから刺身や寿司には欠かせませんよね。さらに食物繊維やミネラルも豊富に含まれています。しかしよほどのわさび好きでなければ、一度にそれほど量を取れるものではありませんし、メインになることもありません。が、そこはやはり伊豆。メインになるものがありました!

河津桜や河津七滝などで有名な、河津町にある「わさび園 かどや」の『わさび丼』です。ズバリと言った名前ですが、シンプルで実に美味。今までは脇役的存在だったわさびが主役になり、伊豆のB級グルメへと変身。宮城県石巻産のひとめぼれを自家精米。その炊きたてのご飯にかつお節をまぶしたものが、オーダーすると運ばれます。添えられた生わさびを、自分ですりおろします。あとはわさびを乗せて、醤油を少し垂らしたら出来上がり。

最初はわさびの強烈な辛みにしばし言葉を失うかもしれませんが、その辛みはスッと消えていきます。もう一口がすぐに食べたくなる、クセになる味。今までに雑誌やテレビなど何度も登場し、開店前から並ぶ人も。売り切れてしまうこともあるので、早めに出掛けるのがマストです。

牡蠣カバ丼

牡蠣カバ丼

出典:minkara.carview.co.jp

浜松のうなぎに次ぐグルメとして有望株なのが『牡蠣カバ丼』。名前を聞いたことがない方が多いかもしれませんが、2010年に行われた「全国新・ご当地グルメ選手権」で準優勝にもなったほど。とは言え、まだまだ新しい部類のB級グルメ。

浜名湖は牡蠣の養殖も盛んに行っており、量こそ多くないものの身がしっかりしてプリッとした食感が特徴です。ところで『牡蠣カバ丼』とは、一体どんなものなのでしょうか?浜名湖産の牡蠣を使用するのはもちろん、浜名湖産の海苔や遠州産のタマネギに三ヶ日のミカンの皮など、地元産の食材を使うことになっています。牡蠣はボイルした後蒲焼のタレで焼きます。それぞれを、ご飯の入った丼に乗せていけば出来上がり。

蒲焼のタレを使っているので、味の想像はある程度付くかもしれません。しかし、牡蠣のプリプリ食感はやはり食べてみないと分かりませんよね。しかしながら、牡蠣には旬があります。そのため食べられるのは、毎年11月上旬~3月中旬頃と期間限定。浜名湖周辺には15店舗で取り扱っていて、内1ヶ所はお弁当のみ。食べ損なわないよう、ぜひ浜名湖へ急ぎましょう!


いかがでしたでしょうか?初耳グルメもあったかもしれませんが、「街おこしを目的に」「古くから家庭で食べられているもの」など、実にバリエーション豊かな静岡県のB級グルメたち。自分で作ることができるものもありますが、やはりその土地で食べてみるのが旅の醍醐味。たまにはB級グルメを食べまくる旅があっても面白いのでは?そう思ったら、「いつか」ではなく「今すぐ!」静岡県へお越し下さい。絶品のB級グルメをご用意してお待ちしております。