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滋賀でおすすめの文化史跡を厳選

2018年04月25日(水)/滋賀


滋賀県には歴史上の旧跡がたくさんあります。これらの旧跡は、国の定めた特別史跡、国が定めた史跡、市町村が定めた史跡等で構成されます。このページでは、その場所で「過去に何が行われたか」ということに注目してリストアップした旧跡をご紹介します。ここに紹介した史跡に出かけて行って、歴史の一コマに触れてみませんか。

旧跡彦根城

旧跡彦根城

出典:滋賀県提供

織田信長の時代や豊臣秀吉の時代には、現在の彦根城のある地にお城はなく、近くに佐和山城(滋賀県彦根市古沢町)がありました。

徳川家四天王の一人といわれた井伊直政が、徳川家康の命を受けて、佐和山城を拝領しました。

井伊氏は、佐和山城が関ヶ原の戦いで敗れた西軍の将である石田三成の居城であったことを理由に別の場所に城を築こうとしました。こうして新たに築かれた城が現在の彦根城です。徳川幕府の支援の元での天下普請として、他の大名に手伝わせながら3期にわたる工事により、ほぼ現在の城郭が出来ました。天守、附櫓、多聞櫓が国宝に指定されています。天秤櫓、太鼓門及び続櫓、西の丸三重櫓及び続櫓、二の丸佐和口多聞櫓、馬屋は、国の重要文化財に指定されています。

城跡は国の特別史跡にも指定されています。

現在は、藩政時代の武具、調度品や資料を展示する「彦根城博物館」となっています。

幕末の大老であった井伊直弼が生まれたのも、藩主になる前に生活していたのも、この彦根城です。

旧跡:国指定特別史跡

所在地:滋賀県彦根市金亀町1-1

アクセス:名神自動車道彦根ICから車で約10分約3Km

問合せ先:0749-22-2742 彦根城

営業時間:彦根城8:30~17:00

定休日:年中無休

駐車場:あり(有料)

旧跡延暦寺

旧跡延暦寺

出典:街画ガイド

平安初期の延暦7(788)年に最澄が創建した天台宗の総本山です。東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)を合わせて、延暦寺と総称しています。

延暦寺が日本の仏教界の中心となっていた時代が長く続き、融通念仏宗の開祖良忍、浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、臨済宗の栄西、曹洞宗の道元、日蓮宗の日蓮など日本を代表する高僧が延暦寺で修業していました。早くも平安期に僧兵という武力を持つ組織となり、時の権力者に圧力を加えることや、敵対を繰り返してきました。織田信長による叡山焼き討ちは有名です。根本中堂、金銅経箱他が国宝に指定され、根本中堂回廊、絹本著色天台大師像他の重要文化財がありますが、その数が多すぎて、ここでは挙げることができません。延暦寺は滋賀県にある寺院ではありますが、京都との結びつきが強いため、京都の寺院と一緒になって世界遺産に登録されています。

旧跡: 世界遺産

所在地:滋賀県大津市坂本本町4220

アクセス:名神自動車道京都東ICから車で横川駐車場まで約30分約23Km

問合せ先:077-578-0001 比叡山延暦寺

営業時間:8:30~16:30 西塔、横川は  8:30~16:00 季節変動あり

定休日:年中無休

駐車場:あり(有料)

旧跡石光山石山寺

旧跡石光山石山寺

出典:Pixabay

大津市石山にある如意輪観音を本尊とする東寺真言宗の寺院で、天平19(747)年に創建されました。

西国三十三所観音霊場第13番札所となっている寺院で、本堂、多宝塔の建造物や漢書 高帝紀下列伝第四残巻 2巻など全部で12の国宝と40を上回る重要文化財が存在します。紫式部が『源氏物語』の着想を得たのが石山寺だったといわれていて、石山寺本堂には「紫式部の間」が造られています。この紫式部は、寛弘元(1004)年に参篭していたとされ、ここ石山寺で八月十五夜の名月の晩に、「須磨」「明石」の巻の発想を得たといわれています。

旧跡: 文学の旧跡

所在地:滋賀県大津市石山寺1-1-1

アクセス:名神自動車道大津ICから車で約20分約8Km

問合せ先:077-537-0013 宗教法人石山寺

営業時間:8:00~16:00

定休日:年中無休

駐車場:あり(有料)

旧跡安土城跡

旧跡安土城跡

天正4(1576)年に、織田信長に命じられた家臣の丹羽長秀が築いた城郭の跡地です。

安土城は近世以降の城郭の見本になったといわれる城で、総石垣で築かれた城郭でした。天守閣がある初めての城でもありました。天守台、曲輪、石垣、堀が遺構として残り、仁王門と三重塔が現存しています。大手道石階段、門跡、石垣の一部が再建造されています。羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)邸跡、前田利家邸跡や徳川家康邸跡など家臣団の屋敷が麓から安土山頂上の天守閣までの途中にみられます。織田信長によって建立された摠見寺が城郭内にあるのも特徴の一つです。城郭内には織田信長の霊廟や一族の墓も残されています。織田信長が本能寺で倒れる直前に構築した城という歴史的に重要な場所です。本能寺の変直前に徳川家康が織田信長から接待を受けたのも安土城でした。

安土城は、本能寺の変の後に炎上してしまいました。

旧跡:国指定特別史跡

所在地:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦

アクセス:名神自動車道竜王ICから車で約30分約15m

問合せ先:0748-46-4234 近江八幡観光物産協会安土駅前観光案内所

営業時間:9:00~16:00 季節により変動があります

定休日:年中無休

駐車場:あり (入山料必要)

旧跡賤ケ岳古戦場

旧跡賤ケ岳古戦場

出典:滋賀県提供

長浜市にある羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と柴田勝家との間に起った織田家の跡目相続に起因する戦いの古戦場です。一般に賤ヶ岳の戦いと呼ばれるこの戦いは、実質的な天下分け目の戦いといえる戦いでした。天下分け目の戦いといえば慶長5(1600)年行われた関ヶ原の戦いをさすことが多いですが、関ヶ原の戦いだけが天下分け目の戦いではありません。古くは壬申の乱なども天下分け目の戦いの一つでした。時代が移り変わる節目には、天下分け目の戦いが行われています。豊臣秀吉の没後に行われた戦いが関ヶ原の戦いであり、織田信長の没後に行われた戦いが賤ヶ岳の戦いでした。その賤ヶ岳の戦いの古戦場には、数多くの遺跡が残されています。

福島正則、加藤清正、脇坂安治、片桐且元、加藤嘉明、平野長泰、糟屋武則の賤ヶ岳の七本槍と呼ばれる若者が、活躍した戦いもこの賤ヶ岳の戦いのことです。

旧跡: 古戦場

所在地:滋賀県長浜市木之本町大音 他

アクセス:北陸自動車道木之本ICから車で 約6分約3Km

問合せ先:0749-82-5909 奥びわ湖観光協会

営業時間:9:00~17:00(11月のみ:9:00~16:00)

定休日:不定休 冬期は連続休業があります

駐車場:あり

旧跡小谷城跡

小谷城は北近江にある浅井氏の居城で、織田信長の妹であるお市の方が浅井長政に嫁いだところでした。お市の方の縁により織田信長と浅井長政との間に同盟が成立していました。織田信長と越前の朝倉義景との戦いに際して、浅井長政が織田信長を裏切り、姉川の戦いを経て小谷城は陥落してしまいます。浅井長政とお市の方との間にできた男の子は死罪になり、女の子であるお茶々、お初、お江に不幸が降りかかるのが、この時の陥落でした。土塁、曲輪、石垣などが遺構として残されています。

旧跡: 国の史跡

所在地:滋賀県長浜市湖北町伊部

アクセス:北陸自動車道長浜ICから車で約15分約8Km

問合せ先:0749-82-5909 奥びわ湖観光協会

営業時間:日の出から日没まで

定休日:年中無休

駐車場:あり

旧跡紫香楽宮跡

旧跡紫香楽宮跡

出典:滋賀県提供

甲賀市信楽にあった聖武天皇が古代に都をおいた場所です。古代の都は飛鳥の地から藤原京、平城京を経て長岡京、平安京に遷都したと認識されている方が多いのではないでしょうか。聖武天皇といえば東大寺の大仏殿を作り皇后の光明子と共に善政をしいた天皇として歴史の教科書に記載されている天皇です。実は聖武天皇は天平12(740)年に起った藤原広嗣の乱の最中に、突然伊勢国、美濃国への行幸を始めています。この行幸の後聖武天皇は、平城京に帰ることなく、恭仁京、難波京、紫香楽京と3か所の都に遷都しました。紫香楽に都があったのは、奈良時代の天平14(742)年から17(745)年のことでした。奈良にある大仏も紫香楽で発案され、総国分寺として甲賀寺(こうかてら)も作られていました。

旧跡: 国の史跡

所在地:滋賀県甲賀市信楽町牧

アクセス:新名神自動車道信楽ICから車で約5分約2Km

問合せ先:0748-86-8026 甲賀市教育委員会事務局 歴史文化財課

営業時間:日の出から日没まで

定休日:年中無休

駐車場:あり

旧跡源義経ゆかりの地

平治の乱で平氏に敗れた源氏に、牛若丸という若者がいました。牛若丸は鎌倉幕府を開いた源頼朝の弟で成人後は源義経となる若者です。蒲生郡竜王町に新羅国王子である天日槍を祀っている鏡神社があります。この神社の近くに源義経が元服した場所だといわれる池があります。牛若丸は京都の鞍馬にいましたが、奥州の平泉に向かう途中に、東山道鏡宿の沢弥傳(さわやでん)という長者の屋敷に泊まります。牛若丸は、平氏の追手から逃れるためにこの地で元服して、源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)と名前を改めました。池の水を用いて前髪を落としたといわれる義経の「元服池」、義経が泊まったといわれる「白木屋跡」、「烏帽子屋五郎太夫屋敷跡」、「烏帽子掛松」などの遺跡があります。

旧跡: 鏡神社本殿 国の重要文化財

所在地:滋賀県蒲生郡竜王町鏡

アクセス:名神自動車道竜王ICから車で約10分6Km

問合せ先:0748-58-3715 竜王町観光協会

営業時間:日の出から日没まで

定休日:年中無休

駐車場:あり