北海道LOVERS

北海道の方言まとめ

2015年02月06日(金)/北海道全エリア


冬の指南書
北海道にお住まいの皆様、そして北海道にお越しになりたいと考えてらっしゃる方々のために今回は北海道弁特集です。北海道の方言って・・・と日常的に普通に使っている道民の皆様は何が方言で何が標準なのかはっきりしていない方もいらっしゃると思います。一方で北海道を旅行したいけど北海道弁ってどんなのかな?と興味をもってくださっている方もいらっしゃると思います。

なので今回はわかりやすく北海道弁をレクシャーします!覚えてもらいたいのは特に最初のよく使われるランキングの6位までです。

北海道弁とは?

北海道弁を話す女性

北海道弁、つまり北海道の方言はほとんど東京の標準語に近いです。
イントネーションやアクセントは標準語とほぼ一緒。違うのは独特の言葉の使い回し、用語があるのみ!

札幌圏や道内大都市の旭川、小樽、函館などでは北海道弁は確かにあまり使われないですが道内の田舎にいくと使われることが多々あります。
特にご年配の方々は遠慮なく方言で会話してきますので覚えておいてよいにこしたことはないでしょう。

北海道の方言の始まりは?

北海道の方言のルーツは道南から始まっています。道南の前はどこから来たのかと言うと、津軽地方です。これは北海道開拓の歴史に津軽の人々が携わったということが関係しています。かつて北海道の中心は道南、函館や松前、江差の道南エリアでした。

津軽とのかかわりが深かったこともあって、現在でも渡島半島の日本海海岸沿いの漁師たちを中心に、津軽弁に非常に似た聞き取りにくい方言(浜言葉)を話しています。かつて江戸時代松前藩があったころに漁業経営をさせたのが、東北地方の津軽弁を話す漁民だったということが一番の理由です。

もうひとつの北海道の歴史は小樽から始まっていますが、そこから道央、道東、道北までは津軽弁というのではなく、標準語に近い方言となっています。とはいっても、「あずましくない」などの北海道の言葉は実際津軽地方でも方言として使われていることから、北海道全域が津軽弁の恩恵を受けているといえます。道北・道東などは北海道の歴史の中でもまだ浅いほうで、それに引き換え道南の松前や江差を中心にして歴史が深いです。

北海道弁の代表格

第1位【(ごみを)投げる】

ごみ

(ごみを)捨てるの意。用例「今週のごみ投げ当番だれだ」

回答者の56・2%の支持を集めた。なるほど道産子が無意識に使ってしまう言葉の代表格だ。

「茨城の工場で地元の人に『このごみ投げてきて』と言ったら、『どうやって投げるのですか』と投げ方を聞かれた」(五十一歳男性)「大阪で二階に住んでいて『ごみ投げるわ』と言ったら、やめなさいと止められた」(四十四歳女性)などの体験談も寄せられた。ごみをその辺にポイポイ投げられたら確かに困る。

日本方言大辞典(小学館)によると「投げる」を捨てるの意味で使う地域は、道内のほか東北全域に及ぶ。関西では「放る」を意味する「ほかす」を使うところも多い。

icon-rank-tk02_m02 【(手袋を)はく】 靴下、靴と同じ

手袋

(手袋を)はめるの意。用例「手袋はけばあったかい」

「手袋は『はめる』ものでなく、『はく』ものだと思います」(三十七歳女性)との力強い意見の通り、道産子にとっては手袋は靴下、靴と同じくはくもの。全体の47・8%がよく使うと回答した。

「手袋を『はく』を今、北海道弁だと知りました。びっくり」(三十四歳女性)など方言と気付かずに使っていたという人も複数いた。

これが標準語と思っている人が多いようである。東北地方でも使われることが多く、ようは雪国共通の用語でもある。これは廃れることはないと思われる。発音アクセントは標準語の「はく」と同じ。

また、「タイヤをはく」とも使う。意味は「タイヤ装着」。タイヤ交換の話題が始まる10月、または4月になると、「タイヤもうはきかえた?」との会話がちらほらと聞こえてくる。北海道じゃ、靴も靴下もズボンも、手袋もタイヤもみんな同じコト。標準語の意味よりも広い意味合いを持つ。

第3位 【こわい】

疲労
何も幽霊が出たわけではない。「こわい」は主に肉体的疲労に使われる。意味は「疲れた」「だるい」「苦しい」。かぜ引いたとき熱を出せばふらふらするが、そこでも「なんかこわい」と使う。その他にも、ずっと立っていて疲れたというときに使う。用例「こわくてこわくてやってられんわ」

疲れたの意味で「こわい」を使う地域は意外と広範囲にわたる。日本方言大辞典によると、道内のほか東北全域、北関東一帯、奈良、広島、山口、愛媛、鹿児島の一部などでも使われるという。

「医者に行った時、こわくてこわくて目まいがすると話したら、医者の私がなぜ恐ろしいか、危険と感じてなぜここに来たか、嫌なら来るなと言われた」(三十六歳女性)など誤解を招いたケースもあった。

一方、「東京でタクシーに乗って『ああ、こわい』と言ったら、運転手さんが『北海道弁懐かしいなあ』と料金を負けてくれた」(五十九歳女性)というエピソードも。

これは北海道に限って使われるものではないらしい。「あーこわい」と言っている人がいたら、「この人なんか怖い夢でも見たのかな」と思うのではなく、「だいじょうぶかい?」と優しく声をかけてあげよう。

第4位 【きかない】

子供

「きかん坊」は標準語。気が強い、わんぱくな、健康なの意。用例「あそこの子ならほんとにきかないもね」

「言うことを聞かない」「気が利かない」から転じた。東北の広い範囲では同様の意味で「きかず」ともいう。青森県では「きかせない」という言い方もある。

「きかない」子どものことを「きかん坊」というが、これはほぼ標準語で広辞苑などにも掲載されている。「健康な」という意味で使うケースは限られ「インフルエンザが流行っているけど、うちの子きかないから大丈夫だ」のように用いる。

■第5位 【うるかす】 料理本にも堂々登場

水に浸す、わざと放っておき先送りにするの意。用例「米ば研いでうるかしといて」「例のプロジェクト、しばらくうるかしてから取り掛かろう」

ごはんを炊く時、米を「うるかす」のは道産子には当たり前。道内出版物などの料理レシピにも時々顔を出す。「標準語だと思っていたが、道外の人に『何それ』と言われビックリです」(二十四歳女性)というほど定着した北海道弁だ。

日本方言大辞典によると「水に浸す」の意味でうるかすを使う地方は多い。東北のほか北関東、熊本県の一部でも使う。ただ「わざと放って置く」の方は、道内と津軽地方のみ。何か先送り体質みたいなものがあるのだろうか。

また、関連用語として「うるける」という言葉もある。これは「うるかす」の行為の結果として生じたこと、つまり「ふやけている」状態などで使われる。お風呂に入ると指先がしわしわになって、うるけているよね。

第6位 【しばれる】 厳しい冷え込み表現

冬

気温(大気)が激しく冷え込んでること。零度くらいでは使わない。つまり氷点下(マイナスの気温)で、厳しい冷え込みが起きているときに使う。冬場にはよく聞く。「今朝はしばれ(る)んねー」とは「今朝は冷え込んでますね」ということ。冷え込む、こごえるの意。用例「今夜はほんとしばれるねえ」「今朝はしばれたべさ」

北海道弁の中でも有名な部類に入る言葉の一つだろう。語源には諸説あり「寒くて身が縛られるようである」「『凍(し)む』の受け身『凍まる』が転じた」「凍み晴れるが原形」など。

「本当に『しばれる』なんて言うんだ…といわれたことがあります」(三十九歳女性)という回答も。「しばれる」としか表現しようのない冷え込みの日って確かにある。

「しばれる」は、気温に関連して寒いことだが、水が冷たいことは「しゃっこい」となる。ちなみに「シバリング」という医学用語がある。寒くて体を震わせること。「しばれる」との関連は不明である。

最近急上昇 【おだつ】

北海道弁でいう「調子にのる」「カッコをつける」「ムダに目立つ」みたいな意味で使われる言葉です。大阪弁で言う「いちびる」に近いかもしれません。用例おいしいものを食べたら「おだつ」、おしゃれなものを見たときに「おだつ」

今この言葉が、北海道弁なんで北海道ではもちろんですが、全国的に使われ始めているのでこの急上昇ワードにいれました。。

上記の意味で使うことはもちろんなのですが、東京でよく使われている「ヤバイ」と意味でも使われ始めています。