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初心者必見!富士山登り方を徹底解説

2017年09月18日(月)/静岡

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世界遺産に登録されてから富士山はより人気になりましたね。本記事は富士山登山が初めてという方に対して富士山登山にあたり準備しなくてはいけないもの、登山ルート、登山時の注意点、登山の仕方等を分かりやすくご紹介させていただきます。

富士山登山にあたり準備物

服装

・レインウェア(雨具)
┗山は気候変動が激しいです。
・Tシャツ
・防寒用ウェア(フリース・ダウン)
┗早朝の山頂の平均気温は5℃前後で風が吹くと体感気温は氷点下にもなります。夜も冷えることから持っていくと良いでしょう。
・帽子・ハット・キャップ
┗日除けのため。つばの広い帽子を推奨。
・軍手・グローブ
┗岩場を登るためあると便利です。
・着替え
┗汗をかくので、着替えは必須です。
・パンツ・ズボン
・登山靴・トレッキングシューズ
┗岩場を登る時に登山靴があると滑らないので便利。Gore-texなどの防水性のものだとさらに良いです。

行動用品

・25~30L程度のザック(リュックサック・バックパック)
・ヘッドライト・ヘッドランプ
┗朝方出発するので夜は真っ暗です。
・予備電池
・腕時計
┗無くても大丈夫ですが、日の出を見る際に時刻を計算できます。
・カメラ・デジカメ
┗ご来光をカメラに押さえましょう。

体力維持品

・飲み物
┗水分補給はこまめに取りましょう。
・行動食
┗食事 もこまめに取りましょう。
・ファーストエイド
・健康保険証
・日焼け止めクリーム
・常備薬

その他

・富士登山ルート地図(マップ)
┗現在地を把握するため
・トイレットペーパー
┗トイレ用

富士山登山ルート

富士山登山ルート

出典:http://www.fujisan-climb.jp

富士山登山には、主に登山ルートが4つあります。それぞれ登山の起点が異なります。

  • 吉田ルート(黄色)の登山口:富士スバルライン五合目
  • 須走ルート(赤色)の登山口:須走口五合目
  • 御殿場ルート(緑色)の登山口:御殿場口新五合目
  • 富士宮ルート(青色)の登山口:富士宮口五合目

吉田ルート概要

最も一般的で登りやすいルートであるのが吉田ルート。富士スバルライン5合目から登り、吉田口五合目に合流する登山道です。吉田口に合流することから、そのまま吉田ルートと名付けられました。このルートの標高差は1450m、往復の距離は約14km。そのため、所要時間としては、登り6時間10分、下り3時間30分を見ておけば良いでしょう。

須走ルート概要

須走ルートは、須走口五合目(標高 約2,000m)を出発し、静岡県側(小山町内)の富士山東側から山頂(山頂までの標高差 約1,700m)を目指すルート。標高の高い位置まで樹林帯が広がっていることから、日陰で涼しく登山ができます。火山砂利の下山道を一直線に下る「砂走り」があることも特徴です。注意点としては、樹林帯が広がっていることもあり、見通しが悪いです。そのため、夜間や濃霧時には道を見失わないように気をつける必要があります。

御殿場ルート概要

御殿場ルートは、御殿場口新五合目を出発し、静岡県側(御殿場市)の富士山南東側から山頂を目指すルート。出発点の標高が低く、傾斜が緩やかなことから健脚向きのルートと言えます。

他ルートに比べて山小屋が少なく、登山者も少ないことから、静かな登山に最適です。しかし、裏を返せば目標物が少ないため道を見失うと大変なので気をつけてくださいね。

富士宮ルート概要

富士宮ルートは、富士宮口五合目を出発し、静岡県側(富士宮市内)の富士山南側から山頂を目指すルート。最も標高の高い位置から出発するため、山頂までの距離が短いため、高山病には注意が必要です。傾斜が急で、やや岩場が多いルートとなっています。

吉田ルートをお勧めする理由

上記4つのルートの中で吉田ルートをお勧めする理由は至ってシンプルで、下記のような理由です。

  • アクセスが便利で、新五合目まで行きやすい
  • 山小屋が多い(天候の変化の場合でも安心)
  • 砂礫道、溶岩の岩場等変化がある他、初心者でも登山道が歩きやすい
  • 救護所がスバルライン五合目、七合目と八合目にある(急な体調不良でも安心)

一方で、富士山に登る登山客の半数以上が吉田ルートと、最も一般的なルートであるため、混雑が予想されます。では吉田ルートを見ていきましょう。

富士スバルライン五合目

富士スバルライン五合目

観光客も多く、レストランや休憩所が充実していて、登山前に休息がとれるのがここ富士スバルライン5合目です。主に、自家用車で来る場合、バスで来る場合に分かれます。

自家用車で来る場合

この富士スバルライン五合目まで向かう場合は、基本的に県立富士北麓(ほくろく)駐車場(約1400台)に駐車し、シャトルバスかシャトルタクシーに乗り換えて向かうことになります。というのも、夏季のマイカー規制期間中(2017年7月10日(月)17時~ 2017年9月10日(日)17時まで (連続63日間))となるからです。それ以外の期間でしたら、付近にある普通車約330台分の駐車スペースに駐車することができます。

バスで向かう場合

夏期限定で最寄り駅からこの富士スバルライン5合目までの直通バスで出ています。詳しくは富士急行バスのページをご覧ください。筆者は河口湖駅からバスで行きます。

河口湖駅

富士山吉田ルート5合目〜6合目

富士山吉田ルート5合目〜6合目

傾斜が緩やかな道なので、富士山は楽なのかと勘違いしてしまうかもしれません。六合目はやや急になり、樹林帯の中を歩きます。有料で馬に乗っている方も拝見できますよ。

富士山吉田ルート6合目〜7合目

幅広な道を登ります。少し傾斜が出てきたように感じられます。七合目付近になると岩盤も出てきます。

富士山吉田ルート7合目〜8合目

富士山吉田ルート7合目〜8合目

7合目を過ぎると、酸素が薄くなることもあり、呼吸が苦しくなる方も多いです。登山家の方は休憩なしで3時間半位で登りますが、登山初心者の方はこまめに休憩を取るのが良いでしょう。

山小屋としては、太子館、蓬莱館、白雲荘、元祖室、富士山ホテル、本八合目トモエ館等があります。(写真は太子館)

富士山吉田ルート7合目〜8合目

朝方は雲海を観ることもできますよ(写真参照)

富士山吉田ルート7合目〜8合目

吉田口(河口湖口)頂上

吉田口(河口湖口)頂上

富士山の頂上です。苦しい思いに耐えながら登頂した際は、達成感がこみ上げてくるはず。ここでご来光を見ます。

吉田口(河口湖口)頂上

下山

吉田ルートは登山道と下山道が別です。下山は砂利道をひたすら下ります。右に行き、左に行く、そんなジグザグ道です。靴の中にも、砂利や砂が入りやすいので、注意して行きましょう。

富士山登山の注意点

富士山登山には、何といっても高山病の危険性があります。そもそも高山病とは、標高が高くなることで気圧が低下し、空気中の酸素が少なくなることから、体の各組織で酸素欠乏状態になることです。

主な症状として、頭痛、嘔吐、呼吸困難などが挙げられます。一般的なのは頭痛でしょうか。よく登山中に立ち止まって頭を押さえている方を見たことがあります。

対処法としては、とにかく酸素が少ない場所に順応するために急いで登らないこと。徐々に体をならしながら登るには、休憩をこまめにして、山小屋に一泊すると良いでしょう。また、登り途中で発症した場合、水分不足が原因の可能性が高いため、まず水分補給をするよう心懸けてくださいね。