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世界遺産知床と道東の魅力を再発見する2泊3日

2018年04月25日(水)/網走・北見・知床


2泊3日で楽しめる道東地域の魅力

ヒグマ

出典:北海道観光振興機構

広い北海道、どれくらいの距離感で移動して周遊すればいいかみなさん迷われることでしょう。旅の掲示板にはよく「札幌に宿泊しますが富良野を日帰りで楽しめますか?」や「旭山動物園へ行って札幌にも行けますか?」のように、とりあえず北海道の観光スポットをいろいろ行ってみたいけど、そもそも周れるのか?という内容の書き込みをよく目にします。まあ経験上、上に挙げた2つの例であればちょっと忙しくはなりますが答えは「イエス」です。札幌から旭川までは特急を利用すれば1時間半で行けます。札幌から富良野まで車で2時間ほど。鉄道が発達している都市間であれば思っていたより遠くないのがわかるでしょう。しかし、今回ご紹介する道東地域はどうでしょうか。道東地域には他の地域にはない自然の魅力がたくさんありますが、交通は不便で観光スポット間を周るには結構時間もかかります。そこで今回は道東地域を2泊3日の中でいかに楽しめるかいくつかオススメを挙げたいと思います。

たくさんの有名な湖

摩周湖

出典:トラベルジェイピー

2005年に世界遺産に登録されてから知床の知名度は格段に上がりましたが、それ以外の道東地域についてみなさんどれだけ知っているでしょうか。道東地域は日本一の透明度を誇る摩周湖、マリモの生息地でアイヌの文化が根付く阿寒湖、クッシーという幻の生物に遭遇できる(?)屈斜路湖と特徴的な湖が多くある地域でもあります。

温泉マニアも注目

道東の温泉

出典:トラベルジェイピー

そして、硫黄の香りが立ち上る源泉100%かけ流しをうたう川湯温泉、日本でも数少ないモール泉で美肌の湯の十勝川温泉、日本でも珍しい酪農地域にある養老牛(ようろうし)温泉、という風に道東地域は優れた温泉地域でもあるんですね。川湯温泉は入ると1日硫黄の匂いが取れないくらいの強烈な温泉なので注意が必要ですが、ここ最近、全国各地の有名な温泉どころをしのぐ泉質なのでは?と噂されるほど温泉マニアの間では話題になっています。

周遊しやすい夏場がオススメ

釧路湿原

出典:北海道観光振興機構

そんな道東地域、冬場は知床も周遊ルートが封鎖されたり、飛行機も天候次第で飛ばなかったりで、知床プラスアルファの周遊は難しくなるでしょう。しかし雪が降っていない時期、特に夏場であれば交通も特に問題なく、しかも自然の美しさ、花々の美しさがより映え、気候も北海道の中で一二を争うほど涼しくて快適な、文句なしの地域といえるでしょう。

周遊プランは飛行機がカギ

飛行機

出典:エアトリ

前置きが長くなりましたが、知床を起点とした2泊3日プランを考えてみましょう。知床を起点にするのであれば、効率よく動くためのカギは交通機関の選択です。そして一番効率よく動くには飛行機を利用することです。知床と一言で言っても実は知床半島は上半分がウトロという斜里町に属し、下半分は羅臼町に属しています。それぞれに観光協会があり観光のウリも違いますが、大雑把にいうと大きく素敵な観光ホテルもいくつかあり、何をするにも痒いところに手が届くのがウトロ、大型ホテルはなく民宿だけですが現地の人たちが独自の観光プログラムを作っている等の素朴な漁村が羅臼町です。そして知床横断道路という道路で行き来ができ(冬季に閉鎖になるのはこの道路)それぞれ違った魅力が楽しめるというわけです。

使える2つの空港

空港

出典:国土交通省 北海道開発局

飛行機に話を戻すと知床に近い空港は女満別空港と根室中標津空港の2つです。ウトロにより近いのは女満別空港、羅臼により近いのが根室中標津空港です。ただし、根室中標津空港は新千歳空港から午前に1便ある以外は午後便になってしまうため注意が必要です。女満別空港は本数は限られていますが、羽田空港、新千歳空港、中部空港から飛行機が飛んでいますので、関東からでも札幌からでも中部からでもアクセスが可能です。そして新千歳空港と羽田空港からの初便を利用すれば朝の8時台に女満別空港に到着します。飛行機を利用するだけでだいぶ時間の節約ができますよね。念のため、空港から車での所要時間ですが、女満別空港からウトロは約2時間、羅臼は約3時間です。根室中標津空港から羅臼は約1時間半、ウトロは約2時間15分です。

1日目:知床の見どころ

クルーズでヒグマやクジラに会える!?

クルーズ

出典:知床斜里町観光協会

着いたらまずは知床半島を存分に楽しめるクルーズへGOです。クルーズはウトロ側も羅臼側もどちらもそれぞれいくつか運営会社があります。そして大型船から小型船まで選ぶことができ乗船時間もルートによって異なります。小型船は船酔いに注意が必要なので酔い止めは飲んでおいた方がいいでしょう。海から知床の大自然を眺めるのは格別です。何より知床はヒグマの生息地。かなりの確率でヒグマを船の上から見ることができますよ。そしてこれまた結構な確率でクジラの群れも見ることができます。あとは各クルーズ、地域のことを知り尽くした船長の観光案内やトークも楽しみの1つなので、それも含めて知床を海から楽しんでみてはいかがでしょうか。

知床五湖ネイチャーウォーク

知床五湖

出典:知床トレイルツール

クルーズの次は知床五湖のネイチャーウォークに参加してみませんか?知床は世界遺産のため、知床五湖の遊歩道を歩くには事前のレクチャーを受ける義務があります。そしてこれまた知床の自然を知り尽くしたネイチャーガイドが同伴し、単に歩くだけでは得ることのできない自然の楽しみを教えてくれるでしょう。実際に身近で見て触って歩いて、体全体で大自然を感じてみてください。

たくさんの自然

クルーズ、ネイチャーウォークの後はカムイワッカの滝やフレペの滝、オシンコシンの滝、プユニ岬、オロンコ岩など自然の見所をレンタカーで見てまわるのもいいでしょう。これで1日目は終了です。ホテルは初めての方であればウトロの観光ホテルが便利でしょう。道東はホテルがイマイチだと言われていますが、知床第一ホテルや北こぶしなど、知床には快適に過ごせる大型のリゾートホテルもありますので安心できるのではないでしょうか。もう少しこじんまりとした雰囲気がいいのであれば羅臼側の民宿を利用するのも、また違った良さが見出せるはずです。

オシンコシンの滝

出典:トラベルジェイピー

2日目:知床の次は弟子屈へ

900草原

出典:たびらい

2日目は知床から弟子屈(てしかが)に向かってみましょう。車で1時間15分程度で着きます。弟子屈は摩周湖、屈斜路湖、川湯温泉と見どころ満載の地域です。透明度日本一の摩周湖を見て、屈斜路湖では湖岸の砂を掘ったら温かい温泉が出てきます。天然の足湯で楽しむのもいいでしょう。

硫黄山の温泉たまご

たまご

出典:フォト蔵

また余裕があったら硫黄山に行ってみるのはいかがでしょうか。硫黄山は数キロ前から硫黄の匂いでその存在がわかるほど。自然が作り出す壮大さや神秘を感じることができるでしょう。硫黄山では名物の温泉熱と蒸気で作った天然の温泉たまごを楽しむこともできるので、ぜひトライしてみてください。

川湯温泉の日帰り温泉

川湯温泉

出典:感動!ふるさと北海道

そして疲れた体を癒すのは源泉100%かけ流しの川湯温泉です。川湯には日帰り温泉がたくさんありますので、温泉マニアも認める泉質をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

宿泊は阿寒まで足を伸ばして

鶴雅

出典:www.tsuruga.com

二日目の宿は川湯温泉で、と言いたいところですが、もう少し頑張って阿寒まで足を伸ばせば、道東の宿泊施設のクオリティが散々だと言われているこの地域において、群を抜いて評判のいい鶴雅グループの宿があります。鶴雅グループの宿は「あかん悠久の里鶴雅」とその姉妹館「あかん湖鶴雅ウィングス」の2つです。弟子屈から阿寒までは約1時間20分なので16時頃向かえば夕食にも十分に間に合うのではないでしょうか。なお、阿寒は市町村合併のため今は阿寒町ではなく釧路市になっています。

3日目:阿寒湖を楽しもう

マリモ

出典:トラベルジェイピー

3日目は阿寒を楽しみましょう。阿寒湖では遊覧船に乗り大自然を堪能、島に降り立ち特別天然記念物のマリモを見学することもできます。阿寒湖畔のエコツアー、ガイド付きツアーもありただただまわるだけではなく、知りながら、楽しみながら阿寒湖を楽しむこともできるでしょう。アウトドアやネイチャーツアーなどもあり、オプションは満載です。

アイヌシアター「イコロ」

イコロ

出典:観光ジャパン

そしてアイヌシアター「イコロ」では午前中から午後は古式舞踊、夜は火や水を使った火まつりの上映があります。アイヌの文化に触れることも北海道ならではの体験だと思います。ぜひこの機会にアイヌの歴史や文化に触れてみるのもいいでしょう。

そろそろ帰路へ

そうこうしているうちに帰りの飛行機の時間が迫っています。帰りは釧路空港を利用することで効率的に動くことができます。阿寒湖畔の観光地から釧路空港までは車で約1時間、釧路空港は羽田空港行きと新千歳行き、そして札幌はもう1つ丘珠空港行きも出ています。車だと高速を利用して札幌まで約4時間ほどかかるところ、飛行機だと約45分で着きますので、かなり時間を節約できるのではないでしょうか。

道

出典:北海道観光振興機構

知床を起点とした2泊3日の道東旅行はいかがでしたでしょうか?道東地域にはこれ以外にも魅力的な地域がたくさんあります。しかしながら道東地域が初めてであれば、まずは世界遺産知床を起点とした旅行で道東の魅力を感じてみるのがいいでしょう。最も魅力的な夏にぜひ道東地域を旅してみてください。