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北海道には流氷が!砕氷船、流氷ウォークとは

2015年02月02日(月)/網走・北見・知床


北海道には流氷が!砕氷船、流氷ウォークとは

オホーツク海といえば流氷、北海道の冬といえば雪祭りに並んで有名な流氷。日本では唯一ですねもちろん。そして北半球で流氷が見れる海としては最南端。流氷の国際的拠点でもあります。ところで流氷流氷っていうけど、どんなものなのでしょうか?

そもそも流氷って何?

1月後半からは、北海道・オホーツク沿岸に流氷がやってくるシーズンです。そもそも流氷とは何なのでしょうか??流氷とは、水面を漂流する氷のこと。海水が凍った「海氷」と、流れてきた流氷が混合した流氷が北海道にやってきます。

どこから流氷がわいてくるのかというと、北海道から1000kmも離れたアムール川河口付近といわれています。つまりアムール川から流れ込んで塩分が低くなった海水が凍り、凍る過程で塩分が排出されてできたのがこの流氷というわけです。

■流氷が形成されるまで

  1. 円板状の氷(英語でパンケーキアイス)
  2. 水面をおおう薄い氷:マイナス1.8度になると水面近くで小さな氷の結晶(氷晶)ができ、さらに寒さが続くと氷晶が増えてくっつき合う結果作られる
  3. 蓮葉氷(はすはごおり)の完成:薄い氷は割れやすいため、割れた氷同士がぶつかり合い、ふちの盛り上がった丸い氷が完成
  4. 一面の流氷野:さらに寒さが続くと氷は厚く成長し、やがて海が完全に氷でおおわれる
  5. そして最終的には3月の中旬にオホーツク海の氷は40センチから1メートルともっとも厚くなほどになり海全体の約80%が流氷でおおわれるのであります。

■流氷の下の神秘

北海道には流氷が!砕氷船、流氷ウォークとは如何に??

流氷は何も悪い側面でもありません。確かに海を閉ざしてしまう流氷のため、漁業も出来ないのは漁師にとってデメリットとなるはず。しかし流氷のおかげで良質な海産物がとれるようになるとも言われています。

なぜなのでしょうか?

その原理はこうです。厚さ40~60cmもの流氷ですが、実はその氷の下ではアイスアルジーと呼ばれる植物性プランクトンがたくさん生育。アイス・アルジーは植物なので、流氷を通して届く弱い光を集めて光合成を行い、海水やブラインのなかの栄養分で生活できる、というわけです。

そして流氷の下にすむエビや小魚、アミなどの動物プランクトン、海底にすむウニやカニ、ホヤなどは、このアイス・アルジーをエサにして生活しているのでプランクトンが春になるとこれが一気に増えて良質のえさとなります。

そのため漁ができない期間は待ち遠しいですが漁の解禁日である「海明け」宣言の日からは豊富な水産資源を確保できるわけですね。

■流氷の楽しみ方その1 砕氷船に乗る

流氷観測でよく出てくるのは北が北見、紋別、網走、知床といったところ。紋別市や網走市では砕氷船による流氷観光があるため冬でも観光客が多くやってきます。紋別市ではガリンコ号Ⅱ、網走市ではおーろら・おーろら2がそれぞれ運行しています。今回は紋別市のガリンコ号を特集します!

紋別のガリンコ号概要

紋別ガリンコ号

紋別市のガリンコ号は有名で、流氷砕氷観光船として北海道遺産にも登録されています。赤いボディーで厚い流氷をドリルで砕きながら、まさに体当たりの航行をします。体に伝わってくる震動がたまりません。

沖合いに流氷が流されている場合はそこにつくまで暇で(寒い)ですが、冬季3000(1時間で、流氷が沖にあると5km10km沖合いまでは行ってくれる)でこの体験、満足して帰っていく旅行者が多いです。しかし日によっては流氷が見れないこともあり、日程次第という一面もあります。

ガリンコ号 ホームページ
ガリンコ号運航期間 2015年1月20日~3月31日
ガリンコ号料金 大人3000円、子供1500円

紋別のガリンコ号体験談

紋別ガリンコ号

 

○年々流氷の量が少なくなっているそうで、流氷を見たい方は早めに冬の北海道に行ったほうが良いかもしれません。ただ、ガリンコ号に乗れば必ず流氷を見れるわけでもなく、その日の天候にも左右されるそうです。私が乗船した日は運よく流氷を見れたのでラッキーでした。

○出発してから流氷のある場所まではしばらく時間がかかりますが、キャビンには入らず、最初から外に出て場所の確保をしておいた方が良いでしょう。外は寒いですから防寒対策は十分にして下さい。

○風も出ますので、客室にいるか、外に出るか、本当に悩みます。夕方の便でしたが、がんばって外に出ました.流氷はそれほど分厚くありませんでしたが、船上から夕焼けは何とかみることができました。

○限られた海域とはいえ紋別港出て、流氷タワー近辺の氷の海を正にガリガリと!残念ながら、客室外で見られるスペースは限られていますが、客室窓からの流氷の海もなかなかのものです

 

■流氷の楽しみ方その1 流氷ウォークに参加

流氷ウォークとは?

流氷ウォーク
流氷ウォークは知床の冬ならではの、体験型アクティビティーのことで、専用のドライスーツを着用して、流氷が押し寄せるオホーツク海で流氷の上を歩いたり、転がたり、流氷と一緒に海に浮かんだりすることもできます。

寒くないの?と思いかもしれませんがドライスーツを着ているから安心!ドライスーツは防水で保温性があるので、濡れる心配も寒さで震える心配もありません。 浮力があるので泳げない人でも大丈夫。安心して流氷と遊ぶことができます。

白く覆われた静寂な海で、動物たちと同じ目線で見つめる流氷。ぜひ体験しておきたいアクティビティの一つです。運が良ければ流氷の周りにクリオネにも出会えますよ!

 

○参加料金

1名様でお申込の場合:10,000円/2名様以上でお申込の場合お一人様料金:8,000円 他言語対応料金(2名様以上):10,000円

○開催期間 2015年1月20日~2015年4月5日 ○集合場所 市内海岸線(約10か所から当日の海洋状況に応じて開催に適した場所を選んでご案内)

○時間

AM 6:30~AM 7:30 1st/AM 9:00~AM10:00 2nd/AM11:00~PM12:00 3rd/PM14:00~PM15:00 4th

流氷特集はいかがでしょうか?余談ですがこの流氷を通じて様々な動物にも会うことができます。例えば流氷では様々アザラシが流氷の上にのっかっていることが報告されています。というのもオホーツク海のアザラシの中には天敵の少ない流氷の上で子育てをするからです。さらには運が良ければオオワシやオジロワシ、ツチクジラ、ゴマフアザラシなど希少な動物や鳥と遭遇することもできますので是非この機会に足を運んでみてはいかがですか?