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日本一の秘境駅と呼ばれる小幌駅のご紹介

2016年05月29日(日)/函館


秘境と呼ばれると、人があまり来ない場所。なんだか、自然が雄大な場所というイメージがありますね。

ここ「小幌(こぼろ)駅」もその一つ。周囲に大衆向けの観光名所などはなく、周囲に人気(ひとけ)がないのです。ただ、駅単体を身に来る方も訪れる方がいるほど、秘境駅として知られています。

なぜでしょうか。

理由としては、この駅は鉄道でしか行けない駅」であることが挙げられます。つまり、道路がないので、ドライブで行くことができないのです。(※小幌駅への直通ルートはありませんが、近くには国道37号(胆振国道)は通っています。)

さて、この気になる小幌(こぼろ)駅の場所は浦湾沿いにある、長万部から室蘭市経由で岩見沢を結ぶ室蘭本線の途中にあります。

こう言われても、あまりイメージが湧かないですよね。

地図で見てみましょう。

小幌駅の場所

イメージとしては苫小牧と函館の中間くらいですね。

では、次に実際に現地で撮った写真をもとに、小幌駅はどのような場所なのか説明したいと思います。

小幌駅のご紹介

小幌駅

小幌と書いて、こぼろと呼びます。小幌駅はしずかりとれぶん駅の間にあります。秘境駅という呼び名からもわかる通り、一日で発着する電車の数も限られています。時刻表を見てみましょう。

小幌駅時刻表

驚くことなかれ、小幌駅発の電車は1日において長万部方面(上り)5本、東室蘭方面(下り)に限ってはわずか3本

そもそも室蘭本線自体は、途中で分かれる千歳線を経由することで、函館方面と札幌方面を結ぶ特急列車や貨物列車が数多く走る路線ですが、小幌駅は利用客が極めて少ないため、普通列車のみ運行しているとのことでした。

なので、東室蘭方面にお出かけしたいという方がいた場合、午前の9時24分の列車を逃すと、15時まで来ないことになります。頻繁に電車の発着が繰り返される東京の方からしてみたら驚愕するかもしれませんね。

こぼろ3

駅のホームから見渡せるトンネルは幌内トンネル、新辺加牛トンネルと呼ばれ、昔に作られた様子。

岩屋洞窟への散策

では次に、小幌駅を離れて、海岸にある岩屋洞窟(小幌洞窟)に向かうための散策に移りましょう。

小幌駅近くに、岩屋洞窟行きの散策ルートがあります。起伏が激しいのは難点ですが、雄大な自然が広がってます。

小幌洞穴 岩屋観音への案内板

草の間をすり抜けていくと、岩屋洞窟(岩屋観音)への案内板があります。この岩屋洞窟ですが、ここには円空という江戸時代の僧侶が彫ったと伝えられる仏像(岩屋観音)が安置されています。もともとは大昔の遺跡でもあり、2000年前の貝塚も見つかっているとのこと。

洞窟については、洞爺湖有珠山ジオパークのホームページに詳しい内容が載っているので是非興味がある方は見てみてください。

話を戻します。ここの看板を見てから、5~6分上ると、あとは一気に下っていきます。

片手は山、もう一方は崖となっており、一歩間違うと崖下へ真っ逆さま、という状況です。ただ、時折現れる急な坂に関してはロープが設置されているのでご安心を。

小幌8

小幌洞穴5

ようやく、海が見えてきました。

小幌9

海岸につきました。海にでると、こんな光景が広がってます。とってもきれいですね!

小幌海 小幌7

そして、海岸に出ると、岩屋観音が安置されている洞窟を発見します。これが先ほどご紹介した岩屋洞窟です。

小幌洞窟。

出典:toyokeizai.net

この岩屋洞窟内には岩屋観音があります。別名首なし観音ともいわれます。

どうやら、熊に襲われた修行僧がこの洞窟に隠れ、熊が仏像の首を食いちぎっていったという言い伝えから来ているのだそうです。

 

無人駅であり、周辺に住居がない。自然がそのまま広がっている。そんな小幌駅。

ちなみに、この小幌駅は2016年に廃止するという意見もありましたが、「日本一の秘境駅」ということもあり観光振興に活用しようと町が経費や管理を担うことで存続が決まりました。

なので、皆様もこの小幌駅に一度行かれてみてはいかがでしょうか。

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