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世界遺産認定の平泉!中尊寺金色堂と周辺見所まとめ

2018年01月07日(日)/平泉


平泉とは、奥州藤原氏の本拠地であり、岩手県南西部に位置する町のことを指します。おそらく、奥州藤原氏で知っている方も多いことでしょう。そんな平泉ですが、当時は一世風靡し、大都市でした。というのも、当時の日本(推定総人口1000万人)の内、当時の平泉の人口は10万~15万人であったからです。

世界遺産認定の平泉!中尊寺金色堂と周辺見所まとめ

そんな平泉での見所は、なんといっても、独自に発展させた仏教寺院・浄土庭園などの華麗な黄金文化の遺産群。古代から中世への過渡期の地方文化の象徴。それが評価され、現在の世界遺産にも登録。毎年多くの方が観光として訪れております。ではこれから、より平泉の見所をより詳細に見ていきましょう!

 中尊寺金色堂

 中尊寺金色堂

出典:関山 中尊寺

金色堂といえば、その名の通り、黄金の建物。かの有名な東方見聞録にも「黄金で作られた建物」と言う文章として残されております。(東方見聞録とは、マルコ・ポーロにより初めて、世界に日本が紹介されたとして 有名な本です。)そもそも金色堂に使われている金に関しては、岩手の県南地方に良質な金山があったからと考えられております。

そんな金色堂ですが、場所は讃衡蔵(さんこうぞう)の隣で、外からは中を観ることができないため、拝観料として大人800円を別途払う必要があります。

金色堂の中にある阿弥陀堂は必見の価値あり。平安時代から、唯一現代迄残っている貴重な阿弥陀堂。そして、金色堂に来たら金箔の輝きに目を奪われるのはもちろんのこと、阿弥陀堂をはじめとして中に鎮座している数々の仏像も迫力があり見所ではありますので、是非参拝してほしいです。

なお、ここでは中尊寺金色堂のみを取り上げましたが、中尊寺金色堂がある「中尊寺」には慈覚大師開基の天台宗の名刹であり、金色堂以外にも、経堂、一字金輪仏坐像など、平安時代の美術工芸の宝庫があります。

武蔵坊弁慶の墓

武蔵坊弁慶の墓

出典:Biglobe

中尊寺の入り口あたりにあります。かの有名な武蔵坊弁慶の墓。ただ今や大河ドラマ義経などに取り上げられたこともあり、武蔵坊弁慶の人気や知名度は高いものとなっておりますが、そもそも実在する人物かどうかの正確な資料はありません。

しかし、「文治5年(1189)義経の居城高館焼打されるや、弁慶は最後まで主君を守り遂に衣川にて往生す。遺骸をこの地に葬り五輪塔をたて、後世中尊寺の僧素鳥の詠んだ石碑が建てられた 「色かえぬ 仏のあるじや 武蔵坊 」と過去の資料にはあります。真実は神のみぞ知るとはこのことでしょう。

毛越寺

「特別史跡」と「特別名勝」にも指定されている毛越寺。どのような点が評価されたのでしょうか。理由としましては、保存状態が良く現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態を昔から保っている点に尽きます。

そもそも、この毛越寺は奥州藤原氏滅亡後、建物の部分は全て全焼。以前は堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さがあったと言われております。藤原氏により、毛越寺全体に地上における極楽浄土を作りたいという目的の元に創り上げられた浄土庭園はかろうじて現在まで残っているというのは偶然としか言いようがありません。それでは、見所をご紹介させていただきます。

見所その① 毛越寺の本堂

毛越寺の本堂

出典:フォト蔵

本堂は毛越寺の代表的な寺院で、平安時代に作られた薬師如来(毛越寺ご本尊)、日光菩薩と月光菩薩が安置されております。基本的に中での参拝はできませんが、予約制で約一時間坐禅することは可能。自分を見つめ直すきっかけとして座禅してみてはいかがでしょうか。

見所その② 浄土庭園

浄土庭園

出典:毛越寺

毛越寺の見所の中枢を担う仏堂と苑池とが一体として配された庭園 、その名も浄土庭園で、前述したように過去から度重なる災禍に遭いながらも現在まで残っている希少な庭園。北に塔山と呼ばれる小山を背景として、広々とした苑地美観を展開する一方、大泉が池は浄水をたたえ、その周辺には、州浜、荒磯風の水分け、浪返しにあたる立石、枯山水風の築山といった石組みや、池に水を引き入れる遣水などをして、自然の景観が表現しています。ちなみに、日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を今に伝える貴重な庭園としても毛越寺の浄土庭園はあります。

達谷西光寺の達谷窟毘沙門堂

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出典:ふるさと散歩道

達谷西光寺はパワースポットとして有名で、達谷窟毘沙門堂は蝦夷の頭悪路王等を、桓武天皇の詔を奉じた征夷大将軍坂上田村麻呂が滅ぼし、洞窟に建立したと言われております。平安時代造像の丈六不動明王像(県指定文化財)や北限といわれる「岩面大佛」(磨崖仏)が見所となります。床下の空間は守護不入とされ、聖域になっていたり、大岩壁に彫られている巨大な仏様岩面大仏等細部までに目を向けると非常に面白いお寺です。

白山神社

白山神社

出典:はてなダイアリー

白山神社の御祭神は、伊邪那岐尊(イザナギノミコト)・伊邪那美尊(イザナミノミコト)。嘉祥3年(850年)、中尊寺を開いた慈覚大師が加賀の一之宮である白山神社(現在の石川県の白山本宮)からこの地に勧請したそうです。見所としては、本堂をはじめ、白山神社十二支一代守護神社、芽の輪(ちのわ)、能楽殿、樹齢350年の老杉群が見所と言えるでしょう。特に、能楽殿は現在も神事能が奉納されるのに使われており、希少だと言えます。


以上が平泉の主要観光スポットとなります。季節を問わず、多くの観光客が訪れる東北の古都、岩手県平泉町。世界遺産に登録されている中尊寺や毛越寺はもちろん、それ以外にも歴史を感じられる柳之御所やパワースポット達谷窟毘沙門堂など、是非いってみてはいかがでしょうか。