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北海道各地域の方言の特性

2016年04月02日(土)/北海道全エリア


北海道

出典:http://www.jalan.net/

北海道弁は沿岸部と内陸部で違いがあり、入植者によって方言が変わってきました。そのため、北海道の半分以上は東北の方言で、内陸部は北陸の方言も交じっているといわれています。

例えば、筆者の父方の先祖は石川県から、母方は山形と秋田から渡島半島に移住してきたそうです。

そのためか、同級生と話してても、「○○ちゃん、それどうゆう意味?」と聞かれた事があります。やはり、祖父母の出身によって方言も変わり、同じ北海道内でも各家庭でしゃべる方言も違うようです。

また、北海道と一概に言っても、九州の2倍の大きさであることから各地域によって方言が変わってくるのは至極当然なことだといえます。

今回はそんな北海道弁の特性を地域別に簡単にご紹介いたします。

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◆内陸方言(札幌・旭川・帯広など)

ある雑誌の特集で標準語に近い都市ランキングの第6位に北海道がランクインし、千葉県が7位という結果でした。北海道と一緒くたにしましたが、その中でも旭川が昔から標準語に近い地域となっています。筆者の知人の旭川出身者もとりわけ綺麗な話し方をします。

さて、イントネーションですが、沖縄や大阪や広島と比べると内陸地方の言語は東京と遜色ありません。そして、このイントネーションに加えて、北海道は時給が低い、つまり固定給が少なくすむという理由から東京の会社のテレアポ業者が蔓延しているというわけです。

ただ北海道ならではの多少の方言は存在します。例えば、「なまら」~大泉洋さんもテレビでよく使っていますが「とても」と言う意味で札幌の人はよく使っています。また「したっけ」(さようならの意味)も若い子が多々使います。「したっけね~」と。(筆者は函館出身なので違和感ありありで、函館は「せばね~」又は「したらばね~」でした。)

他に代表的な方言を挙げるならば、

・「ゴミをなげる」~これが北海道弁だったのは衝撃的でしたがゴミを捨てるの意味ですね。仙台でもなげるのようですのでそこからきているのかもしれません。

・「お米をうるかす」~お米を浸す

・「雪をほろう」~雪をはらい落す

などが、訛りの少ない内陸地方でも使われる方言になります。

ここで代表的な方言をご紹介したので、先日twitterで行った調査結果について共有します。これは「くすぐったい」という言葉を示すのに主に2種類の方言で話されているのでどちらが多いのかをお聞きしたという次第です。

もちょこい

この結果から73%がこちょばい、23%がもちょこいと回答したということになります。 こちょばい、もちょこいと回答していただいたユーザーの方からはそれぞれこんな意見が。

さらには「こちょばい」「こちょばしい」「こちょばゆい」なんて言い方をすると回答してくれた方もいました。このように、地域や世代などにより話されている方言が異なるようです。それらは上記したように、歴史的背景に依拠しています。言葉一つとっても多様性に満ちており、北海道の文化は非常に興味深いですね。

北海道の方言についてさらに詳しく見てみたい方はこちら!
北海道の方言まとめ

それでは次は海岸部の方言の特徴についてみていきましょう!

◆海岸部の方言(函館・室蘭・釧路など)

新幹線

出典:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/skt/

海岸部の方言とは港町の地方の方言の事を言い、内陸よりもイントネーションが違います。ただ、海沿い部を除いた室蘭や釧路などでは訛りは少なく、体感として札幌や旭川と変わらないと思います。そのため、ここでいう海岸部の方言は主に函館、及び室蘭や釧路の海沿いと定義します。

海岸地域の方言の特徴としては、語尾に「~っしょ」「~かい」「~だべ(だべさ、だべや)」「~さ」を付ける回数が内陸地方より数段に多いことです。浜言葉だなと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、道南地方の訛りは際立っています。例えるなら、札幌と函館では、東京言葉と青森言葉ほどの違いがあります。一例をあげてみましょう。

  • 「(札幌)そんなこと言わないでよ→(函館)すったらごどゆうなよ、又はそげなごどゆでなよ」
  • 「あなた、喋っていないで仕事してよ→おんめぇくっちゃべっでねぇでしごどせぇよ」
  • 「味噌汁こぼした→みそつゆまがしだ」
  • 「そうだよね→んだ・んだっけさ・んだんだ」
  • 「そういえば→せばさ・せばね・せば」
  • 「早く行ってよ→やっとさ、やーっどいげや、又ははえぐいげや」

どうでしたか。共感する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このように道南地方は港町にプラスして青森からの移住者が多く、津軽弁の混ざった方言が函館弁となっています。また、言葉全てに濁音が付いているようなしゃべりで、函館の浜出身じゃない方もしっかりと訛っています。多くの方は濁音だと言葉が荒いと感じるようで「よく恐い」とか「毒舌」などと言われたりもします。しかし、それは方言から来るものなので、そのイメージは払拭していただきたいです。

このように、同じ北海道内でも道南だけは別格の訛りであります。裏を返せば、すぐにどこの出身か勘付かれます。

また、函館出身者がこの訛りを一度忘れたとしてもすぐにもどる傾向があるようです。というのも道南地方の特に浜よりの出身の方は、訛りのない都会に上京し7~8年かけて言葉を直しても故郷に帰ってきて3日もあれば完璧に浜言葉に戻るのです。関西弁でも同じような傾向があるようなので、強い(忘れにくい)方言というのは同じ傾向なのかもしれませんね。

筆者は函館出身で浜出身ではないのですがめちゃくちゃ訛っております。ですので、上京した当時はとても大変でしたし辛い思いも少なからずありました。しかし、故郷に戻り訛りを存分に喋れる時の解放感はたまりませんね。

是非、新幹線が開通して盛り上がっている函館に遊びに行って訛りも体感しに行っていただきたいと思います。(ライターK.I)

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